プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

http://axn.co.jp/program/privatepractice/




 

Oct. 22, 2008
第3話 言葉のちから Nothing to Talk About

監督/Helen Shaver 脚本/Ayanna Floyd
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サムとナオミは再びHする関係に戻る中、サムはナオミにクリニ
ックの患者を増やす方法について新しい計画があることを語る。
看板を出そうと思っているがどうか?と問われ、現在経費削減
につとめているが、利益は2%でコンサルは経営にも必要だろう
と言われる。サムは決断するにもプレッシャーがかかる事を告
げる。

アディソンはナオミから口をきいてもらえず仕方なく朝から
ジムでランニングマシーンで走る。隣にはピートもやってきて
競うようにして走っていた。ピートはアディソンに対して、
そんなにスピードをあげて何か目的地でもあるのかと問う。
アディソンは逆にピートに対して派遣の女の子・ジョディ
寝たのねと問い詰める。私はデートが二回で限界だったとし、
あまりに電話してこないのでこちらから電話をかけ、それでも
返信してこないので、変な留守電を入れてしまったと嘆く。
カレは私のそんな行動にビビッたのだろうとするが、ピート
は君はまだオバサン呼ばわりされていない分マシだという。

クーパーとシャーロットは一緒に風呂に入る中、クーパーは
クリニックの経営状態から患者数・ノルマを課せられたことに
プレッシャーを感じている事を告げ、僕のせいでクリニックが
溺れかけているという。もっともクリニックで稼げないのは
小児科であり、一番先に切り捨てるのは小児科だろうと語る。
シャーロットは呆れてここで溺れていなさいとして出て行って
しまう。

アディソンはランニングマシーンのスピードをあげすぎて
転んでしまう。クリニックで処置する訳にもいかず、シャーロ
ットの通っている病院で治療を受ける。なんとそこで看護師
として働いていたのはデルだった。アディソンはデルに対して
ナオミが貴方に会いたがっていた事を語る。
そんな中シャーロットはアディソンの元にやってくると、
現在外科医が足りないのでアディソンにオペに入ってくれないか
と頼む。報酬は弾むしオペ室も用意するという。しかし
アディソンは断ってクリニックに戻る事を告げる。

バイオレットはサムから診察が長すぎるとして注意され、患者
一人当たり15分で対応し、15分180ドル、一時間4人で720ドル
稼ぐのだという。スピードアップするよう言われると、バイオレ
ットは私の仕事は診察することだとして、15分で患者のことを
聞くのは無理だと語る。

バイオレットはナオミと顔を合わせると、サムは完全に代償行動
に出ている事を告げ、あの威張り方は以前にはなかったとし、
前のサムは良い人だったのにという。そんな中ナオミはサムと
寝ていることを彼女に話すと、バイオレットは信じられないことを
告げ、あんたはクリニックを乗っ取られ裏切られたカレに良いように
利用されているのだという。サムからクリニックについて色々
聞かれるが我慢できないのだとして、私には話し相手がいないの
だという。するとバイオレットもナオミとは話がしたくないとして
部屋から出て行ってしまう。
アディソンは出社し、ナオミに対して、デルが聖アンブローズ
働いている事を告げる。
アディソンは色々と話しかけようとするが、クリニックの誰もが
アディソンの話しかけに全く応じず、失望する。アディソンは
シャーロットに連絡し、手術の執刀の要請を受けることを語る。
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なかなか患者との医師のコミュニケーションが図れないばかり
でなく、クリニック間の医師同士のコミュニケーションもまま
ならないまま、互いのプライドや意思ばかりを優先して、
それぞれ身勝手な主張を繰り広げていく。そんな状態で、恋も
仕事もどこか歪なものとして存在していき、それぞれに代替的
役割を求めるが・・・

ナオミとアディソンがいつ雪解けしていくのかというのが
当面の興味のドラマ。
なかなか相手の立場に立てないところがこのドラマの駄目駄目
なところで、相手のことを気遣っているフリして、実際には
自分かわいさのところばかりが目立つ。

