ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン2)

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第22話 夢のあと Twice Upon a Time

脚本/Rene Echevarria
監督/Ronald L. Schwary
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アリソンは祖母の元にいた。祖母はアリソンを見て大きくなっ
たという。アリソンは祖母の家を見て昔と何も変わってない
事を口にすると、あるべきものは全てあるという。アリソンは
祖母に現在は家族と一緒の人生を贈っているという。
ジョン・ダナムは元気か?とし、二人とももっと早く帰ってくれ
ば良いのにと呟く。
アリソンはダナムの名を聞いてずぶ濡れになって帰ってきた日
の事を思い出していた。あの日キッチンの窓から煙りが出てい
るのを見て急いで戻ってくると、祖母はパイを焼いたまま寝て
おり、アリソンがそれを取り出したことでアリソンの腕には
やけどの跡が残っていた。

アリソンは夢から目覚めるが、凄いリアルな夢だったことに驚
く。あれがおばあちゃんの家に行った最後の夏だったと。
あの日の事を思い出し、ジョーに語って聞かせる。火傷して
病院にいくまで30分かかったこと。しかしアリソンは
火傷の跡
がいつの間にか消えている
ことに気がつく。

アリソンは検事の元にいく。
陪審員選びの件で、アリソンは検事に協力し、有罪に持ち込め
そうな人物を選んでいた。検事はアリソンに協力してもらう事
に対して、なんだかズルしているみたいで気が引けるという。
そんな中、アリエルから電話が鳴り、今朝学校まで送ってもら
う際に大切な歴史のレポートを車の中に忘れてきたので、学校
まで届けて欲しいという。検事はアリソンに行っていいことを
告げる。

検事は裁判の最終弁論を行う。
今回の事件は、ショーン・レッドバーンという男性が、エルサ
ルバドルから出てきた女性に仕事を与えるとし約束したが、
性的暴行を加えたあげくに、被害者を支配し、そして殺害した
という事件だった。殺害したのはキッチンナイフであり、凶器
も発見されているのだが、肝心の被害者の遺体が見つかって
いなかったのである。それでも状況証拠だけで十分に犯罪は立証
出来ると踏んでいた。
しかし被告側のワット弁護士は、あくまで状況証拠だけであり、
警察・検察は、失踪した人物を死んだと決めつけており、捜索
することを怠っていると避難する。自分は驚くべき事実を見つけ
たとし、ワットはそこに被害者だと思われていたイメルダ・
ビスカイナ
を法廷の前に連れてくるのだった。

被害者は生きていた。
検事はアリソンを呼び出すと、その事実を告げ、アリソンの
助言でこの事件は送検に踏み切ったのだとし、完全に判断を
誤ったという。ワットは記者会見の場で、検事が雇っている
霊能力者の事を話していたとし、棄却申し立てをされるばかり
か、これまで自分が担当してきた二年分の有罪判決にも全て
再調査され、無罪になるだろうという。自分は辞任を求められ
るだろうとし、検事はアリソンとの関係も今日で終わりだと
告げ、首を宣告するのだった。

アリソンは涙しながら帰宅すると、自宅にもマスコミからの
問い合わせの電話で鳴りっぱなしの状態だった。アリソンは
夢には必ず理由があると信じていたのに、酒を飲んで夢を
見なくすれば良かったとし後悔するのだった。

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アリソンは夢の通りに、容疑者を殺人罪で訴えるよう検事に
提言するが、敵対する弁護士のワットは、殺されたと思って
いた被害者を法廷に連れてきたことから、アリソンの地位は
失墜してしまう。

シーズン2の最終話ということで、ちょっぴりヒヤリとさせられ
る内容だった。
またしても登場するワット弁護士。

驚いたのはアリソンが別の人生を歩んでいたらどうなったのか
というシミュレーション的展開が用意されており、ジョーと
結婚するシナリオではなく、かつての恋人のダナムと結婚
していたらどうなっていたのかが面白く描かれた。

もしもの世界は言い出したらきりがないし、人生の選択一つで
どうなるのかを体現するのも悪くはない。
アリソンの場合、念願の弁護士になっていたらどうなっていた
のか。そしてジョーと出会う前に出会っていたダナムと結婚して
いたらどうなっていたのかが興味の示すところ。

意外と夢の時間が長かったので驚くけど、その中で今回の事件
の逆側の立場を経験することで、逆に敵のウィークポイントを
見つけていく辺りの不思議な展開と、ダナムと結婚しても
やっぱりジョーとは出会う運命にあったのだろうなというもの
が有って安心させられる物が有ったね。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (ティナ・ディジョセフ) 副市長
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘
ソンドラ (Kendahl King) 検事局スタッフ

ジョニー・ダナム (David James Elliott) アリソンの高校時代の恋人
グランマ・ベノワ (Ellen Geer) アリソンの祖母
ラリー・ワット (Conor O'Farrell) ライバル弁護士
ショーン・レッドバーン (Peter Wingfield) 被告
イメルダ・ビスカイナ (Darlena Tejeiro) 被害者
--- (David Jahn) Associate
--- (Moira Price) Judge
ベティーナ (Christina Souza)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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