プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)

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Nov. 14, 2007
第7話 ベビーラッシュ In Which Sam Gets Taken For A Ride

監督/Jeff Melman 脚本/Emily Halpern
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オフィスでアディソンの元にピートがやってくる。
先日アディソンの家でパーティーをした際にアディソンが
ピートにキスした件で、
あのキスの何だったのかと問い詰め
にくる。もしかして以前俺が突然キスしたことへの仕返しなの
か?と問うピート。アディソンは
あなたが戸惑ったり混乱する
のを見ているのはホントに良い気分だ
という。その直後二人は
濃厚なキスをする。ピートは彼女にキスだけの関係は終わりに
しようとつげ、俺たちは大人だとするが、アディソンは
私は
大勢の中の一人にはなりたくないとし、特別になりたい
のだ
という。そうなる為にも一度試してみないか?と問うと今夜
二人は関係を持つことに決める。そこにデルが入ってくると
患者が来ていると呼びにくる。

バイオレットはバナナを冷蔵庫に入れている人は誰かと激怒。
熱帯の食べ物なんだからバナナを入れるなと朝から不機嫌モー
ドのバイオレット。
ピートはみんなが集まっているところで今日は、患者のスーザン
マカルー
がくることを告げる。スーザンは誘発分娩をするの
だとし、
本人の出産計画に沿う事を大事にしてほしいと語る。
ピートがまずは
リラクゼーション療法に基づいて水中出産を
試みる
のだという。アディソンは水中出産は衛生の面からあまり
勧められない事を告げるが、妊婦からのリクエストに応えるのが
我々の仕事だという。スーザンは妊娠した後に警官の夫・ジェ
イソン
を殉職して亡くしたのだとし、彼女は
パニック発作
持っているので分娩中も危険なのだと語る。身内がいないから
こそ俺がつきそうと約束したのだと告げると、アディソンは
ピートの事をちょっぴり皮肉って語ったことに後悔する。

サムの元に患者のサラ・ヒルから電話があり、今から往診を
頼みたいのだという。足を酷く悪くしたので急いで来てほしい
のだとし、住所
アルヴァーソン5600に来てほしいと頼む。
引っ越ししたのか?と聞き返そうとするが電話はすぐに切れて
しまう。

スーザンがピートの診療室にやってくる。
ピートはアディソンやナオミにもスーザンのことを紹介する。
スーザンはすべて計画通りにしたい事を告げるが、子供の出産
は計画通りに行くとは限らない事を語る。アディソンは
ピートのリラクゼーション療法の後に自分が処置することを
語ると、スーザンは膣内のプロスタグランジンゲルを抜いて
オキシトシンを投与するのでしょ?と問う。アディソンたちは
難しいことを既に調べてある彼女に驚く。

出産のためにアシュレー・マンハンが家族全員を引き連れて
やってくる。夫・パトリックと、三人の子供、ダニー、
マルコム、トッド
。ナオミやデルは出産に関して説明しよう
とするが、もう四人目だから大体の事は分かるとして説明を
省略させてしまう。今日は出産前の健康診断の筈が既に
産気づいている事に気がつく。

ナオミはサムが往診に応じようとしていることに驚く中、
ナオミはバイオレットにピートとアディソンが結ばれるのを
止めないとだめだと語る。ピートが以前に同僚に手を出して
どうなったか?と問うが、バイオレットはアディソンならば
大丈夫だとし、
女性だって男性のように割り切った付き合いは
出来る
という。バイオレットは私だって割り切れるタイプよ
というが・・・

サムは呼ばれた住所に行くと、そこは
サーカス・リカーという
コンビニだと分かる。しかも閉店の札がかかっていることに
気がつく。中からサラがサムの事を呼び出すと、診察キットを
持ったサムは早速容体を見ようとするが、サラは今回怪我して
いるのは私ではなくデイモンだという。彼は店員であり、
横にいた女性・ケリーに銃で撃たれて足を負傷しているのを
知る。

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今回のエピソード、患者の三人・全員が妊婦で、そして妊婦に
ありがちな精神疾患を伴いつつエピソードを構成したような
もの。スーザンはパニック障害、ケリーは気分性障害、アシュ
レーは産後鬱などなど・・・。

当然ながらこの手の患者と関わらせることで、クリニック職員
たちの恋愛観に深く影響を与えていくというもの。
自分たちは大人なのだから割り切れると考えているものたちに
一石を投じるところが有ったり、また逆に未来ばかりを考えす
ぎて意固地になりすぎるものたちをリラックスさせるような
もの。

