プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス )

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Oct. 3, 2007
第2話 予期せぬ訪問者 In Which Sam Receives an Unexpected Visitor

監督/Tony Goldwyn 脚本/Michael Ostrowski
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仕事を終えるとアディソンの家には、クーパーとピート、そし
てバイオレットがやってくる。
サムの事を驚かせるのが目的だと
いうクーパーとピート。それならは彼の家に直接行ってくれ
と告げるアディソンは、今日はナオミと一緒に約束している
のでここに来るのだという。そんなナオミもアディソンの家に
やってくる。ナオミが居るとサプライズが台無しになるという
が・・
サムの家にはジンジャーというストリッパーがやってきていた。
サムはクーパーと違ってあんなのに興味は示さないとする
アディソンだが、サムはジンジャーの尻をジッと眺めている
のを目にする。実はジンジャーは彼女の
尻に出来た発疹
見ていたのである。

翌日病院では、サムは一体どういうつもりだと他の医師たち
に激怒する。
しかし他のスタッフは淡々と今日のスケジュールをみんなの
前で発表する。
患者のデーヴ・ウォーカーからの電話で
頭痛と吐き気がする
ので診て欲しいとのことだった。彼は離婚して以降、また
アルコールに手を出し始めたのだという。彼の母・グロリア
と息子のスティービーと一緒に暮らしているとのこと。
担当医のサムが往診にいくというのを知って、アディソンは
この病院は往診もするのかと告げる。
またオブライエン夫妻が9ヶ月目の検診に来る事を告げる。
赤ちゃんのエミリーは産まれながら神経性の病気によって
冒されていることを告げる。クーパーはそんな赤ちゃんに
対して父のグレッグは愛情を示せていないことを問題視する。

アディソンはピートに対して、サムにストリッパーをあてがう
などナオミの事を考えているのかと激怒する。
一方デルはバイオレットに対して、配達が届いている事を告げ
る。彼女に送られて来たのは
高級なイタリア製の自転車だった。

クーパーはエミリーの診察をする。
妻・ベス、夫のグレッグにも色々と話をする中で、グレッグが
まるで感情を表に出していない事を気にする。クーパーはエミ
リーの病気を特定する為にも血液検査をする事を告げる。

ナオミはサムのオフィスで待ち伏せしていると、サムに対して
あの女性は一体誰なのか?という。私はただ好奇心から聞いて
いるのだというナオミ。ジンジャーという女性だと知って彼女
と寝たのか?と問うとサムは寝たという。しかしそれはサムの
ウソで、君の好奇心はヤキモチではないのか?という。

サムはデーヴの家に往診にいく。
しかし呼び鈴を鳴らしても誰も出てこない事を気にする。
電話をしても連絡が付かず、窓から中を覗いてみると、デーヴ
が床に倒れていて、息子のスティービーが対処しているのを
目にする。サムはグロリアに対して窓を開けてくれと訴える
が、彼女はうろたえるだけで動かなかった為に、仕方なく
ガラス戸を破って中に侵入する。そしてサムは応急措置をする
と、グロリアに対して救急車を呼ぶよう指示するが、まるで
電話をしようとしない姿に違和感を覚える。
救急車がやってきてデーヴを運ぶ中、スティービーとグロリア
を置いてはいけないとして、救急車で一緒に病院に運んでもら
うのだった。

バイオレットは届けられた自転車に対して、アランにプレゼント
するつもりで昨年注文したものが今頃贈られてきたのだという。
6千ドルもしたもの。それを知ったナオミは売ってしまうか
誰かにあげてしまえばどうか?と告げ、強くなるべきだと語る。

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アディソンは生活を変えるためにシアトルからロサンゼルスへ
と移るを決意する。最先端の小児外科医としての仕事とは
また別の地域密着型の医療現場に戸惑いつつも、親友のナオミ
と共に私生活を充実させるためにやってきた彼女。
そんな中早くも病院では大変な事態が巻き起こる。

