ワンス・アポン・ア・タイム
Once Upon A Time

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13 Feb. 2014
第21話 朽ち果てたリンゴ An Apple Red as Blood

監督/Milan Cheylov 脚本/Jane Espenson、David H. Goodman
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レジーナとヘンリーは食事をする中、玄関のチャイムが鳴る。
一体誰が来たのか。レジーナがドアを開けるとそこにはエマの
姿が有った。私はヘンリーの招待で来たのだという。ただし
食事が目的ではなく貴方だと語ると、レジーナに恨みを持つ街
の人たちがそこには立っていた。そしてレジーナを木に縛り
つけると、良心に従っているとして、レジーナに自分たちの
痛みを分からせるという。愛するものを引き裂いた報い・代償
を払えと言うと、レジーナは勝ちたかっただけだと語る。
あんたは私たちの幸せを奪ったので、今度はあんたの幸せを
私たちが奪う。レジーナはヘンリーに助けを求めるが、自業自
得だと語る。
そんな悪夢から目覚めるレジーナは、ヘンリーの寝室にいくと
電気が付いているので安心する。しかし既にその頃、ヘンリー
はエマと共に街の外へと向かう車の中にいた。

エマはヘンリーに対して、あんたをこの町から引き離すと語る。
しかしヘンリーはこの街を出てはいけない事を告げ、エマは
ヒーローなのだから逃げてはダメだという。街の人みんなを
助けないといけないのだという。呪いを破ってハッピーエンド
に出来るのはエマだけだと語る。ここにはエマの親も家族も
いるのだとすると、ヘンリーは街を出ようとするエマを強引に
止める。

--- 昔 ---
ジョージ王は、息子・チャーミング王子を捕まえる。
お前のことを息子として迎え入れてきたのに裏切られたとして
王は激怒、ミダス王の娘と結婚すれば、王冠も王国も全て
やるつもりだったのだと告げる。王子は自分が選んだのは真実の
愛であり、彼女の為ならば命を捧げると語る。
断頭の刑に処せられそうになるが、何故か刃は水に変わる。
そこには悪い女王がやってくると、王様に対して、私にチャーミ
ング王子を引き渡してくれないかと語る。ミダス王が約束した
だけの金を私が払うという悪い女王。彼を苦しませることに
関しては約束すると告げ、この男を使ってこの男が愛する
女・白雪姫を破滅させるのだという。

--- 現在(28年後) ---
レジーナは庭で実っていたリンゴが腐っている事を知る。
それを見たレジーナはゴールドの元に行くと、私の木が大変な
ことなんっているという。呪いが弱まっている証拠であり、それ
はエマが来たからである事は明らかだという。私の苦労が水の泡
になると告げると、ゴールドは自分はこれから旅に出るので
レジーナには手が貸せないと語る。元々レジーナの目的は、
ヘンリーではなく呪いは白雪姫とチャーミングの幸せを奪うこと
ではないかという。その呪いを維持する為の代償がヘンリーだと
したらどうするのか?と問う。私が彼女を消せばいいことだと
するが、エマを殺せば呪いは解けてしまうぞとゴールドは語る。
魔法の契約を作り替えてくれというが出来ないというゴールド。
ここでは魔法もなかなか手に入らないと告げる。レジーナは
ゴールドが意図して呪いを破れるように作ったのだとして、
新しい契約を結ぶという。呪いを打ち破ることなくエマの存在を
消して欲しいとすると、契約には双方の合意が必要で有り、
君には私が欲しいものはもう何も無いと語る。一つアドバイス
すれば、君も街を出るべきではないかという。呪いが解ければ
君は無傷では居られないだろうと。

レジーナは小学校にいくと、ペイジ(グレース)の自転車に
ホワイトラビットのカードを貼り付けておく。

エマはメアリーの元に戻ると、街を出ていったのではないのか
と問われる。メアリーはエマがサヨナラも言わずに出て行こう
としたことに激怒していた。貴方は私が逃げようとした際に、
私の事を"家族"だと言ったのに対して、どうして今になって
貴方が逃げようとするのかと問われる。エマはここでのことは
私の望むことではないと告げ、人に頼られることも望んでいない
という。それでヘンリーを誘拐したというのかと呆れられると、
エマはヘンリーの為だと言っているが、自分が面倒になった
からだと語る。貴方がここに来て責任感が芽生えたと思ったのに
残念だとし、ヘンリーの為に行動してという。エマはどのように
行動すれば良いのかと問うが、メアリーは自分で考えるべき
ことだという。

