プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)

http://axn.co.jp/program/privatepractice/




 

Sep. 26, 2007
第1話 最低で最高のはじまり In Which We Meet Addison, a Nice
Girl From Somewhere Else


監督/Mark Tinker 脚本/Shonda Rhimes
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シアトルグレース
リチャードはアディソンの元に駆け寄ると、何故
辞表届など
出したのかと問い詰める。民間のクニリックに移るのだの、
ロスに移るのだの
私の知っているアディソンじゃないという
リチャードは、お前は
世界最高クラスの新生児外科医でオペ室
が仕事場だという。アナタのアディソンならば今頃私は
外科部長
になっているハズでしょと告げると、私は人生を変えたいのだ
という。何処かの素性も分からない人の病院に勤務するのか?
と問うと、ナオミ
はメディカルスクール時代の親友であり、
ナオミと離婚したサムは最高の内科医で、バイオレットは精神
科医、クーパーは小児科医でピートは代替医療が専門の医者で
彼には癒されている事を告げる。
ジーンズを履いてビーチ
に行ったり下着姿で踊るつもりなのか?と問うと、君はオペ室
の人間なのだという。しかしアディソンはもう戻らないと決めた
のだという。リチャードは君のポジションは暫く開けておく
と告げる。

アディソンはいよいよ
ロサンゼルス入りする。
早速初勤務前にシャワーで体を清めると、バスタオルで
体を拭きながら音楽に合わせて踊る。開放的な気分でノリノリ
のアディソンは素っ裸で踊っていると、突然窓の向かいには
サムの姿が見える。なんでサムが向かいの家に住んでいるの
か。アディソンはサムの元に行くと、私はナオミが薦めてくれ
た家に引っ越ししてきたのだと告げる。何でロスに居るのか?
と問われると、まだナオミから聞いていないのかと告げる。

オーシャンサイドウェルネスグループ
サムは早速ナオミの元にいくとアディソンの件はどうなって
いるのかと問い詰める。
そうしている間にも、患者のケンレスリーがやってくる。
レスリーが排卵日になったので、ケンの精子を採取して胎外
受精をしようというのである。
アディソンはバイオレットと共にサムとナオミが喧嘩している
のを見ていた。ナオミは捨てられたことに関してついに怒って
しまったのだという。ナオミは彼に言わずに私を雇ったのだ
と告げるとバイオレットも驚く。更にアディソンの元には
受付のビル、クーパー、そしてピートがやってくる。
誰一人として私が来ることを知っていなかったのかとして、
アディソンはショックを受ける。サムはナオミの行動は
自分がボスだという事を誇示したいが為の行為だという。

一方ピートはアディソンに対して
キスされたので来たのか?
とするが、アディソンは馬鹿げた考えだとして、一度キス
されたくらいで自分の人生を全て捨てて来るハズなど有り得な
いと語る。これは
自分で人生を変えたいと思ったから来た
だという。バイオレットはナオミはクリニックの一番の所有
者である事は疑う余地は無いが、議決権は平等のハズで、
新しい医師を雇う場合は投票で決めるべきだとみんなに告げる。
サムとの離婚のせいでナオミが暴走したのだとして、サムに
なんとかするよう告げる。

バイオレットはとりあえずアディソンに施設を案内する。
第二室は小児科、第三室は産婦人科だという。
アディソンはナオミに遭うとみんな私を侵入者扱いしている
事を告げる。この病院の55%は私のものなのだとして、雇う
ことに異論はないという。
そんな中、
分娩室は手術室ではなく、普通のソファーが
置いて有る部屋
だと知る。帝王切開以外はこの部屋で出産して
くれと。医療スタッフは何処に居るのか?と問うと、私は
60人のスタッフを抱えて最先端医療をしてきたのだという。
一日に一体何人赤ちゃんを取り上げてきたのかと呟くと、
ここでは一日に一人産めばラッキーなんだと言われ、ウチが
目指しているのは小さな街の医療で、患者との繋がりを大事に
するのだといわれる。