ドラマ自体はそれなりに興味深く出来ているとはいえ、まだ
キャラクターになれていないからだろうか。どうもキャラクター
同士のやりとりにまるで面白みを感じない。
特にアディソンの恋愛ネタというのがまるで冴えない訳だけど、
元々男関係には冴えない役回りだったし、こんな感じで良い
のだろうか。正直ピートとの絡みは無理矢理作っているとしか
思えない所もあるし、グダグダした恋愛を続けている
「グレイズ・アナトミー」のまさに少し年齢を上げたキャラク
ターたちのグダグダとした恋愛関係を見せられるばかりの展開
である。
この調子だと引っ越してきた意味があるのかどうか実に謎で
有り、他人の恋愛の縺れを解決するばかりで、当の本人は
前に進もうとしているのかさえも謎だ。

サムとナオミは何故別れたのかさえもよく分からないまま
ドラマに突入しているので、ナオミばかりに恋愛を引きずり、
サムに振り回されているばかりの状況。

バイオレットも他人の診察をする前に自分の診察をすべきだ
みたいなキャラクターにしか見えず、また見えぬアランの事を
延々と追いかけている状況だ。結婚しているのにまだやり直せる
と考えている分、ちょっとたちが悪いのかも。
クーパーとバイオレットは良い感じの関係に思えるので二人が
上手く補完し合えている時にドラマの良さを感じるところなの
かも。

肝心の医療部分は相変わらず、アディソンが居ないころのこの
病院は一体何をどう処理していたのか謎だ。
血液検査、遺伝子検査の結果を見て、なんだか分からないと
語る辺りに、この病院の医師のレベルを感じたけど、DNAの
専攻をしているアディソンだからこそ分かった事なのだろうか。

聖アンブローズ病院のシャーロット医師との関係も今の所
かなり微妙な関係にあるので、ドラマとしては面白みを感じ
ないのだけど、無能だと思っていた彼女の中に有る熱い感情の
一端を知れたので、まぁ少しずつ良くなっていくのかも知れな
い。



■患者

デーヴ

父・デーヴが離婚を機会に再びアルコールに手を出す中で、
突然意識を失ってしまう病気にかかってしまうというもの。
やがて息子のスティービーも同様の病で倒れてしまうけど
結果的に母のグロリアが、パブロフの犬のように、デーヴが
アルコールを飲まないようにするために、毒を飲ませて
苦しませようとしていたというものだった。
ところでスティービーはなんで倒れたんだろうか。
ヒトヨタケに含まれているというコプリンを使ったようで
アルコール依存症の薬みたいな働きをすると言われていた
けど、実際には前時代的な治療法だった感じ。
最初に救急車で運ばれたときには検査とかしなかったんです
かね。

赤ちゃん取り違え

オブライエン夫婦の娘・エミリーは先天性の神経疾患を
患っている家族。
一方のスティンソン家は25万ドルほどの不妊治療の末に
ようやく生まれた子・サムを授かった家族。
遺伝性のものかどうかをオブライエン家が調べた際に、
娘とのDNAが違うということで発覚したモノ。
ダンカンが娘に疾患があると知って生まれて二日目に子供を
入れ替えたというのだから惨い話だ。長い歳月不妊に苦しめ
られてきたのに、その上この仕打ちっていうのがちょっと
見ていてつらい流れだった。
ただグレッグは決して子供に愛情がなかった訳ではない
という事がハッキリしただけでも良かったね。

互いの母親が娘の癖というものを語り合うシーンは切なさを
含んで良いドラマになっていた。


■使用された曲

・Frank Popp Ensembleの"Leave Me Alone"
・James Bluntの"Same Mistake"
・A Fine Frenzyの"Hope for the Hopeless"

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell)
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) シアトルグレース

--- (Johnny Cley Rivers) 医者
ダンカン・スティンソン (Dorian Harewood) 父
デイヴ・ウォーカー (Sean O'Bryan) 父、アルコール依存、妻と離婚
メリンダ・スティンソン (Barbara Eve Harris) 妻、高齢・人工授精
グロリア・ウォーカー (Jean Sincere) 母、認知症かと思いきや・・
ベス (Susan Kelechi Watson) グレッグの妻
ジンジャー (Tracey McCall) ストリッパー
グレッグ・オブライエン (Elimu Nelson) 娘に感情を示さない夫
スティービー・ウォーカー (Drew Osborne) 息子
--- (Elizabeth Pan) ER Nurse
--- (Paull Walia) Delivery Guy
マヤ・ベネット (Shavon Kirksey)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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