ピートとアディソン、クーパーとバイオ、サムとナオミ。
前者二組は明からセックスする気満々だったけど、最終的には
そこまで及ばず、サムとナオミが意外にもオフィスでの行為に
及ぶというもの。それぞれ互いに危険が及んだときにこそ
絆というものを再確認できるのか。

まぁ前者二組がそう簡単には行為には及ばないのはドラマの性質
から見ても明らかな感じはしたけど、色々とぶっちゃける割には
なかなか関係が進まないところは、グレイズ・・・同様面倒くさい
内容ではあるね。

ただピートがなかなか関係が及べない理由というのも、今回の
ラストで明らかになった。こういう気持ちを相手(アディソン)
にも話せる関係になれれば良いのだけど、やっぱり難しい。
アディソンもNYPDのケビン・ネルソンの誘いにいけばよかった
のに・・。もう素直にピートとの関係なんて面倒としか思えない。


■患者

スーザン・マカルー

妊婦だが、警察官の夫・ジェイソンを失ったことでパニック
傷害を患ってしまったようだ。ピートが最後まで親身になって
付きそう事を約束。スーザンは計画的出産を練って、パニック
障害者特有の自分が計画を主導していると感じていないと
不安感に陥るという状況を打破しようと考えるが、いざ出産の
時になって水中に計画書が落ちて一時期パニック不安が襲って
来た。しかしアディソンが機転を利かせて自分がそばにする
として水の中に入って出産を手伝う。

スーザンの夫の同僚のLAPDのみんながクリニックのオフィス
に集まってくるところはなかなか感動的な流れ。

ケリー

この人も妊婦だが、店で働いているデイモンによって捨てられ
お金が無いとして、妊婦でありながらもデイモンから金を
もらおうとして店で働く彼に銃を突きつけ、そして誤射して
しまったようだ。
どういう流れでデイモンがケリーを捨てたのかは分からない。
気分性障害っぽい人だったので、そういうところに嫌気を差した
のだろうか。
店を襲ってデイモンが負傷。サムが治療のために呼び出されるも、
彼は心と体の平静を唱える医師なので、外科的処置は無理だし、
産婦人科医のようなことも難しいようだ。
デイモンの銃創を手当てしようとしただけでなく、ケリーが
破水し出産するという流れは想定外だったけどね。
出産時、頭が出て肩が産道から出てこないという肩甲難産という
状況に陥り、ナオミに電話でアドバイスを受けながら出産した。
でも大抵の妊婦って肩は容易には出てこないものじゃないのか?

アシュレー

3人の男児が居る家庭の母。
この人も4人目の出産ということで、出産に関して慣れたもので、
説明なんて要らないみたいな恰幅の良い典型的な母親って感じ
だったけど、逆にいざ産んでみると、子育ての大変さと、夫の
使えなさによって一気に赤ちゃんの受け入れを拒否してしまう
というもの。デルが出産を担当したけど、初めての担当で、
こう容易に出産を経験できたのは、ある意味ラッキーだったの
ではないのか?
父親は暢気に子供たちと遊ぶことが父親の役割だと思っている
ようで、子育てに何の協力もしない。でも三人の男の子たちは
無条件に遊んでくれる父親ばかりを慕って母親が嫌われ役となっ
ている様子。
アシュレーとしては女児を産んで、自分の味方を作りたいと
考えていたが残念ながら男児が生まれた。

デスパレートな妻たちで言うところのリネット&トムの
関係のような夫婦だね。



■使用された曲


アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケリー (Sara Gilbert) 妊婦、デイモンに捨てられて自暴自棄に。
アシュリー・マンハン (Rusty Schwimmer) 4人目の出産の妊婦
スーザン・マカルー (Sprague Grayden) パニック障害を患う妊婦
デイモン (Elden Henson) コンビニの店員
ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 捜査官
パトリック・マンハン (Jayden Lund) 父親、子供と一緒に遊んでばかり
サラ・ヒル (Stacy Reed Payton) 店にて。サムの担当患者
ジャン (Yvette Saunders) 店にいる客の一人
トッド・マンハン (Declan Beaty) アシュリーの子
ダニー・マンハン (Jackson Fox) アシュリーの子
マルコム・マンハン (Daniel Polo) アシュリーの子
--- (Tenille Houston) Patient
--- (Dave Johnson) Businessman


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