パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット
(Person of Interest、アメリカCBS)

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Mar. 8, 2012
第17話 レイラ Baby Blue

脚本/Patrick Harbinson
監督/Larry Teng
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マフィアのドン、ジャンニ・モレッティが出所することになる。
カール・イライアスの手引きによって出所したのだという。
イライアスはモレッティの実の息子。しかしモレッティによって
母親を殺害され恨みを持っていた
リースは刑務所から出所されるのを車の中で監視して待っている
カーター刑事の助手席に乗り込む。たまたま散歩していたら
目に付いたとするが、マンハッタンから80kmの地点にある刑務所
だと告げ、どうして出所するのを知っているのかと問う。
あんたが来たと言う事は何かが起きるという事なのねという
カーター。出所後の彼を守って供述してもらうのだとカーター
は語る。
フィンチと連絡を取るリースだが、フィンチもマシンが別の人物
を取り上げていた。レイラ・スミスという女性で、2ヶ月前に
社会保障番号で発行されたばかりの人物だという。移民してきた
のか、それとも偽造したものなのか。

モレッティが出てくるとカーターは彼に語りかけ、安全なところに
保護するのでイライアスの件で証言して欲しいと頼む。モレッティ
はカーターを見ると孤立無援の刑事でイライアスにねらわれている
刑事かとつぶやくとその提案を断る。

フィンチはレイラの職場だと思われる場所に行き設備管理室にいく
と、レイラは聖レイモンズ病院の医師ではなく患者であることを
知る。
フィンチは病院にいくと受付にいた看護師のメアリー・アボット
からレイラのカルテを見せて欲しいという。アダリアン医師から
容体を見てくるよう頼まれた事を告げ、レイラに会わせてもらう
となんとレイラは赤ちゃんで、置き去りにされているところを
アダリアン先生が見つけて保護したのだという。アボットが社会
保証番号を申請したとのことだった。
レイラのカルテを調べていると、外でバンに乗って作業をしていた
二人組の男性の姿を見かける。フィンチはレイラを連れて病院から
運び去るのだった。

一方モレッティのことを尾行していたカーターたちは、目の前
で5人組の組織に車をぶつけられて連れ去られそうになるのを
目撃し、カーターとリースで組織を射殺して、モレッティを
助ける。モレッティに対して殺される前に協力して欲しいと
カーターは語る。リースはマフィアのドンを隠すのに上司からの
許可はもらっているのかと問うが、イライアスに屈しない刑事
はまだ残っているのだとして、シマンスキー刑事と自分のことを
告げる。カーターはリースにお礼を言うと、良い子にしていてね
と語る。

フィンチが自宅にレイラを連れ戻っていることを知る。
リースはレイラがネクタイを食べて居るぞと指摘する中、
プルーンチキンを与えるというフィンチ。しかしこの子と殺人が
まるで繋がってこない事を告げ、首謀者が分からない事を告げる。
クリニックの財務記録を調べると、ちょうどクリニックに預けられた
時に5万ドルが振り込まれており、その後も1ヶ月起きに1万ドル
が振り込みされているという。フィンチは国税庁を装い、
寄付している人物の口座番号を知らせないと公益法人を取り消すと
脅してメールしたとの事だった。
そんな中、レイラを誘拐されたとして、NYPDではアンバーアラート
警報が出ていることを知る。
背が低く、ネズミのような髪の毛をした厚いメガネをした人物
という。似顔絵も掲載されているが・・・

フィンチはカーターにスーパーで接触する。
赤ちゃん用品をフィンチが購入している事を知り、誘拐犯はあなた
なのかとして信じられないという。ワシントンハイツで誘拐されそう
になっている犯人から守っただけだとして、協力して欲しいと頼む。
現在レイラはリースと一緒に居る事を告げると、適任じゃないことは
分かっているとし、クリニックに行ってレイラの両親について調べて
欲しいという。特に看護師のアボットは何かを知っている感じだと
いう。
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リースはマシンが割り出したマフィアの元ボス・モレッティの
警護をする中で、フィンチもまた時間差を置いてマシンが
割り出したレイラという女性のことを調べていく。すると
レイラはなんと生後間もない赤ちゃんで、病院の前に捨てられ
て医師に拾われたとするが・・・