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シアトルグレイスでの外科部長戦に敗れたアディソンは
心機一転、シアトルからロサンゼルスの民間病院へと移る
事を決意する。リチャードからは止められるが、誰も自分の
人生・決断を止めさせないとして、自分の決断に従い
行動を起こす。

グレイズ・アナトミーシーズン3の22話23話の中で
アディソンが現実逃避とばかりにロサンゼルスの旧友の
ナオミを尋ねたのがきっかけ。あの中で全く別の世界が
あるということ、ロサンゼルス特有の解放感に満ちた生活
に新たな機会というものを求めていく。
因みにシーズン3のこのエピソードが放送されたのが、2007年3月の
ことで、プライベート・プラクティスが放送されたのは、2007年9月の
ことだ。

些細なことだけどナオミ役はグレイズ・アナトミーでは
Merrin Dungeyが演じていたのだけど、このドラマでは
Audra McDonaldが演じることに変更された。
またこれを見ている時点で、「プライベート・プラクティス」
はシーズン6の13話(2013年1月22日放送回)で打ち切りされてい
る。

グレイズ・アナトミー感覚で見るとかなり肩すかしを食らう
ドラマで、何の設備もない単なる町医者に成り下がってしまう
アディソンの姿を見ると、医師としてのスキルを完全に
捨ててしまったようで、かなり寂しいものがある。
ただ生活を豊かにする為には、カリフォルニアでの生活の方が
明らかに充実しそうだし、ゆとり有る生活が出来そう。

町医者だと麻酔くらいないのだろうか?
今回出産を担当することになるルーシーには緊急オペが必要
になるけど、結局麻酔と称して使ったのはピートの鍼だった。
東洋の神秘を学んだ彼のミラクルさを感じさせたし、
今回はアディソンが居たので執刀もうまくいったけど、彼女が
居ないこれまでのこの病院に於ける同様のケースはどうさばいて
いったのか気になる所。

更にセレブ相手の医療なのかと思いきや、患者数も少ない
町医者な訳だし、医療としてやっていけてるのか実に気になる
病院設定ではある。

本家シリーズに負けず劣らず癖のあるキャラクターたちだ。
今回は亡くなった夫の精子を巡って本妻と愛人の奪い合いが
有ったけど、そのエピソードを通してサムとナオミの関係に
一区切り尽かせようとする意図が有ったのかも知れないし、
バイオレットとクーパーの関係性も示すものが有った。
バイオレットは精神科医をしているのに、自らストーカー
気味っていうところがかなりキテいる。アランという結婚して
いる男性に電話していたね。
クーパーはインターネットセックスに興じている様だけど、
この辺は本家に出た際にもそんな設定が描かれていたな。

アディソンは裸を見られたサムと関係を近しくしていくのか
それともキスをしたピートと関係を持つのか。
マークばりに自信を持つピートがまた憎たらしいものがある
けど、このキャラを好きになれるときは来るのかな。

そして最後にアディソンが主役であることを誇示するように
私は世界クラスの新生児外科医、私が居なければここに居た
人たちは少なからず被害を受けていたことを語る辺り、
爽快感は有った。

まぁドラマとしてはこれからだね。
因みにこのドラマのDVD、レンタルして無圧縮のままHDDの
中に放り込んであるので、容量が大変なことになっている。
Dlife版見たら一気に削除しようかと思う。

■使用された曲

・Scissor Sistersの"I Don't Feel Like Dancin'"
・Belinda Carlisleの"California"
・Chris Garneauの"Sad News"
・Swinglyの"Something's Got Me Started"

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付、産婦人科の勉強中

リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) シアトルグレース
ビル・ヘンダーソン (Bruce Nozick) 父親
マリア・ウィルソン (Stacy Edwards) ケンの正妻
レスリー (Rebecca Mader) ケンの愛人
ジェニー (Moon Unit Zappa) 息子・ウィルを失い精神疾患
ポール (Max Arciniega) モールの転院
ルーシー・ヘイダーソン (Marcella Lentz-Pope) ビルの娘・妊婦
ケン・ウィルソン (Matt Riedy) マリアの夫、死亡
--- (Ming Lo) Lawyer
--- (Noah Dahl) Video Play Back Kid

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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