ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs


第7話 偽札事件を追え
Counterfeit Reality

脚本/Andrew Dettmann 監督/Alex Zakrzewski

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マシンガン強盗が銃を乱射し二名を射殺する。
しかし不思議なことに靴屋、CD、宝石店などを襲っているが
銀行は素通りしている犯人。宝石店の映像が残っているが、
あまりに画像の質が悪いために、チャーリーが開発している
画像補整プログラムを使わせて欲しいとN.Y市警から依頼が
来る。出てきた画像にはとても高そうな時計をしているにも
関わらず店の金1100ドルしか盗んでいかなかった犯人。
更にまた殺しが発生し通報を受ける。

画像解析の結果、二人の若者が共通して映像に映っていること
が判明し、身元を確認するとクリスとジェイソン・ミラーの
兄弟だと判明。しかしその二人は先程通報を受けた殺しの被害
者だった。不思議なことにレシートを見ると、犯人が襲撃した
店に買い物に行っていることが判明。
ミラー兄弟の母親に事情を聞くと、クリスから貸していた金
300ドルを昨日返してもらったことを知る。しかし何故か全て
10ドル札で返したもらったという。その金を調べると精巧な
偽札であり、FBIが五年間追っている犯人のものだと判明する。
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なかなか面白い話だった。

偽札が使われている店を徹底的に調べて、分布図を作成し
犯人を追いつめていく。そのデータにより、犯人の正確な
場所が分かるという。日用品を買っていれば犯人はその近くに
潜伏しているからだ。

クリスが務めていた仕事場を調べていくと、彼が管理して
いたビルのテナントが一軒消えている事が判明。そこでは
機関誌の発行だとされていたが、特殊なインクが証拠として
残っており、過去に偽札に精通していた人物をリストアップ。
そこでザッカリアという印刷技師の名が浮かび上がる。

ザッカリアには息子達のお陰で偽札作りから足を洗ったとする
話を聞けた。そして特殊インクを見せて使いそうな人物を聞く。
するとマーティン・ブランチャードなる人物の名が浮かび上がる。

テリーとデビッドで事情を聞きに行くとき、マーティンが
二人の目の前で射殺される。この時デビッドにキムの事を詳しく
聞くテリーの表情が恐かったな。

またバーで偽札が使われている事が発覚し、それを使ったランス
の元に事情を聞きに行く。その時しっかり盗聴しているところが
凄かった。裏でケビン・メリマンが関わっていること。彼を
捕まえるも、なかなか偽札に関しては真実を話そうとしない。

結局ドラマは、偽札の中に傷つけられていたメッセージにより
ザッカリアの仕事場の住所が書かれている事が発覚。
FBIが手順良く突入していく手際の良さが格好良かったな。

ドラマはドンとチャーリーが疎遠だった頃のニューメキシコ州
アルバカーキーの頃の話も出てきた。その時出会ったのがキム
であり同棲していたという。母親の容体が悪くなり実家に戻って
来たようだが、ドンを巡ってキムとテリーの争いは続きそうな
感じだ。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
テリー・レイク (Sabrina Lloyd) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生

ジョーダン・ヒューズ (Marcus Chait) マーゴの夫
エディ (Victor Raider-Wexler)
ラモス (Michole White)
レイノルズ (Geoffrey Rivas) N.Y市警
ビンセント (Mel Winkler)
カレン (Dale Dickey)
キム・ホール (Sarah Wayne Callies) シークレットサービス
ランス・カミングス (James Leo Ryan) 窃盗犯
ブレンダ (Jennifer Carta)
マーティン・ブランチャード (Vince Deadrick Sr.) 印刷技師
マルゴ・ヒューズ (Melanie Lora) 偽札作りの標本
ケビン・メリマン (David Figlioli) 窃盗犯

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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