奥さまは首相
〜ミセス・プリチャードの挑戦〜
The Amazing Mrs Pritchard

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/mrspritchard/


第2話


脚本/Sally Wainwright 監督/Declan Lowney

国民からの支持を得て当選したロズ。
本当は国民が政治に興味が持てるよう指摘したかっただけなのに
いつのまにか自分が政治家の位置にいる。しかも首相の位置に。

冒頭からバッキンガム宮殿の女王陛下に接見。
そこで不安な一面を覗かせるものの、女王に勇気づけられる。
無視できないのは国民から選ばれたという事実であり義務で
あること。一晩で国の活動が停止することは先ず無いだろう
という。職務に慣れ自信が出るまで何もせず、ホワイトホール
のなすがままにさせておくのも一つの手であり、その間に
観察して勉強することの必要性をうたわれた。

そんな彼女にいきなり重要な決断を迫る軍隊派兵の要請。
フランス政府からの要請だが、難しい決断もokサインを送る。
その後ブッシュ大統領から自国のエージェントの潜入がバレる
として派兵を停止してくれと言われるが、政治に関して無知
さ加減が良い感じに現れるやりとりが起こる。

ダウニング街の首相官邸前で初のスピーチ。
民主主義を機能させるために必要なのは国民の関心である事を
訴え、自分にとって何が必要なのかという事を他人に決めさせ
てはいけないと訴えた。そして決して嘘を付かないこと、国民
を欺かないことを約束。

そんな彼女もやはり心理的負担は大きく、家族の前では随分と
不安な事を口にしている。自分の無知さ加減に不安は増大し、
三週間後には大恥をかいて首相の座から降りているという。

ブレア元首相から抜け道を聞き出し、早朝に地元のヨークシャ
ー州へと赴き、キンバリーと逢う。しかし国民はロズが
政治家ではないから投票した事。決して政治家になる必要性は
無いと励まされ復活。

女王演説を国民のアイディアで出し合う事で、政治は国民の
ものである事を訴え感心を持ってもらうことにする。
彼女らしい初めての仕事か。

その後近所の教育の場を視察し、現場の先生よりアイディアを
経て国会をロンドンからブラッドフォードへ移転することを
考えた。
しかし現場の教師が言っていたが、イギリスには読み書きの
出来ない人間が700万人おり、小学を卒業しても1/3の子は字が
読めず、1/4の子は算数が出来ないというのは本当のことなの
だろうか。イギリスって移民が多い国だっけ?

折角国民からアイディアをもらった演説もそのシーンはカット。
まぁインタビュー映像の形式で国民の声は聞こえたのだけどね。

色々と形式は違えど日本と似ている問題も状況も多いので
興味深いね。

取りあえず彼女が決断したことによりイギリス軍の二名の兵士
が捕虜になり亡くなってしまった。この辺の事実に対して、
彼女はより市民に近い感覚の持ち主なので、衝撃も大きそうだね。

Jane Horrocks (ロズ・プリチャード) 英国首相。パープル同盟党
Steven Mackintosh (イアン・プリチャード) ハットン社の経理
Jemma McKenzie-Brown (ジョージーナ・プリチャード) 次女
Carey Mulligan (エミリー・プリチャード) ロズの長女
Jodhi May (ミランダ・レノックス) 報道官。元新聞記者
Siobhan Finneran (ビバリー・クラーク) 保健省政務次官。元弁護士
Frances Tomelty (キティ・ポーター) 'グリーンゲイジズ'
ジェラルディーン・ジェームズ (ヒラリー・リーズ・ベンソン)
サリー・フィリップス (メグ・ベイリス) 個人秘書。
ベン・シックススミス (トム・マイソン) スピーチライター
Janet McTeer (キャサリン・ウォーカー) 財務相兼副首相
ジョナサン・エイリス (リチャード・リービス) 主席秘書官
セリーナ・キャデル (ドロシー・クラウザー) 外相。
ミーラ・サイアル (リズ・シャノン) パープル同盟党議員
ロバート・ポータル (ポール・クリッチリー) 保守党党首。

Sue Vincent (キンバリー) 店員
Sean Cernow (フランク)
Ian Keith (フィル)
Anji Kreft (ウナ) 店員
Sally Phillips (メグ・ベイリス) 首相官邸のお手伝いさん

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