NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Feb. 2, 2010
第14話 感染 LD50

脚本/Speed Weed、R. Scott Gemmill 監督/Jonathan Frakes
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テレビの密着報道番組"オン・ザ・ライン"ゲージ・ジェンソン
はテレビクルーと共に
AFTが武器密輸団の捜査をするという事で
密着取材する。カメラがAFT捜査官の後に建物に入ると、なんと
中では
5名の遺体が発見される。

サムがNCISの施設へとやってくると、ヘティはみんなが二階で
待っている事を語る。ヘティはサムにアナタだけ書類が出てい
ないとし、
新しい採用の候補者リストの件で推薦する人を書いて
欲しいという。
ドムはまだ死んでは居ないというサムだが、
彼の抜けた穴を補充するだけであり、戻るまでの緊急措置だと
告げる。時間が出来たら書くとするが、サムは何度もヘティに
よって声を掛けられる。ヘティはアナタが話を締めくくろうと
する時はかなり苛ついている証拠だと語る。

作戦ルームに入ると、エリックから事件の概要が語られる。
一昨日の夜に報道番組がATFに同行取材した際に、密輸団のアジト
で数名の遺体が発見されたという。そのウチ
海兵隊の迷彩服を
着た人物が2名
いたとし、彼らは海兵隊ではなく偽装されたIDを
使っている犯罪者だという。その中の一人、イアン・アルバース
に関してはカレンは何処かで目にした事の有る人物だった。
サムは海兵隊ではなく泥棒ならば管轄が違うのではないかとして
NCISが捜査を担当する事に疑問に感じるが、IDを使って海兵隊
に化けている事で、調べる様言われているとの事だった。

イアンは
ラグレインジ社で登録しているが、実体のない会社
だった。アジトは何らかの研究室である事は明らかだが、
全てが持ち去られており何を作っているのか分からない状態だ
った。イアンが携帯で何度も連絡を取っていた場所が
北シエラ
のボニータ
にあるエスター・バルボアの家と通じているという
事で、サムとカレンで調べていく。カレンはケンジーに連絡
すると、
ハズマットに連絡して研究室を調べる様告げる。
研究室の周りでは鳥やリスの死骸が見つかって居ると語る。

エスター家にいくと、そこに居たのは庭の手入れをしている
老女だった。ハチドリ用の蜂蜜を落としてしまったという彼女。
エスターに対して、施設で殺されていた遺体の写真を見せると
エイムズ伍長ビショップ伍長だという。私の事を軍の研究施設
に送迎してくれる人だという。しかしエスターは内密にすべき
事だったとして口をつぐむが、カレンたちは我々はNCISなので
話してもらっても構わないと告げる。
エスターによると研究を上手く進んでいる事を告げ、
数グラム
のクロストリドウムボツリナムを分離に成功
したのだという。
サムはそれを聞いてボツリヌス菌を作っていた事を知る。

エスターを取調室に取れていくと話を聞く。
すると彼女はかつて軍の医療部隊に所属して生物兵器を作って
いた事を知る。夫のマーティン
サンタアニタの競馬場で心不全
で亡くなってしまったとのこと。60年代後半に
フォートデトリッ
クで研究していたとし、バクテリアの精製を行っていたとのこと。
自分たちの研究で抗生物質の生産性を上げたのだと自慢する。
しかし最近は引退していたという。
研究所で何をしていたのか?と問うと、タンパク質の分解を手伝
っていたとし、神経毒を作っていたのだという。そこから解毒剤
を作るのだと。
話を聞いていたネイトやサムは、彼女がかつての研究者で軽度の
アルツハイマーを患っている事を知って、欺されて生物兵器を
作らされていたのだろうという。60年・70年代の事はよく覚えて
いるが最近の事は曖昧だという。
ボツリヌスとはボトックスに
も利用されるもので、毒物の中でも最低・最悪の毒性があるもの
だという。子杞憂をする他の筋肉が麻痺して窒息する事も有るのだ
とし、
LD50と呼ばれる半数が致死量に居たるモノで、微量でも
25000人近くが殺害できるとの事だった。早く黒幕と精製された
ボツリヌス菌を捜さねば大変な事になるという。

