ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン4)

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第9話 母の涙 Part1 Wicked Game, Part 1

脚本/Diane Ademu-John
監督/Peter Werner
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雨が降る中、コーヒー店で働く娘のスージーは車がエンコして
しまい、母親・シンシアに助けを求める。母名義のロードサー
ビスに連絡するので番号を教えてくれという。
しかしそんな中、隣の修理工で働いている男が車のエンジンを
かけるのを聞いて助けを求める。貴方のこと初めて見るという
スージー。エンジンをかけてもらい何とか帰れるかと思えば、
男は運転席にいるスージーを殴り飛ばして気絶させる。
その夢を見たシンシアは突然夢から目覚める。そしてその光景
をアリソンの夢の中で見たのである。
ジョーに相談すると、
魔女に恐い物など無いと思っていた
皮肉られる。

ジョーは子供達に急いで朝食を取るよう告げる中、ジョーが
注文した雑誌が届いていた。
水着美女が表紙の雑誌故に
アリエルが露骨に嫌がると、アリソンの下着のカタログでは
ないのか?という。しかしパパ宛に届いたものだと言われると
「月刊スポーツ」雑誌だろうという。

アリソンはスージーの事を調べると、
1998年に失踪している
ことが分かる。記事によると車には携帯とカードの入った財布
がノコされており、車内には被害者の血痕が検出された事から
誘拐事件だろうとされていた。シンシアは何故これまでこの
仕事をしているのにその事を私に話さなかったのか。ジョーは
話したくないからだろうという。
10年前の事だが、犯人の顔を見ていないので、とりあえず
話さずにいるのが良いのではないかと言われる。

シンシアに逢うと次の仕事の話をされる。
メラニー・ルイーズ・リンダー(18歳)が同居している両親と
72時間連絡が取れない状況だという。彼女は前にも家出した
過去が有り、16歳の時に
パハカリフォルニアへ行っていたの
だという。しかもキャッシュカードを使って私の給料の三ヶ月分
の靴を購入している事を告げ、親から逃げるための狂言を
言っている可能性も有るのだという。金持ちの我が儘な娘
の捜索。友達からは色々と聞いて回ったテープがあるので、
アリソンにこれを聞いて何か分かれば連絡が欲しいと告げる。
さぞ母親にとっては辛い事でしょうねとシンシアを見て語る。

一方ブリジットは学校の科学の課題で
太陽電池で電気をつける
という課題
が出ていた。しかし上手く付かない事に苛立ち
科学なんて嫌いだという。なんで電球なんてつけなければなら
ないのか?というブリジットに対して、ジョーはそれならば
音楽を流してみないか?と告げる。

その晩もアリソンは夢を見る。
スージーは轡を加えさせられてクローゼットの中に閉じ込めら
れていた。金髪の女性・ジョアンナは、あまり騒ぐなと告げ、
あの男性が怒るのだという。静かにするのを条件に彼女の
轡を取ってあげると、現状を語る。ここは人里離れた場所で
前に居た子も必死に叫んでいたが誰にも声が届くことはなかっ
たとのこと。いつも二人でここに居せられて、アイツは一人
抱いて、一人にその行為を見せるのだという。互いに自己紹介
をする中で、男がやってくると、突然スージーに対して銃口を
向ける。アリソンが見た夢だった。

ジョーは職安にいき、話をする。
ジョーは失業手当が停止される危機にあった。君は高学歴だが
それだけでは無理だという。ここで君の専門を活かせる会社
は市内に二社だけであり、どちらの社にもポストはないこと。
本当に就職する気はあるのか?と問われる。

ジョーは帰宅するとブリジットの課題も上手く行かせられず、
アリソンに対して辛い状況を打ち明ける。
一方アリソンもまた行方不明探しの件で依頼が来たが、シンシア
の娘の件が気になり集中できないと。
そんな夜、ジョーは雑誌の表紙になっていた水着美女が家の
庭にいて、撮影のために肌を焼きたいのでジョーの開発した
月夜でも焼ける日焼けマシーンを借りに来たのだという。
ジョーはその中で、エネルギー効率を格段に上げる鏡をつけた
システムの存在が有る事に気がつく。

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アリソンが見た夢はなんと一緒に仕事をしているシンシアの娘・
スージーが誘拐・拉致・監禁されている夢だった。
シンシアから一切その事を聞かされて居らず、アリソンは
彼女に夢のことを話すべきかどうかで悩む。

身内ではないけど、近しい人たちの物語という事で、シーズン4
としては、デバロスの流れ、アリソン家の家計の事情と共に
三大エピソードの一つでは無かろうか。

アメリカのドラマではよく有る感じの地下監禁される女性の
事件だけど、昔CSI:科学捜査班でネバダ州は砂漠の地
であるのであんまり地下室を作る家はないとの事だけど、
アリゾナ州でもあんまり多くはなさそうだね。

二つの事件がリンクしていて、ついにシンシアの事件が解決
するのかと思わせるものが有ったけど、流石に10年の月日という
事を考えると、殺されている可能性の方が高いのだろうという
所に繋がっている。

アリソンの夢にしてみれば結構大盤振る舞いで事件の詳細を
見せていたなという感じだったけど、流石に犯人の顔に関しては
終盤までは見せず、画面の中の何処にヒントが隠されている
のかを手探りで探ることになる。

一方ジョーも今回チーム・デュボアとしてついに夢を見る事に
なった。それが予知夢となるのかどうかは分からないけど、
冒頭で見た紙芝居のようなクレヨン画を見ると、デュボア家
が引っ越しをするのを示唆する流れなのかと思って見ていた。
ジョーが働けそうな会社がそもそも無いという事を聞いて、
それが確信に変わり始めた途端に、ブリジットとの絡みによって
突然違ったエピソードの流れに接続された感じだった。

前後半のエピソードの今回は前半なので色々と想像して楽しめる
部分が多かったかな。

シンシアのエピソードは、せめて娘が生きてさえいてくれれ
ば・・・って感じ。望み薄だけど、記憶障害か何かで未だに
存命している事に期待しよう。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (Tina DiJoseph) 副市長
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘
リリー・デヴァロス (Roxanne Hart) マニュエルの妻
トム・ヴァン・ダイク (John Prosky) 副検事
シンシア・キーナー (Anjelica Huston) "アメリティプス"
ハンナ (Holliston Coleman) アリエルの親友

ジョアンナ・ウィーラー (Lily Rabe) 誘拐された娘・実は・・
スージー・キーナー (Sarah Drew) シンシアの娘、10年前誘拐
ピーター・コノリー (Steven Flynn) 誘拐犯
マリオン・ウィーラー (Lee Garlington) ジョアンナの母、編み物店
--- (Geoffrey Owens) Unemployment worker
Mrs.フォガーティ (Anne Gee Byrd)
--- (Summer Altice) Magazine Girl
メラニー・ルイーズ・リンダー (Susan Goodwillie) 誘拐される

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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