NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles シーズン2

http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/





Sep. 21, 2010
第1話 連携 Human Traffic

脚本/Shane Brennan 監督/James Whitmore Jr.
--------------------------------------------------------
エイミーという姉がいた事が分かるカレン。
ハンナ・ローソンの墓参りしていると、そこに一通のメモが
残されている事を知る。"心に住む愛する娘へ"と書かれたメモ。
そんなカレンのことをカメラで撮影し監視するものの姿が有っ
た。カレンはそんなフードをかぶった人物を追いかける。
ショッピングモール、交差点など激しい逃走・追跡劇。相手の
背中しか見えず、屋上にまで追い詰めるが、ドアを開けた途端
相手がいない事が分かる。
カレンが見た夢だった。ヘティはいつもカレンがそういった夢
を見ている事を知って、「今回は掴まえられたのか?」と問う
が、顔も見えなかった事を告げる。ネイトの診断では、身元の
分からない人間だからそういう夢を潜在的に見るものだとされ
ていたが・・・ヘティは貴方には住むところが必要だとして、
落ち着いて眠れる場所を探すべきだという。

一方ロス市警の刑事でNCIS:LAとの連絡係として活躍していた
ディークス刑事が現在行方不明になっていることを語る。

ケンジーとサムは出社する中で、ケンジーはカレンに住処がない
のであれば、私の家に来るよう誘うべきか?とサムに相談する
が、彼は20分の仮眠をするだけで目覚めて、夜中に動き回った
りロシア語で何かを話していたりするので、誘わない方が良いぞ
と語る。

ヘティはそんなケンジーとサムがやってきたのを知ると今回の
任務を説明する。
ロス市警からの電話でディークス刑事の行方が分からなくなって
いること。彼は現在潜入捜査しており、昨日の午後を最後に連絡
が取れなくなっているという。エリックは昨日起きたサウスセン
トラルでは車両爆発事件の映像を見せると、この事件が起きたのが
14時間前のことで、車に搭乗していたのが、エミリオ・オルテガ
と彼の護衛のルイス・フェラーノだという。エミリオは暴行歴、
そして犯罪歴が多数有り、ディークスはエミリオのことを潜入
捜査対象としていたのだという。
エミリオの捜査に関しては、ジェス・トレイナー刑事が担当して
おり、ディークスとは組んでいたとのことだった。
ディークスは仲間も同然なのでNCISでも捜査をする様ヘティは
告げる。

トレイナー刑事に会って、ディークスと連絡が取れなくなった
経緯の説明を受ける。エミリオはサンディエゴに住んでいる
が、両親は不法移民で父親と共にメキシコ国境で密輸の仕事を
して来たのだという。しかし父親が殺害された後にL.Aに拠点を
移してストリートギャングの一員として所属し、3年間でボスに
まで上り詰めたのだという。半年前にエミリオが転職するという
裏情報を入手したのだという。
そんなエミリオは密輸の知識があり、主に人身売買をしていると
噂のあるセルビア人・レイゼックに雇われたのだろうとのこと。
エミリオはレイゼックに言われるまま、隠れ家を探していたが
不動産の知識がない為に、ディークスが土地の不正売買によって
免許を奪われた弁護士役で潜入捜査を始めたという。

しかしエミリオはレイゼックが他人の手ばかりを使って自分は
決して手を汚そうとしないことに腹を立てており、レイゼックを
始末するという情報が流れた頃、逆にそれがレイゼックの元に
情報が伝わり、エミリオは爆死させられたのではないかと見て
いた。誰が密告したのかは分からず、携帯も途切れ、追跡装置
からも見つからないという。最後に話をしたのは私だというトレイ
ナー刑事。話を聞いたカレン、サム、ケンジーはトレイナーが
何かを隠していることは明らかだとするが、恋人関係である
ことを黙って居るのではないかと疑う。しかしサムはそれ以上に
何かを隠している筈だという。
そんな中、トレイナーが警察車両に乗った途端に車が爆発する。

