NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班
Naval Criminal Investigative Service (シーズン2)

製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ
企画 - ドン・マクギル





Mar. 22, 2005
第17話 目には目を An Eye for an Eye

脚本/Steven Kane
監督/Dennis Smith
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ドノヴァンは女友達と電話で会話しながら出勤しようとして
いた。配達人が小包を届ける。とても冷たいものでチョコレート
でも送られて来たのかと考えるが、中を開けるとなんと人の
目玉が入っていた事を知る。

ダッキーとジミーはモルグで目玉を調べる。
検視のギリシャ語はオートプシーだと言うのだとし、意味は
自分の目で見るのだとダッキーは知識を披露する。ラテン語
のケウトプラスティーは角膜形成術の意味だと会話している
中でギブスがやってくる。
この目玉は元々ある兵曹の家に届けられたものだが
配達人が
間違って隣の家に運んでしまい発覚した
物だという。
ダッキーは目玉の切り口から外科医の様な手慣れたものが
取り出したもので、
移植用のものかもしれないとのこと。
"目は口ほどに物をいう"とダッキーは呟く。

ケイトはトニーが目を開けたまま椅子に座っているのを見て、
器用にも寝ているのかと感じる。トニーは瞑想しているのだ
という。何か有ったのかと問うが私生活は口にはしないと呟く。
そんな中ギブスがやってくる。
マクギーとケイトは緊張しながらも、現在移植用の線から
アイバンクや軍の移植センターに確認している最中だと報告する。
マクギーは小包には送り人は書かれていなかったが、バーコード
から調べてもらっていると語る。
そんな中瞑想していたトニーは突然、小包の宛名は、二等兵曹
ベンジャミン・ホーラッカー宛で、現在
ダムネックに配属され
ているという。現在72時間の休暇中で、彼は
海軍海兵隊情報訓練
センターの訓練生
である事を告げる。今のアパートには9月から
入居しており、軍歴には汚点はなく、あるとしてもスピード違反
とテレビの未払いが有ったくらいだという。ケイトはトニーが
全く働いている様子もないのに情報を詳しく調べていることに
不思議に感じる。

そんな中、小包みは
パラグアイシウダーデルエステから送られ
てきたものだと分かる。TBAと呼ばれる
三国の国境地帯で有り、
密輸や犯罪が横行している場所だとトニーは語る。そして、
違法な臓器売買なども行われていると。ギブスは
ヒズボラや
アルカイダの根城
にもなっている場所だと告げる。

ベンジャミンの住居の大家・ロビンソンによると、この辺の
配達人はしょっちゅう荷物の配達を間違えるのだという。
ベンジャミンを最後に見たのは二、三日前の事だという。
女性関係について尋ねると、ハッキリと見たことはないが合鍵
を持って居る女性が居るようだと語る。
ロビンソンはギブスの事を気に入り、誘いをかける。

室内を調べると室内は女性もので溢れていた。
完全に女に部屋を乗っ取られているなというギブス。
キリングフィールズ覆面捜査官のDVDが有る事を告げる中、
バスルームには化粧品、クローゼットには女性物の服が有った。
女性関係を調べる様指示する。
そんな中にベンジャミンが帰宅する。
ベンジャミンに対して君宛に臓器が送られて来た事を語り、
パラグアイから送られて来たものだと語る。中南米の情報収集
活動を担当しているパラグアイには行った事は無いと語り、休暇
にはニュージャージーの両親の元に行って居たと語る。女性関係
を尋ねると、恋人とは一ヶ月前に別れた事を告げ、目玉に心当たり
はないと告げる。
ギブスたちは立ち去る中で、ケイトは彼が何かを隠している事
を告げる。特に
女性が居るであろう形跡が化粧品を使っている
跡からも明らかだと語る。

アビーは目玉のDNAを調べるが、軍のデータベースからは一致
するものが無かった。"青い目玉ちゃん"と呼ぶアビーは、この
目玉は女性のものだという。ダッキーによると本人の意思
に反してえぐり取られたものだと語る。カリウム濃度が高いの
で毒を盛られている可能性が高いと語る。

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海兵隊・ベンジャミン宛に送り届けられたのは、臓器移植用の
目玉だが、配達人は宛先を間違えて配達し、事件が発覚する。
送られてきた元は南米パラグアイだとわかり、捜査していく内
にベンジャミンは遺体として発見される。

トニーが仕事をせずともやたらと出来るっぷりを発揮した
エピソードだった。
彼の何処にそんな器量が有るのか。

マクギーはギブスのコーヒーをこぼして目を付けられ、ビビる
彼はケイトにもオモチャにさせられていた。
トニーがギブスのコーヒーをこぼした際には10ヶ月程度目を
付けてられていたと。マクギーは一度ならず二度もミスを
犯して、ギブスのコーヒーを飲んでしまったけど、ギブス
本人は笑っていたね。

南米が関係するということで、越境も良いところだけど、
ケイトが熱帯に行きたいと唱えていた通り、任務でいける
ことになったまでは良かったけど、かなり危ない土地だった。

張り込みの際に寒がるケイトにエスキモーの暖の取り方を
実践しようとして肌と肌を寄せ合おうとする辺りは相変わらず
だけど、ケイトが熱帯に行きたがっているのを知って、
マクギーではなくケイトを連れて行く所は優しいね。

海兵隊の女性の影は単なる女装趣味かと思ったけど、実際
には性同一性障害。
亡くなる間際にかつての上司であるパーセルと通話していた
けど、なんだかハッキリしない関係だった。
彼が亡くなったのも自殺みたいだし、パーセルとは一体卒業
後の繋がりなんて有ったのか?

パーセルは小児性愛者だけど、情報分析官としてはかなりの
やり手だったようで、組織としても処分を見過ごそうとする
所が有ったけど、ギブスが謎のCIAの大物と接触して、
対応・決断を迫っていた。

アビーネタはイマイチだったけど、ギブスがアビーの施設に
入る際に音を立てずに入る辺り、一体何の意図が有るのか
と思った。年を重ねるごとにコソコソしていると非難して
いたけどね。

目をえぐり取られてしまった女性・アナ役を演じた
Tania Raymondeは、最近までDlifeで放送していた
スイッチ〜運命のいたずら〜で、ストリートアーティスト
のザラ役を演じていた子だね。


■使用された曲


・Dominic Kellyの"Border of Solitude"
・Dominic Kellyの"Trial By Fire"

リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任
アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) "トニー"
ケイトリン・トッド (Sasha Alexander) "ケイト"
アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) "アビー"コンピュータ
ドナルド・マラード (David McCallum) "ダッキー" 検視
ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ
ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視

ガイマン・パーセル (Anthony Heald) 元少佐、南米研究で博士号
ジョー・タバレス (Carlos Lacamara) 南米の諜報活動員
ブッシュネル (Madison Mason) 中佐、ギブスの上官
イグナシオ・メジア・イギー (Mark Adair-Rios) 南米の情報屋
デラ・ロビンソン (Cleo King) 黒人の大家、ギブスを気に入る
ベンジャミン・ホーラッカー (Daniel Jay Shore) 二等兵曹、性同一性障害
アナ・リアル (Tania Raymonde) 目玉の持ち主、17歳
アリソン・ドノバン (Virginia Reece) 目玉の小包を受け取る
スーザン・エルズワース (Kristin Proctor) パーセルの講義を受講
本人出演 (Lyle Bettger)
本人出演 (Barbara Stanwyck)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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