ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル
(2006年CBS) Numb3rs


第11話 セイバーメトリクス
Sacrifice

脚本/Ken Sanzel 監督/Paul Holahan

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警報装置がなり駆けつけた警備員たちは、家の扉が破られ中で
人が亡くなっているのを知り警察を呼ぶ。
亡くなったのはジョナス・ホーク博士。ローマングループに
在籍していた彼は、国家機密の事を扱うシンクタンクの研究員
だと分かる。
遺体は刺し傷が複数有り、死後二日は経っているという。
何故今頃になって警報装置が鳴ったのか?
自宅のコンピューターを押収し調べると、データをコピーして
居る形跡は無く単に消去されているという。
ホーク博士は温厚な性格だったが妻とは離婚寸前で、財産分与
に関して見解の相違で言い争っていた事が判明する。
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なんだか良く分からない話だった。
セイバーメトリクスとは本来野球などに使われているものらしい
がそれを応用して一般社会に利用するために研究していたことが
全ての発端らしい。これを利用とすると将来性の予測が出来て
どの地域に投資すべきなのかが的確に分かるという。

PCのHDDの消去されたデータを拾い集める。
一見すると野球の統計データが入っているかに思えたが、
ドン父・アランの言葉でそれがダミーのデータである事を
見抜く。しかしそれよりもチャーリーにとっては両親が離婚
を考えた時期が有ったことの方が衝撃的だろうね。

ドラマとしては会社が研究者と企業の間で利益分配や権益に
関する縺れで殺害に及んだのか、それとも離婚を考えていた
妻が保険金目当てで殺したのかに思えた。

妻周りの話では、恋人ルーカスの存在が実に焦臭い。
あの防犯装置の製造番号を見ただけで、ルーカスの勤める建設
会社が設置したものだと分かってしまうデビッド。
防犯装置に付いた監視カメラのケーブルは如何にも臭いもの
だったが、単に離婚の際の利益確保のために妻が仕掛けたもの
らしい。それにしてもあんなパソコンのデータを見ただけで
何の研究をしていたのか分かるのかいな。
凄いことに監視カメラはPCの画面を克明に写しており、パスワ
ードの入力を行っていることから、身内の犯行に思われた。
するといきなりタイピングのリズムの話になる。
自宅でパスワードを入力したものと会社で入力していたもの
を比較していたが、そのリズムとは何処に記録されていたもの
なのかな。自宅のリズムは映像の中から分かるとしても、
会社でパスワードを入力したリズムなんて分かるものなのか。

結局殺害の動機は、犯人スコットの地域は犯罪者が多く、その
研究が一般化することで将来や未来を潰してしまうのではないか
と危惧した事が原因。人間のDNAで将来性などが分かるように
なるともしかすると危険かなと思うけど、予測プログラムで
地域ごとに人々の優秀性を図る事なんて出来るのかな。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
テリー・レイク (Sabrina Lloyd) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生

スコット・レイノルズ (Joseph Gordon-Levitt) 助手
ジョン・リーチャー (Corey Stoll) FBI
ゲイル・ホーク (Stacy Edwards) ジョナスの妻
ルーカス・グラント (Ross Gibby) ゲイルの友人
Ms.フォード (Elizabeth Dennehy)
ロバート・オリバー (Bruce Davison) ローマングループCEO

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