ミストレス
Mistresses (イギリス・BBC)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/mistress_s2/
http://www.bbc.co.uk/mistresses/archive.shtml





Aug. 12, 2010
第2話 EPISODE 2

脚本/Muirinn Lane Kelly 監督/Tim Fywell
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トルーディは店の権利を投資家のクリスに売るべきかの決断に
迫られていた。夫のリチャードは売れば家族と居る時間が増や
せるし、サルサ教室にも行けると戯ける。
売却のデメリットは
ない
という。もう忙しく働くのは辞めようと言うが、トルーディ
は例え家のローンの支払いが終わっても、子供達の進学なり
今後の生活でお金がかかる事を訴える。年金も殆ど貰えないの
だからこのまま働くべきではないかと告げる。リチャードは
そんな妻に、自分の方が稼げると思っているんだろうと告げ
僕は子供達の為に言っているのだという。

マークはなんとか金になりそうなモノを現金化すると、花束
を買ってジェシカの元にいく。今日は二人で
不妊治療・胎外受精
の治療の為に行く予定
だったのである。しかし出かけようとする
執行官二名がやってきて、債権者から未払いの借金の為に
家財の差し押さえの要求が出ている
事を告げる。ジェシカは
何のことだから解らず、マークは間違いだと訴えるが・・・

ビビアンはケイティがパソコンの前で
出会い系サイトに登録
する写真を見ている事を知ってアドバイスする。自分もデイル
とはネットで出会った中だという。ケイティは母の言葉には
勝てず、それならば母が写真を決めて登録してと告げる。
ビビアンが実家を売ろうとしている事を知って、ケイティは
実家を訪れ、必要なモノを取りに行こうとしていた。
ビビアンは同行せず、好きなモノを持ち帰りなさいと告げる。

シボーンの家に、ドミニク
アリスが転がり込んでいた。
二人が結婚式を挙げるまでの間、この家に滞在することになって
いた。全てはシボーンとドミニクの子・エルザの為を思っての
こと。アリスはシボーンに
ウェディングドレスを着てみせる。
アリスのドレス姿を見に来たドミニク。シボーンは今夜出かける
のに子守が来られなくなったことを告げるとドミニクが家に
居るので面倒を見ているという。アリスは出かける約束じゃない
とドミニクに告げると、シボーンは良かったら友達に紹介する
ので一緒に来ないか?とアリスを誘う。

ケイティは生まれ育った実家に戻る。
懐かしの我が家。そんな中、リチャードも偶然そこにやってくる。
家の権利書を探しに来たのだとし、都合が悪ければまた後日来る
という。ケイティは特に問題が無いとして家の中に入れる。

ジェシカたちは管財人に全ての家財道具を差し押さえされる。
マークは現金を支払うことを告げるが、債権者に直接交渉して
くれと言われどうすることも出来なかった。

ケイティは室内を見て回り思い出に浸る中で、リチャードに
出会い系サイトの登録の事を話す。負け犬のやる事でしょうと
自虐的に語るが、リチャードはケイティならばよりどりみどりだ
として気を使う。しかし出会い系はとても危険なので注意すべ
き事を訴えられる。
そんな中、手紙が束になって置かれているのを目にしたケイティ。
これは見るべきなのか悩むが、ケイティは一通だけでも読んで
しまおうと考える。すると
女性・ジェーンから父に送られた
手紙である事
を知る。

トルーディとクリスはオフィスで逢うと、彼女は未だに会社を
売る事に迷っている事を告げる。条件面で色々と話合いをしても
言い頃だという。トルーディは
仕事と家庭の両立が難しいこと
を呟くと、クリスもまた同様で、多忙で、不眠で現在三人の子
を抱えるシングルファーザーである事を告げる。

ケイティは手紙を食い入るように見ると、手紙は1980年に送られ
てきたもので、
ケイティが11歳の時のモノだった。その頃から
父には愛人が居たとして、尊敬していた父の裏の一面を知って
ショックを受ける。リチャードは欠点や秘密はダレにでも有る事
を告げた上でもう昔のことだと語る。父が生きていたらどうして
いたか?と尋ねると、ケイティは迷わず殺すという。ダレとどうし
てそうなったのかを尋ねたいと告げると、それは心の中で尋ねて
もう忘れる事が一番なのだと言われる。

