NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Nov. 17, 2009
第8話 奇襲 Ambush

脚本/Lindsay Sturman 監督/Rod Holcomb
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男は閉館中の水族館に何者かに襲われ逃げ込むが、
後ろから首を絞められ死亡する。

サムとカレンは援護に対する議論を繰り広げていた。
積極的な援護が良いのか、援護はあくまで消極的なものが
良いのか。それに関するレポートを提出するサムが意外にも
器用に付箋や蛍光ペンを使って書いているのを知ってママ
に手伝ってもらったのか?と問う。
そんな中、施設にはNCISの職員で潜入捜査をしているマイク・
レンコー
が来ていた。2ヶ月間藪の中で張り込みしていたの
だという彼は、現在私設の
民兵組織"ELL"を追いかけている
という。急進的な愛国者軍団で、
ペンドルトン基地武器庫
から消えた兵器の流れ
がようやく解決しそうだという。それも
情報提供者が現れた為だとの事だった。

そんな中、エリックはヘティが作戦室で呼んでいるとサム、
カレン、レンコーに告げる。一番最初に到着した物には
一点もらえるみたいだぞと云われると我先に作戦室へと向かう。

しかしヘティは現在公聴会の為に
ワシントンにいた。
レンコーはだまされたのかと感じるが、ヘティは電話から
指令を与える。昨日ペンドルトン基地の武器庫に勤めていた
海兵隊予備役の兵士が殺されたのだという。殺されたのは
兵長のエドワード・マッケイで、
ガブリロ水族館の監視カメラ
では絞殺されているという。その動画がインターネットの
動画サイトに出回っているとのこと。サムは地元の警察の管轄
では無いのか?とするが、事件の担当者はカレンだとヘティは
告げる。
事件の被害者を見るとレンコーは自分を助けてくれている情報
提供者のマッケイだと語る。

レンコーによると三ヶ月にわたって武器庫からアフガニスタン
に輸送する予定だった
6基のドラゴン対戦車ミサイルが消えた
のだ
という。どのように消えたのか分からない中で、スコット・
ライリー二等兵
が容疑者として浮上し、マッケイにその捜査
協力を求めたのだという。民兵組織ELEが何処かから重火器を
買っていて、彼らは国境付近で密入国者を追い払う仕事を
主に請け負っていた事を知る。ライリーとELEが通話記録から
連絡を取り合っていたであろう事を掴んでいるとの事だった。
ELEの創設者・マルコム・トールリッジとその右腕のジョン・
ボーディネイ
が関与している事は明らかで、今のウチに捕まえて
置かないと大変な事になるかも知れないと語る。

一方公聴会の為にワシントンに来ていたヘティはバンス局長
と遭う。ヘティは
合同捜査に於ける効果的な軍資金の支給プロ
セスを説くため
に派遣されていた。しかしヘティは前任者だった
メイシーはそれを主張したが為に、左遷されジブチの基地に
飛ばされたのではないのか?と問う。

ケンジーとサム、そしてカレンは水族館に行く。
マッケイは何らかのパニックを起こして逃げ込んだであろう事
は明らかだった。するとカレンは駐車場で
セイルバッグ
トランクに積んでいる男性の姿を見つけると、サムに対して
ミサイルはあの位のセイルバックに入れる事は可能なのか?と
問う。恐らくその方法で武器庫から外に持ち出したのだろうと
告げる。
基地の防犯カメラの映像から、ライリーがSVUにウィンドサーフ
ィンの道具を積んでいる事が判明する中、一度もそのセイル
バッグを調べていない事を知る。ビーチが受け渡しの場所だっ
たのかもしれないと語る。

ケンジーとレンコーはライリーの家の前で張り込んでいた。
ケンジーは彼の車のセイルバックから武器の成分が検出され
ないか検知器を使って調べていると、突然ライリーが背後から
忍びよりマッケイを殺害したのと同様にヒモでクビを絞めて
殺そうとする。

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NCIS施設にNCISの職員の一人で居るレンコーが久しぶりに戻って
彼は現在潜入捜査中で、ペンドルトン基地から横流しにされて
いる武器の消息を追って調べていた。ヘティがワシントンに
政治的な理由で不在にする中で、武器が流れている相手は私設
民兵軍団ELEとの繋がりが有り、調査をしていく。
海軍側から横流ししている人物はライリーで、受け取り先の相手
はマルコムとジョンである事は掴んでいくが・・・

冒頭からサムとカレンの間で言い争っていた"援護に対する是非"が
ドラマ上重要な役割を果たしていくものだった。

ヘティが今回の軍事潜入作戦に関してやたらと私情を挟んだように
して、感情的に対応をしていくところなど、ある意味珍しい感じ
のネタではある。

迫力が有ったのはケンジーかライリーと戦うシーンだったかも。
ケンジーが背後から首を絞められた際には、殺されてしまうので
はないかと思う所があり、流石に兵士とケンジーが戦うのには
無理が無いか?と思う所も有った。

ヘティのこのドラマに於ける存在感を見ても明らかだけど、小が
大を喰らう的内容が至る所に見られる。今回はその象徴でもある、
私設軍隊を少人数のNCIS精鋭で倒していくという内容だった。

ヘティの流れが今回独立し過ぎていて、何をしようとしているのか
さっぱり分からなかったけど、最後に来て存在感を発揮した。
ヘティの事を利用したバンス局長は、このドラマの法則や人間関係
に於ける力の関係からするとかなり大胆な行動だったね。

ドラマの内容はこのドラマの中でも面白く出来ており、サムと
カレンのあうんの呼吸というのが至るところで見られた。
護送する海兵隊員に信用を得るために上手い感じで潜り込ませた
なと。

しかし今回、わざわざ潜入しなくてもライリーを泳がすだけで
名目上私設民兵軍隊の立ち入りが出来るものが有っただろうし、
リスクを追わせなくても十分にミサイルを回収できたのではないか
という感じもする。

ヘティの部下・サリバンという隊員が10年前死なせてしまった
とするけど、こんな危険な任務を遂行していて、これまでに
一人しか犠牲者を出して居ないとかちょっとあり得ない事だと
思う所も有ったね。

デビッド・カッパーフィールドばりのマジックによって敵の
中の恐怖を増幅させたり、カレンの額にレーザー照射して
モールス信号を送ったりする流れはなかなか面白かったな。

最後に犯人の車を追いかける流れは相当違和感が有ったけど
まぁ良いか。

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G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部

マイク・レンコー (Brian Avers) NCISの潜入捜査官
マルコム・トールリッジ (Michael Reilly Burke) 民兵組織"ELE"創設
スコット・ライリー (Brian Letscher) 二等兵、容疑者
ジェイ (Owen Beckman) ELEの若手警備兵
ジョン・ボーディネイ (Richard Brake) マルコムの右腕
--- (Steven M. Gagnon) SECAF
--- (Cory Tucker) Capitol Policeman
--- (Jennifer Chang) Staffer
トンプソン (Jeronimo Spinx) 捜査官
ジェイミー (Fred Salmon)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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