プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)

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Oct. 31, 2007
第6話 優しい嘘 In Which Charlotte Goes Down the Rabbit Hole

監督/David Solomon 脚本/Jenna Bans
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ナオミはこの日、久しぶりのデートの為にアディソンに服選び
を一緒に頼む。ナオミにとって
デートは大学生以来のことで
もうそのやり方も忘れているという。そんな中、部屋に呼び鈴
が鳴るとナオミを呼びに来たデート相手かと思い、とりあえず
アディソンが応対に出る。するとそこに立っていたのは、ピー
トだった。サムの家でクーパーたちとポーカーをしていると
いう彼は一緒に飲まないかとしてワインを持ってくる。
アディソンは口説こうとしているのかとすると、ピートは
惹かれていることを素直に認めたらどうかと問う。アディソン
は今は惹かれてはいないとしてワインだけ受け取りドアを
閉めてしまう。

デルは毎朝一番にクリニックにやってきては、それぞれの医師
たちのオフィスを綺麗に整え雑用をこなしていく。
ナオミとサムがやってくると、デルはカルテとコーヒーを
手渡す。バイオレットはナオミに対して昨日のデートはどう
だったかと尋ねると、良くなかったとしてナオミはデートの
仕方を完全に忘れていて相手に引かれた事を語る。バイオレット
も昨晩デートしたという事を聞いて、アディソンは自分だけが
デートしていない事を知る。

クリニックでは今日診察にやってくる患者について話し合う。
ナオミの患者、アンジー・パジェットが不妊検査の結果を聞き
に来るという。アンジーは自分に排卵しているので原因は夫
のレイに有るのかもしれないという。一方サムの患者・マリリン
サリヴァン
とクーパーの患者でマリリンの娘であるテスがや
ってくるという。マリリンは
多発性硬化症を患っているが、
今日クリニックを尋ねてくるのは
腕を怪我したというテスの
方だった。サムはマリリンの為に多発性硬化症の新薬のサンプル
を渡したい事を語る。
ナオミはアディソンに時間があるならばアンジーの妊娠に手を
貸して欲しいと頼む。

クーパーはテスの怪我を見る。
腕に酷い傷があり、本を読みながら歩いていたので道の段差で
躓いていたのだという。マリリンもテスの事に対して、本ばかり
読んでいるからだとして、呆れる。一方マリリンの元にはサム
もやってきて、サムはマリリンが投稿した記事の事を褒める。
クーパーはテスに母親は誰か恋人と過ごしているのか?とするが
あんな病気にかかっているのに相手が見つかるハズもないと
語る。しかし腕のあざは誰から捕まれたようなあざだと語る。

ナオミの元にアンジーと夫のレイがやってくる。
アンジーには不妊の問題が無い様なのでレイの精液サンプルを
採らせて欲しいと告げる。

シャーロットがクリニックにやってくるとサムに緊急のお願いが
有るという。病院にとっては一大事の事なのだという。
シャーロットは不眠症を患っていて、三日で三時間しか寝てい
ない状況
だった。失語症になって言葉が出てこないことも多く
全身を検査したがどんどん悪化しているのだという。昨日も
車を駐めた場所を忘れてしまったとのこと。サムは睡眠導入剤
でも使用したらどうかとするが薬はダメなのだという。それならば
ピートの代替医療を受けてみるか?と尋ねる。
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アディソンとピートを無理矢理結ばせようとする意図が非常に
見苦しいドラマと化しているな。
多分「グレイズ・アナトミー」のアディソンをみていればここまで
違和感は無いと思うのだけど、なんだか無理矢理二人がけんかを
ふっかけているようで、幼稚なところでグチグチしているところ
はグレアナ以上につまらないドラマと化している。
そもそもピートってそんなにいい男なのか?

アディソンは末永くつきあえる相手を求め、ピートは結婚生活は
こりごりなので遊べる相手を求めているのだという。
奇しくも同じ週にDlifeで放送されたグレイズ・アナトミー
久しぶりにシアトルグレイス病院にアディソンが手術の為に一時
戻るというシナリオだったけど、マークが俺はナースにも相手に
されず溜まっているんだとして、アディソンと関係を持とうとして
いたけど、マーク程性格はひどくないが、顔はマークがやはり
フェロモン化している気がする。