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■ケイティの場合

母親ビビアンが滞在する中、使用していない実家を売りに出す
事を言われる。思い出がたっぷり詰まった家の売却にケイティも
ちょっぴりセンチメンタル。歯の矯正をしていた頃の写真など
も見つかる中で、尊敬していた父が愛人を作っていたこと、
そしてそれを母親も知っていた事を知る。子供のために離婚
しなかったこと。特にケイティが父親の事を崇拝していたので、
それを壊したくなかったとする母親の優しさに触れる話だった。
子供のために離婚を留めているという主張はリチャードにも
通じる所があるね。
色々と複雑な心情が入り交じる中で、最後は結婚式の二次会
の場で酒を飲んで一休憩しているところでリチャードとキス。
またまた泥沼化のケイティ。

■トルーディの場合

ゼロから手がけてきた店を手放すことにためらいがある彼女。
家庭に戻れという夫だけど、既に家庭とは距離があり、娘の
事も夫の事も分からなくなっている自分の姿が有る。
生活がある訳だし、リチャードが無職である以上は彼女が
働かねばならないわけだけど、リチャードによるとトルーディ
が娘の傍に居ないために、留まっているという。
リチャードは犠牲になっている事を言っているがそれは違うと
いう感じもするし、トルーディにのしかかる家長としてのプレッ
シャーなり、仕事への生き甲斐なんかも複雑に絡み合ってきて
いるのがなんとも言えない。
ただ夫の事を無視しすぎで、仕事人間の旦那に手を焼くこれまで
の社会的風潮と男女が逆の立場で描かれている所が面白いかな。

■ジェシカの場合

突然子供が欲しくなってしまった彼女。
夫のマークとしては妻を喜ばせたい気持ちと、借金との狭間に
立ち辛い状況。特にマークの場合、金持ち時代を味わっている
ことやプライドの高さから、なかなか今の状況を受け入れるの
が難しい状況。
何度も嘘をついているマークを見ていると、離婚した方が良い
んじゃないかとも思うけど、マークがジェシカを求めている
気持ちなり、彼女しか居ないとする気持ちも伝わってくる所は
有る。金の切れ目が縁の切れ目にはなって欲しくないけどね。
ただマークには相当意識の改革は必要なのかなという感じだね。
シボーンに大金を借りていた気がするけど、どうなったのかが
また気になるね。

■シボーンの場合

二度も彼の事を裏切っているので、ドミニクに対してはなかなか
引け目を感じて何も言えない状況の彼女。
しかしドミニクも幸せを見せつけるようにして、指輪に買いに行く
のを付き合わせたり、ドミニクの妻のドレス併せの場に居合わせ
たり、なんとも酷なことを押しつけている感じがするね。
幸せになる方法が解らなくなってしまったというシボーン。
若いときには仕事も異性関係も順調すぎる所が有り、言い寄って
くる男性も多かったんだけどね。
唯一の救いは娘が居ることかな。

ケイティ・ロデン (Sarah Parish) 医者、ジョンと不倫
トルーディ・マロイ (Sharon Small) 二人の子持ち、911で夫・死
ジェシカ・フレイザー (Shelley Conn) プランナー
シボーン・ディロン (Orla Brady) 弁護士、不妊に悩む

ビビアン・ロデン (Joanna Lumley) ケイティの母、恋人デール
リチャード・ダンロップ (Patrick Baladi) エイミーの父
ドミニク・モントゴメリー (Adam Rayner) 弁護士、シボーンと不倫
マーク・ハーディ (Oliver Milburn) ジェシカと結婚
クリス・ウェブ (Vincent Regan) 投資家・買収人
アリス (Alice Patten) ドミニクの婚約者
エイミー・ダンロップ (Lizzie Watkins) リチャードの娘
キャシー・マロイ (Ella Peel) トルーディの娘
ジーナ・マロイ (Flossie Ure) トルーディの娘
エルザ・ディロン (Charlie Jenkins) シボーンの娘、3歳
ステフ (Ella Smith) トルーディの店のスタッフ

マイク (Tim Wallers)
--- (Mark Flitton) Bailiff
パトリック (Paul Currier) 投資会社、マークの知人
--- (Nicole Arumugam) Fertility Clinic Doctor
--- (Sule Rimi) Jeweller

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