ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン4) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/762

第4話 静寂の真実 Do You Hear What I Hear

脚本／Travis Donnelly、Corey Reed
監督／David Arquette
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ゴジラ映画を見ていた少女・ニコールは突然覆面の男達に囲ま
れて誘拐される。
アリソンはそんな夢から目覚めると、自分の耳から何も音が
聞こえない事が分かる。ジョーに事情を話して病院に電話して
もらう。ブリジットは心配して起きてくるが、寝かしつける。
9時に専門医に診てもらえるという予約を取る。アリソンは
ジョーに子供達には心配をかけたくないので内緒にして欲しい
と告げる。

翌朝診察を受けるが、医師からは症状は思ったよりも深刻だ
と言われる。突発性難聴で患者の三割は寝て起きた時に起こる
ものだとし、大抵は暫くすると治るという。
そんな中、アリソンの携帯にシンシアから電話が鳴るとジョー
が変わりに出る。現在アリシアは病院に居るのでまた後ほど
かけ直すと語る。医者は治すことだけを考えようと告げる。

深夜アリソンは突然大声で叫ぶ。
突然何も聞こえなくなった状況に混乱したアリソンは息の仕方
も忘れそうである事を告げ、叫べば何か聞こえるかと思ったと
いう。ブリジットは怖いので叫ばないでと語る。

アリソンはフロに入りリラックスしているとジョーがパソコン
を持って現れる。パソコンに入力する文字を使ってコミュニケ
ーションを取る。シンシアから連絡が有ればインフルエンザだ
と伝えて欲しいとジョーに語る。

アリソンはその晩も少女が誘拐される夢を見る。
ベッドの隣にジョーが居ない事に気がつき起きてみると、
ジョーはシンシアと電話していた。事情を聞くと12歳の少女
ニコール・スウェンソンが誘拐されたという。ニコールは
耳の聞こえない少女だと聞かされ、アリソンの難聴の件と何か
関係が有るのではないかと考える。
話を聞くとニコールの両親、ローラとダリンは再婚で、ニコール
はローラの連れ子。最初の夫は亡くなっており、有名店の創業者
で資産家だったという。スウェンソン家の弁護士・サイラス
とシンシアは旧友であり、犯人との交渉役として選ばれたのだと
いう。警察には知らせないで欲しいと両親から言われているとの
事だった。アリソンは夢で容疑者達が帽子を被っていたことを
告げると、シンシアは犯人が顔を隠しているということは、
身代金目当てで、金を渡せば子供は解放するつもりであろう
事を示唆しているのだという。手話で話している事から、周到に
用意された犯行であり、完全に身代金目当ての犯行だという。
アリソンに対して他に分かる事が有れば伝えて欲しいと語る。

夫のダリンは誘拐保険に入っていたために手続きの確認のために
保険会社に連絡。シンシアは保険金は犯人に支払った後でない
と大抵は下りない事を説明する。シンシアはこの件はあくまで
金目的の誘拐なのでビジネスと思って対応して欲しいと語る。
相手は最初の電話の中で500万ドルを要求してきていた。
弁護士のサイラスは金をかき集めても300万ドル程度しか集まら
ない事を告げる。時間が有れば500万ドルかき集めることも出来
るかもしれない事を告げるが、シンシアはそれならば300万ドル
で交渉しようと告げる。ローラはニコールに何かされないか
心配するが、犯人が子供に何か酷い事をする理由が無いと語り
金さえ渡せば子供を傷つける事はないと告げ安心させる。

マリーはアリソンが料理している中近づくと絵本を読んで欲しい
と語る。アリソンは気がつかず、それに気がついたアリエルが
絵本を読んであげるという。

アリソンはその日も夢を見る。
犯人から身代金要求のためにビデオを撮影するもので、ニコール
は当日のオブザーバー誌を持たされる。アリソンはテーブルに
マノダイナーと書かれたコップがあるのを目にする。
すぐにシンシアに電話すると、既にVTRが犯人に届いた事を聞か
されるが、ダイナーのコップは映っていないという。マノダイ
ナーとは、ホワイトタンク山脈に有る店だとジョーはインター
ネットで調べたことを語る。
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アリソンは突然目が覚めると耳が聞こえなくなっている事を知
る。病院で見てもらう中で、シンシアから現在起きている
少女誘拐事件の被害者が耳の聞こえない少女だと聞いて、
連動しているものだと感じていく。

以前のエピソードでも似たようなエピソードが有った。
その時のアリソンは耳鳴りのような形で、ヒップホップの音が
頭の中でガンガン鳴り響くというものだった。
今回は完全なる静寂ということで、本人にしてみればたまらなく
恐い物が有るだろうね。

ネタ的には、すぐに父親が怪しいなと思うところが有った。
それを示唆する証拠が丁寧すぎる程に描かれていて、夫人が
再婚であることや、死別した夫が金持ちであったこと。
保険屋に電話したり、シンシア自身も指摘していたように、
血の繋がりはないとはいえ娘が誘拐しているのに堂々とし過ぎ
ている点など違和感が有る。問題は弁護士とも結託している
のかなと思って観察していたが、弁護士はこの一件に関与
していないようだ。

シンシアの犯罪を見抜く腕、容疑者の心理的なプロファイリング
が今回面白く披露されたと思うし、アリソンとの連携や繋げ方
も面白く機能している。

もっと小さな組織化と思っていたけど、非営利団体ではなく
歴とした職業として行っている事が分かり、民間の探偵以上
の行動力と警察官的能力を備えた組織なんだなと思わされた。

ブリジット、アリエル、マリーの三人の娘が今回は多くの
場面で登場したのが嬉しい。家族の困難に対してやはりファミ
リー感を出す為には子供の存在は欠かせないと思う。

ブリジットが必死に手話を使っていたけど、アリソンは手話
出来ないのに、なんで覚えようと思ったのだろうか。
ブリジットが少し成長してぽっちゃりした感じに見える。
元々愛らしい感じのぽっちゃり具合だったけどね。
スキャンロンは美味しい場面で出て来たけど、ちょっと写真
から犯人を特定するのが早すぎる気がする。

それにしても医者の男性を演じていたのはFrancois Chau。
「LOST」でのインパクトの有る役柄故に信用出来るヤツなのか
ちょっと不安だったぞ。