ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン3) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/762

第3話 パラドックス Be Kind, Rewind

脚本／Ken Schefler
監督／Aaron Lipstadt
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人生はマーク方式のテストのようなもの。大抵選択は難しく
はないが、問題は選んだ結果によって予期せぬ現実に突き当た
る事だという。人生をリセットするチャンスが生まれれば
これほど素晴らしい事は無い。
銀行にいく男性は、どちらの列に並ぶのかで悩み、選んだ結果
銀行強盗は彼を人質に取り撃ち殺すという夢を見るアリソン。

ジョーはアリソンが夢を見た事に気がつき、どんな夢を見た
のか尋ねるが、特に大した物ではないという。
ジョーは折角起きたのだからとして、アリソンと情事にふけよ
うとするが、アリソンは断り明日にしようという。ジョーは
折角の金曜日だし、セックスはエンドルフィンが分泌され
幸せな気分になれるのだとするが、アリソンは相手にしなかった。

朝ご飯の際、アリエルは学校に行きたくないと告げる。
家に居ないとエイミー・アムソンに殴られるというのである。
ダーシが書いたリストには、ダサイ者とイケテる者のリストが
有り、エイミーはダサイものの中に入れられ、イケテるもの
のリストに入っていたアリエルを殴ると言っていたというので
ある。アリソンはそんないじめに負けず堂々とした態度で
乗り切るべきだという。アリソンは今日はとても大事な罪状認否
があるので、家に入られないのだとすると、それを聞いていた
ブリジットは、罪状認否とは何のことなのか?と尋ねるのだった。

アリソンは検事に会うと、事件調書を見てクリーガーの犯行現場
には必ず共犯者が居た事を指摘する。
しかし検事は今回は恐らく裁判にはならない事を告げ、相手の
弁護士は4回も罪状認否を延期している事を告げる。
裁判所へ向かう中で、アリエルの通うセントラル中学の保健室
の教諭から電話が鳴り、アリエルが気分が悪いと言っている
事を聞く。仕方なくアリソンはアリエルを迎えに行こうとする
が、携帯電話をかけながら運転していると、突然赤信号を無視
して進入してきた車によってアリソンはぶつけられてしまう。
アリソンは入院を余儀なくされる。アリエルは自分の責任だと
して涙するが、駆けつけたジョーはそれは違うと否定する。
アリソンとぶつかった車のトランクからは判事の遺体が偶然
発見され、青いバッグの中からは多数の銃器と侵入する予定の
店の見取り図が入っていたという。アリソンは無意識にそれを
食い止めたのだとして、ジョーは誇らしげに感じると告げる。
時間とセラピーで必ず元気になるというジョー。
気がつくとアリソンは両足切断され、足がない状態だった。
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人生何度でもやり直しがきくとしたならば果たして上手く行く
のか。アリソンは大事な罪状認否が行われる金曜日を4度経験
することになる。前に経験したことを踏まえて、行動を起こし
ていくが、どうしても裏目に出てしまう。果たして正解のルート
は存在するのか。

完全にビル・マーレー主演の名作映画「恋はデジャ・ブ」の
設定を踏襲するような内容だったけど、あの映画のように
ループされる日々から抜け出せないもどかしさを感じるという
よりも、人生が前進していくであろう気配を感じものなので
上手い感じで前回見た夢を踏襲して生きている感じがする。

一度目の経験ではアリソンが両足を切断。
二度目の経験では、交差点で容疑者を食い止めようとするが、
それが判事だと分かり止められずに、最終的には店で強盗犯で
は無い人物を射殺してしまうという流れ。
三度目の経験ではそれを踏まえて店で待ち伏せするも、スキャ
ンロンが店で射殺されるといった状況だった。
四度目は犯人がマイケル・ウィリアムズだと知り、その事を
検事にづけると、罪状認否をしようとしている人物の名字の
旧姓がウィリアムズだと分かり、共犯者の存在を疑っていく。

アリエルの学校の流れも、保健室の彼女が臆して帰ろうとした
り、アリソンによって感化されて相手の目を殴り飛ばしてしまう
ものが有ったりとして、何が一番良い形なのか。
アリソンが三度目にアリエルを感化させるために、悪態をつく
辺りの朝食でのやりとりは凄いものが有ったね。
結果的には休ませるのが一番という所にたどり着いたようだ。

ブリジットが何故か罪状認否について知りたがったり、
オールライトクリーニングサービスから電話が必ず鳴ったり、
ジョーがお勉強と称して、セックスに対するエンドルフィンの
存在を得々と語ってみたりと、その辺の流れを面白く利用
したものだった。

最後に刑事達が予期して犯人の前に現れるというところは、
豪快で面白いものが有ったね。