パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット (Person of Interest、アメリカCBS) http://www.ntv.co.jp/personofinterest/?n_sclbtn=t

 Jan. 12, 2012
第11話 管理人 Super

脚本／David Slack
監督／Stephen Williams
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リースはCIAのスノーとエバンスに見つかり、古巣に戻れは全て
を白紙に戻すと言われるが、見え透いた嘘を付くなとして、
それを突っぱねる。するとリースはエバンスの放った銃で
撃たれてしまう。カーターは自分が密告したせいで、リースが
撃たれた事を知るが、負傷した彼を目の前にして逮捕する
ことなく、見過ごすことになる。

フィンチは銃弾を受け負傷したリースを検視所の監察医の
ところに運ぶ。ナジャフでは一番の外科医として名を馳せた
ファルーク医師の元にいくと、家族の仕送りの為にアメリカ
での医師免許を得られない事を知って、治療をしてくれたら
大量の金を払うと告げ、バッグから大金を見せる。

カーターは家の前で如何にも監視しているというトラックを
目にして、CIA捜査官のスノーに声を掛ける。バレバレの尾行
をしてわざと見せつけているのかと問うと、リースと接点があ
るのは唯一君だけだと語る。カーターは連絡が有れば必ず知ら
せる事を告げる。スノーは俺だって張り込みはしたくない事を
告げると、このまま隠せば仕事や家族を失う事になるぞと
圧力をかけていく。

カーターは署に戻ると、ファスコのパソコンで捜査情報を
得ようとしていた。ファスコのパスワードはデスクの中に
ドーンと入ったまま。カーターはリースと逃走したのが、以前に
証拠品保管庫で目にしたバーネット・ノーマン(フィンチ)で
有る事を知ったのである。ファスコはバーネットの携帯電話の
位置情報を調べていた。ファスコはカーターに対して俺の
パソコンを勝手に使うなと告げると、カーターがフィンチの
事を調べているのを知る。

2005年。
フィンチは同僚のネイサンがシステム開発を依頼してきたNSA
のアリシアと逢う事を知って遠くから監視していた。
ネイサンが情報の窓口をしていてフィンチが実質的にシステム
を隠ししていたのである。アリシアはネイサンに対して、色々
とアナタに市民の個人情報データを提供している事を告げ、
そろそろその成果を見せて欲しいと告げる。もしもデータに
アクセスされている事がバレたら私たちも刑務所に捕まるの
だと告げる。ネイサンは開発したマシンの結果として9桁の
番号を渡す。498 00 3145。諜報員ならばこの番号くらい調べ
られるだろうと告げる。
ネイサンはフィンチと合流すると今の番号は本当に吉と出る
のか?と問うと、必ず上手く行くはずだと告げる。

2012年。
リースの資産調査、プリペード携帯などが調べられていた。
一方治療後車イスのリースはフィンチの手筈で、マンション
を借りていた。管理人のアーネスト・トラスクは、リースに
対して丁寧に説明し、いつでも問題が有れば呼んで欲しいと
告げる。フィンチはホテル住まいも飽きただろうとして、
このアパートを用意していた。リースはスノーの事を尋ねると
現在カーターにずっと尾行している事を告げる。フィンチは
カーターは俺たちを見逃してくれた事を告げ、フィンチに
彼女の身を守って欲しいと告げる。しかしフィンチは既に次
の仕事がある事を告げる。次のターゲットはこのアパートの
管理人・アーネスト・トラスク(51歳)だという。トラスクは
フロリダ州グッドランド出身。人口は僅か395人の小さな街で
高校卒業後の記録がないという。リースとの会話の中で
彼はマイアミに住んでいてナイトクラブを4軒経営し、トラを
飼っていたと言っていたが、それは嘘なのかという。
14年間アパートの管理人をしてていて、この住宅に住んでいる
のは241人だという。トラスクの電話をハッキングすると、3軒
の質屋と電話していて、裏で銃の取引をしている危ない質屋
との繋がりが有るという。果たして彼は加害者なのか、被害者
なのか。

スノーとエバンスは相変わらずリースを見つけられずイライラ
していた。スノーはエバンスに対して、撃ち殺すことも出来た
だろうと告げるが、オルドスで何が有ったのか尋問したいと
言っていたので殺さなかったのだと語る。カーターは相変わらず
事務職をしているだけだと告げる。