■患者

マリリン・サリヴァンとテス

母親が多発性硬化症。娘はやたらとけがをするということで、診察
に通ってくる親子。マリリンはサムが担当し、テスはクーパーが
担当している患者。
マリリンは表面的には病気にも負けず強い母親を演じているが、
やはり不満のはけ口を娘に向けているようで、手の傷跡はすべて母
親が行ったものだった。クーパーは担当する患者に虐待の疑いがある
ということで、サムに報告。サムはあり得ないとして反論し、勝手な
行動はとるなと告げるも、クーパーは結果としてソーシャルワーカー
に電話した。

つらいのは娘は母親は発作を起こしたときにつかんだだけだとして、
あくまで虐待ではないとかばう姿があることと、母親もまた悪いと
思いながらも止められない現実が有ったことだろうね。

子供を奪われたら病気の母はどうしたらいいのか?という問いかけに
ソーシャルワーカーはそれは仕事の範疇ではない的お役所対応を
見せていた。

結局聴聞会で、クーパーは虐待は無いと嘘をついたけど、
注釈的にテスは強い子だが、子供が耐えてはいけないことがあるとし、
傷つけられて殴られていることだと語っていた。
本来守ってくれる相手からの暴力に対する非難。気持ちを抑え込んだ
瞬間から子供ではいられなくなるというピーターの主張に、テスや
マリリンよりも寧ろ、それを隠させようとしてサムはどう感じたのか
気になるエピソードだったね。

悪人じゃない、過ちをおかしただけ。マリリン本人から聞かされると
さすがに萎える。

アンジー・パジェットとレイ

不妊症だという中年カップル。夫・レイ役のCorey Reynoldsは、
クローザーのガブリエル役の俳優さん。
妻に問題はなく夫側に有るのではないかと疑うも、実際には妻が
避妊をしており、妻は祖母、母共にハンチントン病という遺伝病である
ことが判明する。海外ドラマでは時々遺伝病に対して、子供には同じ
思いをさせたくないと感じて妊娠することを拒む人たちのエピソードが
放送されるね。

皮肉にも子供を持ちたいのに持てないというアディソンとは共感する
ところが有ったのかも。
元々はナオミの患者だったのに、いつの間にか遺伝子の専門家ということも
有って彼女のことを担当することになった。

子供を出産するとしたらどんな名前をつけるのか。
アンジーは女性ならばマーガレットで男性はヘンリーが良いという。
アディソンは子供が持てるならばカーソンが良いと語っていた。

アンジーは当初何も語らずにレイの前から消えようとしたけど、
うまいこと説得。その上で出産すると決めた二人に対してナオミが止めよう
とするあたり、ナオミって何者だって感じがしたけどね。

シャーロット

いつもは敵対している聖アンブローズ病院の医局長のシャーロットが助けを
求めてやってくる。その助けの求め方も、助けてほしいとする側の人間の
態度ではなかったな。まぁそれだけ切迫感があり、失語症を煩うほどに
不眠が続いているのが原因ということもあるのだろう。
自分も一日4時間くらいしか眠れないことも多いのだけど、シャーロットの
場合3日で3時間しか寝ていないと語っていた。
薬はだめだということで必然的にピートの代替医療を使って睡眠を得るための
方法を模索。
結果として悩みを打ち明けられたからこそ眠れた訳で、代替医療が必要という
よりもバイオレットなどのカウンセリング・精神科医の範疇だった気がする。
シャーロットを眠られることが出来た魔法の手を持つピートに恋をしていく
のだろうか?

心身共に健康で居るには人とのつながりが必要とのこと。

■アディソンとピート

牽制しあっていたけど、結局アディソンの方から、ピートへの気持ちに妥協点
を見いだした感じ。将来が不透明なアンジーとの関わり合いが、アディソンの
価値観を変えて、今を生きるとする考えを持つようになったようだ。


■デルとナオミ

なんだかよくわからないが、デルはナオミのことをずいぶんと崇拝している。
今回デルは親から虐待していたことを患者のテスの件の流れの中で語っている
姿があったけど、母親のような人を求める傾向にあるのだろうか?


■使用された曲


アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

アンジー・パジェット (Kimberly Elise) 不妊治療の検査。実は・・
マリリン・サリバン (Valerie Mahaffey) 多発性硬化症の母
テス・サリバン (Holliston Coleman) マリリンの娘、虐待
レイ・パジェット (Corey Reynolds) アンジーの夫、子が欲しい
--- (Michael Rubenstone) Lawyer
--- (Sheila Shaw) Social Worker
サンディ・フリン (Elizabeth Payne) Judge
--- (Jane Clark) Nurse
ケイシー (Bellamy Young)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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