西海岸捜査ファイル 〜グレイスランド〜 Graceland 10 Jan. 2014 第3話 もう一人の同居人 Guadalajara Dog 監督／Russell Lee Fine 脚本／Jeff Eastin -------------------------------------------------------- FBIアテガミーを首席で卒業したマイクはワシントンでの勤務を 望んでいたが、FBIの上官があるキャンベルからは、西海岸に 有るグレイランドでの勤務を要求。そして同じ潜入捜査官を している伝説の捜査官、ポール・ブリッグスを監視するよう 命じられる。 ポールはマイクの指導係になる。 先日の捜査でマイクの命を助けたポールにマイクは少なからず 恩義を感じていた。ポールからはここで任務をする限り、 FBI捜査官である事がバレないように人物像を決めて、別人に 成りすまして生活するのだという。俺はバイク好きでタエボー の講師のポールと名乗っていること。 そんな中ポールとマイクはジョニーと合流するとヘクタータコス に行こうと誘われる。 スルニタス、アルパストール、カルネアサグタコスetc・・・ ここの屋台のタコスは最高だとして色々と教わる。 そんな中スケボーの少年がタコス屋から物を万引きしたのを 見てマイクは彼を逮捕しようと追いかける。 すぐにジョニーとポールはそれを止める。 マイクが馬鹿正直に正義感を振りかざすことで潜入捜査に支障 をきたす事を告げ、バレたら一巻の終わりである事を語る。 全ての犯罪を追っていたらキリがないとして、万引き犯を捕ま えたいのであれば警察官に志願しろと言われる。 翌朝、マイクはスペイン語の勉強をする為にイヤホンをしながら ビーチにトレーニングをしにいく。すると朝帰りするチャーリー とばったり遭遇する。 グレイスランドに戻るマイクたちは当番制で食事を作っていた。 ポールが今日の料理番。チャーリーが二日酔いでフラフラになっ ているのを知り良いご身分だと語ると、潜入の為クラブで情報提 供者と逢っていたのだという。 一方マイクとポールの元にFBIの内務部から手紙が届いているこ とを知る。恐らく先日任務で発砲したので、その為にセラピー を受けろという指示だろうとのこと。 マイクの元にも同様の手紙と同時に、次の任務に上層部からの お達しでマイクを作戦に参入させろと書かれていることをポール に告げる。しかしポールはマイクに対して、お前にはまだ任務 は速いとして、新人臭さが消えていないのでダメだと語る。 しかしマイクはグティエレスの捜査に加わりたい事を語る。 ポールはもっともたちの悪い男でありスペイン語も完璧に話せない 様ではすぐにバレる事を語る。ベロはロングビーチの大物で 有り、銃、ヤク物を初めとしてあらゆる事件に絡んでいるので 無理だと語る。お前には別の仕事を任せるとのことだった。 ジェイクスは不正に輸入されている鳥類の取り調べの為に潜入捜査 を行う。売人の振りをして近づく中、違法業者たちはトラックの 中に木箱を隠し持っていた。捜査官たちがやってくるのを知ると ジェイクスをトラックに置き去りにして、他の違法業者たちは 逃げていく。木箱の中身は規制されている銃弾が入っており、 防弾チョッキを貫くことの出来る5.7mmの徹甲弾、通称"コップキラ ー"と呼ばれるものだった。 ローレンは潜入捜査を終えて帰宅する。ロシアの犯罪者たちを 検挙した為に自分は暫くウクライナに帰るという事にして姿を 消すのだという。ポールはローレンに対して、ローレンの相棒で 有るドニーは負傷の為にハズされることが正式に決まった事を 告げ、それを受け入れるべき事を語る。プロに徹するべきだと。 一方マイクはダウンタウンに有るカウンセリングの事務所の有る 場所へと向かう。ファン・バディリョ医師からの診察を受ける ことになっていた。オフィスに入ると、マイクは色々と話を 聞かれる。 "ワシントンD.C行きを希望したのは何故か。" 出世コースだと思ったから。 "君のゴールは何か。" FBI長官になること。世の中の悪と戦いたいのだという。祖父 がFBIで事件現場の撮影班にいた事を告げ、一度だけFBI長官 から直々に指名を受けて捜査に加わったことを誇りに思っていた のだという。ポールについてどう思うか?と問われ、謎が多い 人だと語る。しかし話をしているウチにマイクは、ファンに 対して医師というのはウソだろうと問い詰める。診察に来た 筈なのに尋問のようになっていると語る。すると観察力がある 事を誉められ、自分は君のブリッグス捜査に於ける監督官だと 聞かされる。 --------------------------------------------------------     マイクは初めての任務をこなす中、いよいよ本格的にポールの 下で潜入捜査官としての任務が始まる。しかしその影で、 FBIの上司たちからはポールの行動を監視する様言われて おり、ポールに不審な行動がないかを眺めていく。 マイクの正義感・熱血漢はかつてのポールを思い出させ るとし、取りあえずは彼からの信頼を得るためにゆっくりと 関係を近づけていくよう言われるが・・・ 取りあえずこれでグレイスランドの人たちが全員登場したって ことなのかな。 マイクの青臭い正義感から始まり、危険な任務に立ち向かう 勇気も伝わってくるところだけど、時にそんな行動が危険で 有り邪魔な要素として伝わってくるところも有った。 今回の作戦に於いては、計画のアイディアを出したマイクと その計画を実績と分析力からくる上手いアレンジの仕方で ポールが味を付けていくという流れとして描かれる。 普通のドラマだとバディは絶対に信頼の置けるものだとする けど、このドラマに於いてはまだまだ距離がある感じは 否めず、互いに探り合いの状態が続いている格好だった。 マイクが出来るヤツだという事が計画の発案だけでなく、 潜入の場に於いても軍人役として強い意志を持った行動力 を発揮して、凶悪犯にもご機嫌取りをするだけでなく 上手く実力を誇示していくことでスキルを見せるやり方は 面白いなと思う。 クマの人形が可愛そうな破壊のされ方をしてしまったけど 任務の終わりに、ビーチに集まり酒を飲み交わす中で、 その時の功績をたたえ合う形でコミュニケーションを図って いくところを見ると、距離が近づくのもそう遠い話では 無さそうだ。ちょっぴり青春している感じのビーチシーン を見ると、逆にいつ死ぬとも分からない戦場での僅かな 楽しみって感じなのだろうね。 他の捜査官との絡みに於いても、上手い形で複数の流れを 絡ませた感じ。エロイ韓国系マフィアの男がなかなか尻尾 を掴ませず、DEA捜査官も諦めかけた中で、上手い形で ICEの捜査官の流れなどを利用して最終的にはFBIが全ての 功績をかっさらって行くのだから何とも言えないな。 最後にポールがちょっぴり金をかすめ取っていたけど、 こういう所を問題視しているのだろうか? それともポールにはもっと大きな違和感・不信感が存在 するのだろうか。 マイク・ウォーレン (Aaron Tveit) "リーバイ"、FBI特別捜査官 ジョー・タトゥーロ (Manny Montana) "ジョニー" FBI特別捜査官 ポール・ブリッグス (Daniel Sunjata) FBI特別捜査官 デイル・ジェイクス (Brandon Jay McLaren) "DJ"、税関 ペイジ・アルキン (Serinda Swan) DEA捜査官 ドニー・バンクス (Clayne Crawford) DEA捜査官・撃たれる キャサリン・デマルコ (Vanessa Ferlito) "チャーリー"DEA捜査官 ローレン・キンケイド (Scottie Thompson) DEA捜査官・相棒ドニーがっ ケーティ (Lela Elam) FBI・ファンのオフィス マリアンヌ・オコナー (Brooke Smith) FBI特別捜査官 ジェリー・シルボ (Jay Karnes) 捜査官・サングラス サム・キャンベル (Courtney B. Vance) FBIアカデミー偉い人 ボビー・モイ (Marcus Choi) 東部の韓国密輸業者、ペイジが追っている ファン・バディリョ (Pedro Pascal) 医師、実はFBI捜査官 エディ (Sheaun McKinney) 偽造業者"グティエレス"のベロの手下 --- (Sheena Colette) Ice Agent デバル (Dayton Sinkia) --- (Frenchi Firecracker) Homeless --- (Edian Ibarrola) Scumbag --- (Grant Koo) Korean Gunman --- (Roberto Moscoso) FBI Agent --- (Stephen L. Cohen) TAC Team Officer --- (Tony McFarr) Douchebag --- (Robert Schlegel) TAC TEAM --- (Tom Stedham) SWAT TAC team member 評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)