--- 昔 ---
白雪姫は、チャーミング王子が城で刑に処される事を知って
助ける為に七人の小人やルビー、グラニーたちと行動を共に
していた。上空から支援してもらう為にフェアリーたちにも
助けを求めたとグランピーは語る。赤ずきんがやってくると、
城には王子がいるが、更に悪い女王までいるようだと語る。
これは明らかな罠だとするが、白雪姫はそれでも行くと語る。
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ストーリーブルックでの呪いが徐々に溶け始めたことで、
レジーナとしては焦りを感じる。呪いが解けた際には、街の人
たちからの復讐の鉄槌が下ることは、想像に難くはないので、
悪夢に悩まされていくレジーナは、ゴールドに対して改めて
契約を求めるが、ゴールドはそれを拒否する。
そんな中で、レジーナは時空を移動出来るジェファーソンに
最後の頼みの綱を求める。

エマが何故そこまで呪いを信じようとしないのかがイマイチ消化
不良な感じがするけど、やはり強そうに見えて、実際には恐怖に
よって縛り付けられているところなのかな。

これまでレジーナが拘りを見せていたリンゴの木が呪いの効力の
指標となっているのはある意味面白い形であり、あれだけ赤々と
美味しそうに育っていたリンゴが腐っているというところが
凄かった。レジーナが夢に見たリンゴを、エマが握りつぶして
居たときのド黒さがなんとも言えなかった。

またレジーナは過去の世界に於いて、何故そこまで魔力を持つ人物
なのかイマイチよく分からない。

レジーナは、チャーミング王と白雪姫を決して引き合わせることは
しないとの事だけど、皮肉な事にこの二人、現実の世界に於いて
は、メアリー役のGinnifer Goodwinと、チャーミング役のJosh Dallas
はドラマ撮影中に結婚して、子供も生まれている。
子供の名前は、ヘンリーとかエマだったら笑えるんだけどね。

エマがリンゴを食べるシーンを見届けないレジーナの詰めの甘さ
が目立ったけど、ヘンリーかメアリーがこれを食べるのだろうなと
想像出来るところは有った。寧ろあの場面でレジーナは本当に
エマが食べると思ったのだろうか?

魔法の世界ではなくても魔法のかかったものが有れば魔法は
使えるということで、ゴールドは相当魔法の小瓶を備蓄して
いた気がするんだけど、どこかに隠していないだろうか?

これで白雪姫本来の物語である、継母から毒リンゴを食べさせられ
るという、おとぎ話通りの整合性が図られたんだなと思う
となかなか面白く出来ていたかな。


・The Mad Hatter役のSebastian Stan

Season 1, Episode 17

・白雪が悪い魔女に助けられるエピソード

Season 1 . Episode 18


メアリー・マーガレット・ブランチャード (Ginnifer Goodwin) 白雪姫
エマ・スワン (Jennifer Morrison) ウソをついている人を見抜ける、ヘンリー母
レジーナ・ミルズ (Lana Parrilla) 悪い女王、ストーリーブルックの町長
デビッド・ノーラン (Josh Dallas) チャーミング王子、昏睡状態の患者
ヘンリー・ミルズ (Jared Gilmore) エマの息子。レジーナの養子
アーチー・ホッパー (Raphael Sbarge) ジミニー・クリケット(コオロギ) 、カウンセラー
Mr.ゴールド (Robert Carlyle) ルンペルシュティルツキン、不気味な町の
名士。質屋

グラニー (Beverley Elliott) 赤ずきんの祖母、ホテルと食堂を経営。孫のルビー
ルビー (Meghan Ory) 赤ずきん、食堂でウエイトレス
キャスリン・ノーラン (Anastasia Griffith) アビゲイル姫
シドニー・グラス (Giancarlo Esposito) Magic Mirror 新聞社・編集長
オーガスト・W・ブース (Eion Bailey) バイクに乗って来る男・ピノキオ

修道院長 (Keegan Connor Tracy) ブルーフェアリー
--- (Alan Dale) ジョージ王
ジェファーソン (Sebastian Stan) The Mad Hatter

七人の小人 (白雪姫を助けるドワーフ)
--- (Mike Coleman) ハッピー
ウォルター (Faustino Di Bauda) スリーピー
--- (David-Paul Grove) ドク
--- (Jeffrey Kaiser) ドーピー
Mr.クラーク (Gabe Khouth) スニージー 、雑貨店
--- (Mig Macario) バッシュフル
リロイ (Lee Arenberg) グランピー、何でも屋
--- (Ken Kramer) ボシー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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