イアンを調べて居ると、
クラブ"HELO"で用心棒をしていた事を
知る。あの盗撮事件のダラスの店だった。
サファーの事件(#11「恐喝)以降
クラブは閉鎖されているが、現在では旧東ドイツの秘密警察のOB
に警護されているのではないかという。

ヘティはカレンを呼び出すと、感染していないか調べる為に
綿棒で口の中からサンプルを取る。

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ネタばれになるけど、ドムって前回がほぼ登場が終了なんですね。

s1の#21「発見」でドム回収のエピソードがあるみたいだけど、まさか
脱落者だったとは思わなかった。後任としてどういう人物が来るか
気になる中で、今回サムだけはなかなか後任選びに参加できないと
する一面が存在する。ヘティは全員から意見を聞きたいとして、
カレンに頼んでサムの事を後押しして欲しいと頼まれていた。

さて今回は武器密輸組織の情報からATFが事件を引きよせてくる
というもの。そんな組織に突入した際に亡くなっていたのは、
海兵隊の制服を着ていた人物だということで、NCISが捜査に当たる
というモノだった。

ハズマットというATFと似たような組織の名称も出て来たけど、
危険物を扱う訓練を受けた消防組織内の特殊ユニットとのことで、
近年のドラマの中ではそういう名称もよく聞かれるようになって
きたかな。
ボツリヌス菌が作られていた事を知って、疾病管理予防センター
やら国土安全保障省の医療機関なども動くほどの大きな事態
だったけど、その割にNCISばかりしか動いていない感じがする
のはちょっぴり違和感があるかも。

ダッチマンがオークションを行うと言う事で、それを買い付け
様としていたフィリピンのイスラム過激派組織・アブ・サヤフと
関係の有るサイモン・アンパトゥアン(アルハウカトアルイスラ
ミア)の代理人に成りすまして、サムが潜入した。
意地でも潜入捜査を盛り込まねばならないので、最後が随分と
遠回りの話になってしまうところが有ったけど、老人たちが
今回は大活躍って感じで、サムはアブ・ナシームを味方に
引き入れる為に、彼らがベノー・ドラゴヴィッチと呼ばれる
セルビア人傭兵部隊を投入してチェチェンで2002年で対峙して
ナシームの部隊に被害を及ぼした事を話して、上手い事誘導した。

ネタとしてはワンパターンだった。
特に潜入捜査が必ずあるので隠しカメラをボタンに仕込むという
シーンが有るけど、カメラテストの際にヘティが画面に大アップ
で写っているシーンが笑えたかも。

カレンがボツリヌス菌に感染してしてしまったけど、
サムが持って居たワクチンのお陰でなんとか助かった。
菌が外に出ないように水の中に突っ込んでいたけど、なんか怖い
話だったね。フードコートに泳いでいたのは日本の錦鯉という
ことで、7万2千ドルの請求書が届いたということ。意外な所で
日本が出て来たな。

今回はかつての軍の医療研究員でアルツハイマーを患う女性
エスターが関与し、サムのことをやたらとスティーブと間違う姿
が有った。
ヘティはそんな彼女と自分をダブらせ、ヘティは自分が年を
取り同様にアルツハイマーを患うことで情報を漏らしはしないか
と恐れているようだ。その時が来たら私を殺してみたいに語る
ヘティの姿が印象敵だった。

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部
ローズ・ショワルツ (Kathleen Rose Perkins) 検視官
タイ (Parry Shen) NCIS、技術部

エスター・バルモア (Julianna McCarthy) かつて海軍医療部隊、アル
ツハイマー
ヤコブス・トロイガー (Andrew Connolly) "ダッチマン"、生物兵器販売
ダラス (JR Bourne) 元HELOの店長
ゲイジ・ジェンソン (Dameon Clarke) 報道番組"オン・ザ・ライン"
サイモン・アント゜トゥアン (Burt Bulos) ロス空港で確保
--- (Bru Muller) Blond Man
サディキ・ハッサン (Vachik Mangassarian) "アブ・ナシーム"老兵
--- (Nicholas Givanio) Security Guard

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