ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs


第5話 危険な高層ビル
Structural Corruption 

脚本/Liz Friedman 監督/Tim Matheson

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チャーリーとラリーは課外授業を行う中、橋の上から人が落下
して亡くなる。亡くなったのはフィン・モンゴメリー。
カリフォルニア理科大の生徒だった。
頭から落ちているので典型的な自殺だという。しかし真下に
落ちていることからどうも気になって仕方がないのはチャー
リーだった。遺体を見ると彼は二日前に自分の研究室に来た
生徒だと知り衝撃を受ける。
フィンは亡くなる直前まで論文を書いていたという。
更に聞き込みを続けていると、同じ学生のブライアン・セロー
ンの不正を暴き彼を退学に追い込んでいた事を知る。ブライ
アンから話しを聞くと、彼は2・3週間前に彼女と別れている
事、更には論文には相当根を詰めていた感じだったという。
どんな論文を書いていたのか。チャーリーは彼の自宅を訪れる
と壁に何枚ものコールセンターのビルの設計図が書かれている
のを見かける。
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今回は一人の生徒の死を元にビルの設計に関する不正を暴いて
いくもの。
フィンが自殺するほどに訴えたかったものとは一体何なのか。

チャーリーがあの時フィンの話を聞いてさえいれば自殺に追い
込まれる事はなかったんじゃないかと思わせるような感じの話
だった。
フィンの資料を基にあっさりとそれが何なのか見破ってしまう
チャーリーも相変わらず凄い。普通他人の論文なんて何を書い
ているのか一見しただけでは分からないよな。

シミュレーションした結果、コールセンターは斜めからの風に
弱いことを知る。
ビルのオーナーであるエリオット・コールに接触しても悪びれ
た様子はなく、自らビル内にオフィスを構えていることからも
危険を察知しているとは考えづらい。

斜めからの風に弱いとしても当然その証拠はなく、全ては論文
のデータを元に算出した結果のみ。
基礎工事に問題が有るとして、起訴の溶接関係を調べていくと
非組合人の外国人労働者ばかりを雇っていることを知り、溶接
担当者から事情を聞きに行く。
自宅ガレージで頭を殴られ、車に押し込められて一酸化炭素
中毒で殺され掛かっていたバビット。

彼を助けてからは事件の解決も早かったね。

で、結局鬱の薬を飲んでいなかった事が一番自殺に対する決定
的な診断だったのだろうか?
遺体が24時間経った後にアザらしきものが腕から出てきたけど
これは単なるダミー的流れだったのか。

メインエピソード以外では・・
ドンの父親がジルという名のヨガ仲間とデートという事で
自宅に招待する。
ドンにもカップルで同席して欲しいと頼まれ、彼はかつての
恋人であり現在の同僚であるテリーを招く。この二人、恋愛
関係に発展しないのかな。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
テリー・レイク (Sabrina Lloyd) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生

エリオット・コール (David Hunt) コールセンター出資者
マイケル・サベーロ (Gibby Brand) 博士
エバ・サルトン (Alyson Reed) 図書館
ヘイブリッジ (Douglas Sills) 建築家
レイチェル (Annika Peterson) エリオットの秘書
フィン・モンゴメリー (James Immekus) 自殺した学生
--- (Michael Bryan French) フィンの父
--- (Margot Rose) フィンの母
ブライアン・マローン (Devon Michaels) 不正した学生
ボブ・マツェッリ(James Joseph O'Neil) 警備主任
ネベルソン (James Martin Kelly) 建設会社
キース・バビット (Mitchell Edmonds) 溶接担当

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