一番印象的だったのは、アディソンがこの病院に入ってきたこと
での院内のバランスシートが乱れたことではないか。
バイオレットが語っていたけど、アディソンが来て以降は、
ナオミの相手はバイオレットではなくすべてに於いてアディソン
にすり替わってしまったことも有って、シーズン1では嫌悪感
しかなかったバイオレットが今では一番良い感じのキャラに
なりそうな感じ。
クーパーとシャーロットは相変わらず不毛な付き合いを続けている
と思いつつも徐々に当初想定していた体だけの関係から、脱しよう
として藻掻いている感じ。ただこの二人ベッドシーンがもっとも
多い組み合わせなので、クーパーの胸毛の剛毛具合がとても気になる
ところだ。

本気でクリニックを立て直したいのであれば、みんなで話し合う
べきであり、そろそろそれに気がつく人がいても良いのでは
無いのか?

■患者

フランク

ピートの患者で、火災消防士のリーダーをしているフランク。
危険な仕事で火の中にいる生存者だけでなく部下・仲間を助け
にいく勇敢な人物である反面、先日起きた大規模な山火事・
サンタクルーズで600万平方メートルの消失事故の際に激しい
PTSDを経験することになる。
その解消法として、ピーターの代替療法を試していたが、あっさり
それを克服したかに思えたが、実際にはカレは体に女性ものの
下着を身につけることで精神を保っていたことが分かる。

リンダ&ジェシー

昨年夫をガンで失い、シングルになったリンダは不眠症だとして
バイオレットの元に尋ねてくる。調子の良いときには4時間くらい
は眠れるとのこと。
薬は眠ることの助けにはなるが眠れない原因は薬では取り除けない
事を言われ、その根本的理由を問われる。
当初生活に追われていることでの不眠かと思ったが、実際には
息子のジェシーがガレージで飼っていたビーグル犬のドジャーの
首の骨を折って殺害したことに関して、息子は父の死をきっかけに
して人格障害者になってしまったのではないかと疑う。

コロンバイン事件のことを引き合いに出していたけど、確かに
不気味な感じは出ていた。サンタモニカ高校にバイオレットが
訪れた際のバットを持っている彼の姿にその一端をみた感じ
だったけど、実際には母親のこと・家庭のことを気にしての
行動だった事が分かる。まぁそういう展開も想定して見ていたので
特にサプライズ感も無かったけど、息子にしても口に出来ないこと
だったのかな。

ジャネット

クーパーが担当する患者。
とはいえ、ジャネットが連れてきた一歳児の子があまりに人並み
以上に頭が大きいとして心配して連れてくるというもの。

ラシュモア山くらいの大きさの頭だと称されていたけど、一体
どんだけ大きかったのかな。
症状としては、ページェット病、末端肥大症、結節性硬化症が
考えられるとして引き合いに出されていたし、頭の大きい偉人には
リンカーン、JFK、エルビス、アインシュタインなどがいるとして
バイオレットからの良い感じのアシストが有った。

グレッグとヘザー

アディソンが聖アンブローズで担当した患者。
新生児の急患と、ヘザーという子宮捻転の患者を同時に対応する
ことになる。アディソンとしては執刀することで集中できて
現実逃避になるという感じだったけど、人の命を預かるのに
自分の逃避に利用してしまうところはちょっと愚かなことだと
いう感じだった。最後にグレッグから言われたことは、まさに
アディソンにとっては心に刺さる言葉だったのではないか。


■その他

経営問題

サムがナオミに色々とアイディアを相談。
ただ使い古されたようなアイディアであり、しかも自分の座を
奪っておいて、殆どナオミに判断を求めているような状態故に
あんまり経営権・運営権が変わっても代わり映えのしない状態。

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 警察官

フランク (Ernie Hudson) 消防士のキャプテン
リンダ (Leslie Hope) 不眠症のシングルマザー
ジャネット (Audrey Wasilewski) 一歳児の子が頭が大きいと嘆く
グレッグ (Joe Nieves) 妻が手術、アディソンに不満
ジェシー (Soren Fulton) リンダの息子
ジェリー (Mickey Maxwell)
--- (Darryl Dillard) 看護師
--- (Kate Lacey) ER Nurse
--- (Anthony Miziko) Paramedic


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