ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン4)

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/762





第11話 レディ・キラー Lady Killer

脚本/Davah Avena
監督/Peter Werner
--------------------------------------------------------
今の40歳は昔の30歳代と同じようなもの。私がその証拠だとい
うブロンドの女性。同年代の男は私に付いてこられないとし
そんな私たちはどうやって遊び友達を作るのか?と。
遺族の会に出席するブロンドの女性は、卒業後に恋人のエイミー
と結婚する予定だったというショーンに目をつける。式場も
予約して結婚を待つだけだったというショーンは恋人を事故
で亡くしていた。相手は飲酒運転だったという事を遺族の会の
前で話すとみんな同情してくれる。彼女が死んで5ヶ月経つのに
未だに食事も睡眠もままならないと訴える。現在人と会うこと
も避けていて、このグループ以外の人との接触はないという。
ブロンド女性は、そんなショーンの心の隙間に入り込み、車の
中で男女の関係に陥る。ショーンはこの快感を忘れていたとし
て元気になるが、一度目の行為が終わった後、二度目に行こう
とする際に、ブロンドの女性はバッグに忍ばせていたナイフ
で一突きして殺害するのだった。
女性は自らピューマだとして
子猫との違いを説く。

アリソンが見た夢だった。奇妙な夢で理解出来ないことを夫
に語る。若い男を誘い行為に及んだ後に殺害していること。
まるで男がやる事ねとアリソンは呟く。

朝食の際、アリソンはニュースで夢に見たような事件が起きて
いる事を知り、すぐにスキャンロンに電話する。
スキャンロンは被害者・ショーンを調べると確かにアリソンが
語るように婚約者を半年前に亡くしていた。昨夜、遺族の会に
出席した40歳代前半の美しい女性だった事を語る。しかし
いざ話を聞くと
そういう女性が参加したという報告はなかった。
スキャンロンはアリソンにこの手の犯行は残忍すぎるので、
女性には無理だと語る。

アリソンはデバロス弁護士の元にいく。
するとそこで選挙参謀のベンを紹介される。デバロスは
"正義を
貫く男"
として、検事選に再び出馬する事を考えていた。

そんな中、ベンから選挙戦に於けるテレビのインタビュー映像
を見せられる。そこにはレポーターたちが、現職のヴァン・ダ
イク
にマイクを向けたもの。デバロス旋風に対してどう考えて
いるか?という問いかけに、トムは市民は彼の復帰など望んで
いないとし、彼が過去に何をしたのか市民は忘れていないのだ
と告げる。
法廷にまじないや占いの類を持ち込む人間を市民が
選ぶとは思えない
とアリソンの存在を非難していた。
それを見せられた後、デバロスから、明日大事な
資金集めの
パーティー
が有る事を聞かされ、アリソンにも出席して欲しい
のだと語る。トムの最大の攻撃材料はアリソンであり、
人々はアリソンが何者なのかを知りたがっているのだという。
アリソンがこの問題で隠れることはないと訴える。

アリソンは帰宅するとジョーにその件を相談する。
すると能力が公になるのはやはり良くないとし、子供の病気
を口実に休めば良いという。
子供の利点は欠席の口実に使える
事だ
という。アリソンは不謹慎なことをいうジョーに腹を立て
るのだった。

アリソンは再び夢を見る。
ブロンドの女性は閉店間際のバーにいて、バーテンダーを誘惑
する。待っている恋人がこないこと。彼氏に何でも与えて甘や
かせすぎたとバーテンダーに相談すると、バーテンダーはブロ
ンドの女性を誘惑し、店で関係に及ぶことになる。
しかしブロンドの女性は一度関係が終わると、ネイルガンを
取り出し、バーテンダーのライアン・ハースを殺害してしまう
のだった。