フィンチはリースに引越祝いと称してクッションをプレゼント。
フィンチは既にアパート全部屋のライブカメラのハッキング
に成功していつでも室内を見る事が出来る状態だった。
シェフのリリーはペントハウスに住むリックとデートしている
感じ。アンバーはフィットネスをしていた。ダグ・スタンレー
は警備員だが、アパートで発生している宝石泥棒を探している
様だと語る。トラスクが犯人なのか。目の前にはアパートの
オーナーであるアラン・ホルトもいた。

リースは水道管を壊れたとして管理人のトラスクを呼び出す中
フィンチがトラスクの部屋に侵入する。銃は無いが弾は出てくる。
リリーの写真が多数出て来た事から、彼はリリーはストーカー
していて殺害するつもりじゃないのかと告げる。
そんな中、トラスクがレンチを取りに部屋に戻ったので
すぐに部屋から出るようフィンチに告げるが、家を出た所で
フィンチは思わずトラスクと鉢合わせしてしまう。エレベーター
に乗って逃げるが、目の前には警備員のダグが居て絶対絶命だ
った。
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リースを知るCIAのスノーとエバンスに見つかってしまったリースは
腹部に銃弾を撃ち込まれて、暫く車イスの生活を強いられる。
しかしマシンは無情にもリースの事情など関係無いとばかりに、
数字を弾き出していく。フィンチはアパートをプレゼントしたかと
思えば、このアパートの管理人のトラスクこそ、マシンが弾き出した
数字である事を聞かされる。

なかなか複雑で入り乱れた状況故に、面白く出来ていた。
ただちょっといろんな事を詰め込みすぎただろうか。

まずは2005年の映像。
マシンの開発を依頼してきている、NSAや国防総省のものたち。
マシンを正当に利用するならばまだしも、何らかの技術転用をして
怪しい事をしていきそうだ。人間ならば欲は際限がないので、
フィンチがシステムをブラックボックス化したい理由もよくわかる。
何といっても一緒に開発しているネイサンの姿まで検知しているの
だから怖い所だ。マシンからすると、カーターとかリースには、異常
反応は無いのだろうか?常に命を狙われる対象だと思うけどね。

そして2012年現在の事件。
何といっても今回の一番の功績は、カーターがフィンチに対して、
あなたたちが一体何をしているのか?と問われた際に、言葉で説明
するのではなく、これから起こりうる事件の容疑者を引き合いに
出して、カーターが事前予知の流れに便乗して事件を解決していく
という流れを演出したこと。
フィンチは自分が主導権を握っているという事を示す為に、上手い
こと携帯電波の流れを使って、彼女を呼び出したし、カーターの全て
を監視しているとばかりに、事件の解決の節々には、連絡を入れて、
自分たちはそういう事をしているのだと語っていた。
政府を裏切ることになるのであればそれ相応の目的と理由が知りたい
としていたけど、これが味方になってくれるのだろうか?
どうしてもこのチーム、戦闘要員が足りなさすぎる。
今回リースが怪我したところでそれが分かる仕組みというのは
上手く問題点を示唆していたと思う。せめてフィンチに銃を覚えろと
していたけど、ゴミ箱に捨ててしまう姿が有ったな。

カーターが捜査の過程で、ファスコのパソコンを使って調べる姿。
彼とリースの繋がりがバレてしまうのかと思いヒヤヒヤするものが有った
し、ファスコのデスクの上の防犯カメラ設置にバレてしまったのかと思った
けど、その辺の繋がりはまだ全く見つかって居ない様子。

ファスコはいつでも裏切る事が出来そうだけど、そこまで外道ではないよ
うでかなり良い警察官へと変貌している感じ。

ファスコバリに使えないCIA捜査官の二人の姿も滑稽だった。
コネチカットの動物病院で盗まれた鎮静剤を追って、何処かに消えてしまった
けど次にこの二人が出てくるのは何時のことなんだろうか。
簡単にカーターに尾行を交わされる辺り、相当使えなさそうだ。

最後にリースがフィンチに対して、本当にマシンなど存在して折らず、
フィンチそのものがマシンなのではないかとしたところはまた、気になる
作りだったね。

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