ロス市警のフランク・スカーリが現場へとやってくる。
NCISの3人に供述書の作成に協力するよう告げる。スカーリによる
と彼女はとても気むずかしい人物だった事を告げ、潜入捜査
では4ヶ月も行っていたのに一切事件捜査は進展していなかった
のだという。この事件はトレイナーの死によって暗礁に乗り上げて
しまった事を語る。エミリオを殺害したいと思っていた人物は
沢山いるので、レイゼックかどうかは分からないが、スカーリは
犯した罪は必ず償わせるとして、これはロス市警の管轄なので
NCISは捜査の邪魔をするなと告げられるのだった。
--------------------------------------------------------

あまり自分のことを他人に語りたがらないカレンには里親の元を
たらい回しにされた過去(37カ所)があり、両親については殆ど
分からず、自分のアイデンティティを見失う中で、家庭という
ものを持った事がないことからも、定住することに違和感が有り、
転々とした日々を過ごす。カレンは毎日のようにして見る夢であ
り、カレンは自分と同じ名字を持つエイミーの墓から立ち去る
男を追いかけて、逃げられてしまうものだった。心理学的には
単なる潜在意識下にある孤児たちが共通して持つ夢だとされるが、
カレンは実際に、そのシーンが訪れたことがあり動画に収めて
いた事が分かる。

冒頭の夢ネタだとされていたけど、カレンと謎の男の追いかけっこ
は凄かったな。
都心の建造物をアスレチックのようにして人並み離れたように
飛んだり跳ねたりするというこのアクションは、動画共有サイト
なんかでも火が付いている人気のストリート競技みたいだけど、
計算高くで一時期流行したタイのアクション映画みたいで圧巻だった。

シーズン1放送からそれ程経過していないのに既にネタを忘れて
いたりもするのだけど、カレンって死亡していなかったっけ?と
思いつつ、完全に自分の中ではLAW & ORDER : LAのレックスと
キャラクターがごっちゃになっていることに気がつく。

ネタ的にはシーズン1のラストでNCIS:LAの個人情報が漏洩して
しまったのではないかとするものの続きで、存続問題こそ発生
しなかったけど、カレンの身上ネタからの出発点であり、
ヘティがカレンのことを心配している様子が有った。

事件は潜入捜査をしているディークスとの連絡が取れなくなって
しまったことで、彼の消息を追っていく。
LAPDとの管轄権・捜査権争いという縛りがあり、ディークスの
捜査資料もなかなか知らせてもらえない中で、NCISのメンバーが
内々に調べていく。

潜入捜査官としてはありがちな内通者の存在が誰なのかを調べて
いくもので、ディークスの相棒の女性・トレイナーが密かに
漏洩させているのではないかとするミスリードを使った流れは
うまく機能していたし、最終的にはトレイナーがどういう経緯で
刑事として赴任したことを知ることで、うまいこと真相をつかみ
とっていくというもの。トレイナーにはクリスティーナという
従姉妹がいて、その女性が人身売買の被害に遭って殺害されたと
いうことも有り、人身売買に関して、内通する筈はないとして
真相をたぐり寄せた。

流れ的にはパソコンオタク・エリック頼みの展開だった気もする
けど、息のあったプレイは相変わらずだったし、ケンジーが
バカっぽい女性を演じて麻薬の売人のトミーと接触していく
流れなど面白く出来ていたかな。

気になるのはヘティに週末の予定を問われて、どこかに飛ばされる
ハメになるネイトの流れがどこにつながっていくのか。

カレンが住むことになった家は、里親の中でも一番長く居た
場所だっけ?義理の兄妹のようにして育った女性が亡くなって
いたというシーズン1だったけど、そこに根を下ろしたようだ。
ロシア系の人物だったということで、カレンはロシア語が語れる
様子。ヘレンもまたロシア語のワードゲームをしている姿が有った。

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター

レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部
ローズ・ショワルツ (Kathleen Rose Perkins) 検視官
マーティ・ディークス (Eric Christian Olsen) 元LA市警・引き抜き
マイク・レンコー (Brian Avers) NCIS

フランク・スカーリ (Michael Harney) LAPD、不正
ラドバン・レイゼック (Jon Sklaroff)  セビリア、人身売買組織
ジェス・トレイナー (Meta Golding) LAPD、ディークスと組んでいた
エミリオ・フィリップ・オルテガ (Ricarte Rivera) 犯罪者
トミー・ビショップ (Moe Irvin) ヒカインの売人、ハリウッド大通りで黄色い車
--- (Sonny Surowiec) Bodyguard

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system