今回はリースとはもっとも縁遠い赤ちゃんの面倒を見るという
エピソードだった。不器用な男たちが赤ちゃんに振り回される
のはとても面白い流れだったし、オムツの取り替え方を巡って
まさかリースがフィンチに習うとは思わなかったけど、流石マサチュー
セッツ工科大学だなと語るリースの姿に笑えた。

そもそもこの二人が赤ちゃん言葉を使うというのはかなり大胆な
行動であり、正義感こそ熱いものが有るけど、それを実現するために
他人に対して冷徹に振る舞う姿が有ったので、そのギャップに萌える
ものが有ったね。

今回もまた二つのエピソードが同時進行する話なので、かなり不安な
ものが有った。
特にリースは良いんだけど、フィンチが現場で動き回るには足が
悪いことを除いてもかなりの制約があるのではないかという感じで、
リースのような特殊スキルがコンピュータ技術などの頭脳戦にばかり
集中しているので、ものすごく危なっかしいものがある。

案の定、下手扱いてアンバーアラート警報を流され、フィンチの似顔絵
が警察官に配布されるという状況になったけど、フィンチとリース
はこんな絵(背が低くネズミのような髪、厚いメガネ)で見つかるハズは
ないとしていたけど、相当特徴を掴んでいる絵だと思われ、カーターが
実際にベビー用品を購入するフィンチの姿を見るまで気がつかなかった
というところが意外だった。

赤ちゃんの件では、金持ちの息子の不祥事によって父親の会社の社員の
女性を妊娠させたのではないかと思われたけど、実際には父親が
犯人。そして赤ちゃんを処分し、妊娠した女性・クラウディアの殺害を
殺し屋に依頼したのは妻だと分かる。この妻、そんな裏の社会の人物と
連絡が取れるというところが実に恐ろしい女性だったな。

一方は、ジャンニ・モレッティの流れ。
この流れには警察組織もまたイライアス側に付いているので怖い
ところがあった。ファスコとカーターというリースらの内通者が
互いに喧嘩し合ってしまう場面がついに訪れるのかと思ったけど、
結果としてファスコは良い刑事を貫くことに決めたのかな。

結果として赤ちゃんを優先するがあまり、モレッティの情報を
売り、カーターを怒らせてしまったけど、カーターにとっての正義を
貫く方法とはやり方が違うと感じて決別宣言を出されたけど、
今後はとりあえずファスコを使っていくことになるのかな。
カーターも今は相棒刑事が負傷したことで怒り心頭だけど、リース
らによって助かっている部分も多いので、また必然的に戻ってきそう
だけどね。

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

ネイサン・イングラム (Brett Cullen) フィンチの元仲間
ウィル・イングラム (Michael Stahl-David) ネイサンの息子、元医師
カール・イライアス (Enrico Colantoni) 携帯電話の相手
パトリック・シモンズ (Robert John Burke) 捜査官、違法
ジャンニ・モレッティ (Mark Margolis) マフィアのドン、カールの実父

ビル・シマンスキー (Michael McGlone) 捜査官、良い警察官
--- (David Valcin) Scarface
アドナン・ペトロシアン (Scott Bryce) 父、富豪、ペトロシアン建設社長
アボット (Leslie Silva) 看護師
ニコラ・ペトロシアン (Kate Hodge) アダリアンの妻
マーカス・アダリアン (Karl Kenzler) 医師
ブラッドリー・ペトロシアン (Erich Bergen) 息子、N.Y大学院生、ゲイ
ケイン (Anthony Mangano) 捜査官、凶器の指紋を調べてもらう
ラファエル・アルバレス (Ray Iannicelli)
サミー・クルズ (Juan Carlos Hernandez) 祖父
ヴェダ・クルズ (Maria Elena Ramirez) 祖母
ノヴァック (Solomon Shiv)
ミロス (Paul Krisikos)
オシン (Greg Huge)
--- (Meghan Grace O'Leary) Woman at Accident
--- (Maria-Christina Oliveras) Cashier
--- (Bret Lada) Bradley's Boyfriend
--- (Jose Hernandez Jr.) Latino
--- (Greg Paul) CO Campbell
クラウディア・クルズ () 20歳
レイラ () 0歳、クラウディアとアドナンの子

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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