ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs


第3話 謎のウイルス
Vector

脚本/Jeff Vlaming
監督/David Von Ancken

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母親・クラウディアに学校まで車で送ってもらう通学途中の
ジョシュが変調を訴える。風邪なのかと思ったがあまりの高熱
に母親も驚きすぐに病院に連れて行く。
一方自宅の洗面所にいたリンダ、バス停留所でバス待ちしてい
たニッキがそれぞれ発症する。
すぐに疾病管理センター(CDC)は原因が分かるまで発症者を
隔離し、自宅を隈無く捜査する。
報告によるとロス一帯で体調不良を訴える同様の症状の人は
30名になり死者も6名になる。
FBIのドンはバイオテロを想定し、すぐに発症元を探すために
もベクトル検査をする必要があると告げると、疾病管理セン
ターのハバーキャンプは、資格を持つ人物を招聘していると
いう。現場にやってきたのはなんとチャーリーだった。
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新型インフルエンザウィルス(スペイン風邪)がアメリカのロス
一帯を襲う。果たして1918年の再来なのか。それとも何者かが
意図的にウィルスを拡散したのか。

バイオテロにしては声明文が挙がってこずに、自然発生若しく
は、研究所からの流出が懸念される。
スペイン風邪を研究している機関は意外と少なく、ウィーバー
博士に問うと、自分の研究所であるジェノ社で研究をしている
のは自分を含めて3人(マーティンとジェシカ)だという。

個別に面談しても流出された可能性は有るが証拠は何一つ見つ
からない。

ドラマは30人のデータを元に発生源であるゼロポイント探し
を敢行する。発症者の行動履歴を調べていくと枝の葉のように
分かれゆく図が完成する。
最も可能性が高いのはユニオン駅との事で捜索を開始するが
駅からはなかなかウィルスが検出され無い。

北と南ではウィルス拡散に於ける被害の程度が違うと言うこと
で二種類のウィルスが疑われ、それが出来るのは自然発生では
なく人為的なものとして犯人特定が急がれる。

人体以外の場所では意外とすぐに消滅するとの事だったので
有る程度安心してみられたが、流石に拡散したウィルスを
どうやって止めるのかは難しいのではないかと思わせた。

結局ゼロポイントの見直しにより、駅ではなくバス停を発症元
と見立てて捜査すると、現場に監視カメラが設置してあり、
犯人を特定することが出来た。

しかし科学者というのは何を考えているのか分からないね。
多数の命を助けるためには少数の犠牲もやむなしと見ている
のか。

チャーリーが国家安全局(NSA)に通じていたり、そこの局長
補佐のことをボブ呼ばわりしている事で、ある意味ドン
以上の活躍を見せていた所などは意外性も有って興味深かっ
たが、ドンは弟の活躍に嫉妬しているのだろうか?
今回アミタが出なかったな。ラリーは"データに戻れ!"との
言葉を残し、奇怪な行動?を見せて行った。相変わらず癖の
ある人だね。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
テリー・レイク (Sabrina Lloyd) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生

ハバーキャンプ (CCH Pounder) 疾病管理センター
マーティン・グロルシュ (Rainn Wilson) 科学者
ジェシカ・エイブリー (Marita Geraghty) 科学者
レンフロ (Anjul Nigam) 博士
クラレンス・ウィーバー (J.K. Simmons) 博士
ジョシュア・クラマー (Dean Shelton) 父
クラウディア・クラマー (Elizabeth Connors) 母・発症
ジョシュ・クラマー (Max Van Ville) 発症者第一号
デビッド・クラマー (Tanner Richie)
ライアン・クラマー (Cody Estes)
ジェラルド・ウォレス (Robert Ray Manning Jr.) リンダ夫
リンダ・ウォレス (January Pugh) 発症者
ブランディ (Eliza Pryor Nagel) ニッキの友達
ニッキ (Kieren van den Blink) 発症者

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