ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン3)

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第22話 クライマックス Everything Comes to a Head

脚本/Ken Schefler
監督/Ronald L. Schwary
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アリソンが友人だとして接していたデブラは、実は新聞記者で
有り、検事局の強引な捜査方針に異議を唱えていた
P.D.マコール
こと、
パラディン・デブラ・リビングストンだと知る。
彼女の記事が掲載され、アリソンの霊能力を使った検事局の捜査
を非難する記事を掲載したことで、世間では大騒ぎになる。
アリソンとジョーは朝、アリエルとブリジットを起こすと、
アリソンの夢の件が新聞で取り上げられた事を話す。そして
今後世間からウソ付き呼ばわりされたり、頭がおかしいといわ
れるかもしれない事を告げ、嫌なことを言われても気にしないで
欲しいと告げる。

アリソンは検事局に行くとレポーター陣に囲まれてしまう。
スピリチュアルアドバイザーとして検事局にいることについて
質問されるが・・・

そんな中、4人目の被害者が出る。
被害者はパメラ・フランクリン(27歳)、理学療法士だという。
アリソンの夢に信憑性が無くなった為に、スキャンロンから
デブラの警備を取りやめた事を聞かされる。

一方、トム・バンダイクというデヴァロス検事のロースク
ール時代からの旧友で現在
フラッグスタッフで検事補をしてい
る彼が、検事局の難曲を乗り切るためのサポート役として
派遣されてくる。

4人目の被害者・パメラについて話し合うと、彼女は地元の
人物なのに、何故ホテルに泊まっているのか疑問であり、しか
も今回の犯人は
彼女の首を切り落とされずそのまま殺害されて
いただけ
だという。ちょうど殺害された時刻である午後7時17分
に火災警報が鳴ったので、恐らく驚いて現場から立ち去ったの
だろうとの見解だった。

ジョーの元にクーパーから電話が鳴る。会社との雇用契約につ
いて話し合いたいとすると、明日10時にコーヒー店で逢うこと
になる。ジョーはキャンティが会社を訴えないとする書類に
サインしなければ会社に復帰させないようなニュアンスにも
取れる要求をしてきたので、訴えることも辞さないと考えていた
のである。

アリソンは検事の元に行くと、仕事が終わったので帰る事を
伝える。検事は最悪の一日を何とか乗り切ったと告げる。
誰にでも間違いはあるとして検事は自ら慰めていた。
検事はアリソンの家庭のことも気遣い、何か不都合は有ったか?
と尋ねると、世間はパメラ殺害の件を注目しているので、
特に問題は無かったという。

アリソンはその日も夢を見る。
二番目に殺害されたシェリルの元に、赤毛のハウスキーパーの
パメラが押し入り、殺害する姿だった。パメラの部屋の冷蔵庫
の中にはナタリーの首が入っていたのである。

翌日、検事はトムがウォルターたちと協議しているのを見る。
5千万ドルの賠償を要求するというウォルターに対して、法廷の
場ではなく、事前協議の場で賠償決着をつけようとしていた
のである。検事はこの一件の全件は全てトムに任せる事を告げる。
検事は自分のオフィスの鍵が開かなくなっている事に気がつく。

アリソンの元にデブラがやってくる。
デブラによると、今フェニックス市ではあらゆる仕事から検事
を閉め出しているという。デブラに対して憤りを感じるアリソン。
しかもデブラはアリソンに取材させて欲しいという。そんなの
あり得ないとして取材に応じる気はないと一蹴する。
アリソンが出社すると、トムが検事局の検事室に居座っている
のを目にする。

一方ジョーはコンロイに逢い契約書について相談しようとするが、
コンロイは裁判では勝てないので、素直にサインした方が良い
という。新聞記事を指してこの女性は貴方の奥さんでしょう?
と問い、死者と話せる事を貴方は信じているのでしょうと問う。
裁判で勝つには陪審員を納得させなければならず、そんなジョー
の事は信用させられるか疑問である事を告げられる。素直に
サインすべきだと言われる。

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アリソンは夢の中で5人の人物が殺害される事を夢に見る。
なんとか次なる被害を食い止めようにも、検事もスキャンロン
もアリソンの霊能力の事実が公になった事で、行動を共に
して捜査することが難しくなってしまう。
しかも検事の変わりにトムが居座るようになり、ジョーも会社
から良いようにあしらわれてしまう。

状況が変われば人はこうも変わってしまうのかという事を体現
するような話だった。

アリソンが見る夢が次々と変わることもあり、誰が誰なのか
よく分からなくなりつつ有るけれど、その辺がある意味では
狙いではあるのかも知れない。しかし三話またぎの長丁場だっ
たので、ネタ的に忘れてしまう部分が出てきそうだね。

1人目・ナタリー (ウォルターが殺害)
2人目・シェリル (パメラが殺害)
3人目・ラモーナ・ヘンズリー (パメラが殺害)
4人目・パメラ・フランクリン (ウォルターが殺害)
5人目・デブラ (ウォルターが殺害)

こんなにも金のために殺されてしまった。

ディノヴィが語っていたけど、女性が犯行を犯すには少々無理が
ある事件で、犯行を犯すとしてらその理由は男性の為だという
辺り、妙に納得するものがあった。

アリソンが完全にオオカミ少女のような扱いになって、誰も
相手にしてくれない状況が切なく写るし、デブラに対して
これだけ酷い事をされても助けようとしている彼女の姿の中に
人間性を見せられた感じだね。

スキャンロンとアリソンの間に微妙な溝が生まれてしまった感じ
もするし、かといって上述するアリソンの性格を見ると、すぐ
にまたパートナーに戻れそうな感じもする。

そしてジョーの会社もあまりに非情な感じで何とも言えない
ものが有ったな。

今回の一件でとりあえず事件の真相究明自体は出来たわけだけ
ど、それまでの間に起きた騒動の波及的問題はそう簡単に収束
しないような感じがするけど、シーズン4ではそういう所は
一切リセットされた状態から始まるのだろうか?

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (Tina DiJoseph) 副市長
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘

P.D.マッコール (Neve Campbell) デブラ、新聞記者
ウォルター・パクストン (Jason Priestley) 犯人
クーパー・コンロイ (Arye Gross) 弁護士
パメラ・フランクリン (Amy Price-Francis) ウォルターの愛人
トム・ヴァン・ダイク (John Prosky) 副検事
マーカス・キャンティ (Gerry Becker) ジョーの上司
--- (Kamala Lopez) ウォルターの弁護士
シェリル・アンポッツ (Rayne Guest) 24歳、被害者
エリザベス (Colette Kilroy) キャンティの秘書
--- (Damian Delgado) Housekeeping Man
--- (Joe Leroy Reynolds) Cassette Recorder Man
--- (Nick Toren) Television Camera Man
--- (Gina St. John) Reporter
--- (Ted Garcia) Reporter
--- (Bill Seward) Reporter
--- (Michael Patrick Breen) 刑事

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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