そんな中、アリソンはマリーの奇声で目覚める。
マリーは耳をいじりすぎて中耳炎になっていたのである。
その帰りにアリソンは夢の中で見たバーと同じ店のマーク
が有るのを知る。
"sensei"と書かれたバーで、スキャンロン
に対して24番通りにある店の中で昨晩夢の中で人が殺害された
と報告する。
スキャンロンは捜索の為に店に入ると、なんと奥からネイル
ガンによって殺されるライアン・ハースの遺体が発見される。
しかしこれもやはり女性的な犯行とはほど遠いモノでは無いか?
と推察する。

--------------------------------------------------------

アリソンは夢の中でブロンドの女性が次々と若い男性を殺害
されていくのを目にする。一方デバロスが出馬するという事を
受けて、アリソンは資金集めのパーティーに招待される。
しかしそこでアリソンは最大の支援者であるリチャードの幻視
を見る事になる。その幻視の中で、彼はライバルである
ヴァン・ダイクから何か指示を受けている事を知る。

アリソン役のPatricia Arquetteは、1968年4月8日生まれ。
今回のブロンド女性・ミシェル役を演じたRosanna Arquetteは
1959年8月10日生まれ。
姉妹共演が見られたという意味でも興味深いものが有った。

このドラマが放送しているくらいからだろうか。
やたらと日本でもクーガー(ピューマ)という単語がマスコミの
間で使われ始めたけど、年下の男性を喰らう裕福な女性を
題材にした物語。日本語訳ではクーガーではなくピューマ
と訳されていたけどね。

ドラマとしては単純に夢で出て来た人物が即犯人というもの
ではなく、男性と女性が置き換えられるというパターンだった。
色んな所で犯人は男性説を示唆していたので想像出来ない訳
でもない流れだったけど、世の中そんなにゲイは多いのかって
くらいなものが有ったし、ゲイ同士がナンパで容易に見つかる
のかということを考える不自然な感じにも思える。
最後のスキャンロンが誘惑される辺りは笑える所が有った。
若い男性がターゲットにされるみたいなやりとりが有り、アリ
ソンから皮肉混じりに、スキャンロンはターゲット外みたいな
口ぶりで言われていたので、まさかという感じだったね。

これでまたこの女性の出版本は相当良い宣伝に繋がってしまう
というのも有るのだろうな。
この女性は色んなペンネームを使い分けて執筆していたって
ことで、男女が入れ替わるような夢を見たのだろうか。

不謹慎にもジョーが子供を仮病に使うと発信したことから、
マリーが中耳炎になってしまうシーンも有った。
あんまり耳をいじると脳がぐちゃぐちゃになるよ、みたいな
ブリジットのアドバイスが曲がりなりにも事実になってしま
った。ベッドでの夫婦のやりとりの中で、僕のジョーク
面白かっただろ?みたいなジョーに対し、私もう寝てます!みたい
なアリソンの返しも良かったな。

デバロス検事の流れも上手いこと、ヴァン・ダイクの画策を
打ち砕く結果となったけど、裏で手を引いていた人物がヴァ
ン・ダイクだったという事を公表するだけの題材が無い感じ。
まだまだチームデバロスの検事への道は遠いか?

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (Tina DiJoseph) 副市長
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘
リリー・デヴァロス (Roxanne Hart) マニュエルの妻
トム・ヴァン・ダイク (John Prosky) 副検事
ハンナ (Holliston Coleman) アリエルの親友

リチャード・マドセン (Jude Ciccolella) 建設会社社長
コンスタンス・マドセン (Sara Botsford) リチャードの妻
エリオット・デイビス (Mark Harelik) 出版会社・社長
ショーン・コーヴィ (Brian Hallisay) 遺族の会
ライアン・ハース (Matt Cohen) 26歳、バーテンダー
--- (Edward Finlay) Actor
--- (Peter Porte) Fourth Man
ミシェル・トッド (Rosanna Arquette) ツーソン在住、作家
ベン・サルツバーグ (Todd Weeks) デバロスの選挙参謀
ミルズ (Neil Schwary) 捜査官
--- (Gina St. John) Newscaster

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system