プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

http://axn.co.jp/program/privatepractice/




 

Nov. 5, 2008
第5話 本当に欲しいもの Let It Go

監督/Michael Zinberg 脚本/Lauren Schmidt
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どっちがこのクリニックを率いていくのか。
ナオミとサムと投票して決めようと告げると、二人以外は皆
アディソンに投票し、アディソンがクリニック経営の運営をしていくことに
決定する。


アディソンはいよいよネルソンとベッドを共にする。
布団の中でアディソンはクリニックとして存続・経営していく
だけの資本は48万7千ドルだということを割り出したという。
必ず工面するとしてアディソンはベッドの上で興奮する。
ネルソンは疲れているので寝かせてくれと言うが、アディソン
は彼を誘惑して再度Hする。

ピートはメグと共に過ごしていた。
ピートはメグがタバコを吸うことに気に入らず、ガンや心臓発作
を引き起こすものだと止めようとするが、メグは喫煙を止めよう
とはしなかった。

クーパーとシャーロットは、コンドームのロンバースと別れる
為にも、ラテックス製のセーフティネットでHIV検査して、
彼女とコンドーム無しの関係を求める。HIV検査すれば次の
一歩を踏み出せるとして、シャーロットはクーパーにもそれを
求める。私たちはティーンエイジャーでありホルモンではち切れ
そうな二人は悶々と夏を過ごしている事を告げ、まるでそこは
映画「フットルース」みたいなダンス禁止の保守的な場所であ
り、教会では私のパパが説教壇の下に銃を隠しつつ説教を
しているが、ある夜二人はコーン畑に行くのだという。
コーン畑とは何なのかというクーパーにHIV検査の後に教える
と語る。シャーロットはこれから面接に行かねばならないことを
告げるが一体何の面接を受けようとしているのか?と尋ねる。

ナオミとサムは経営者としての責任から解き放たれて、二人の
関係が良好になる。こんなに責任によって背負わされているもの
が有ったとは、驚く中、二人は夜の関係も共になる。
娘のマヤが二人の寝室にやってくると裸の二人を見て、よりを戻す
のか?と問われ、うれしそうな顔をしている娘の姿にサムはそれを
におわす発言をする。

クリニックにいくと、サムはピーターたちに俺とナオミがヨリ
を戻すと言った時の娘の顔は、クリスマスや子犬、そして最初の車
が家に来た時の喜びようだったという。しかし僕は離婚した
ばかりで遊び尽くしていないので、何かが足りないのではないか
という感覚がぬぐい去れていないのだという。それを聞いた
クーパーは過去ではなく恋愛は前に向けて進むものだとして、
ナオミとのよりを戻すことに否定する発言をする。

バイオレットはナオミがサムと関係を戻しつつある事を知って
ナオミに対して彼の裏切りを許せるのかと問う。ナオミは
それはともかくとして、サムと居るとしっくりと来るのだという。
アディソンは素晴らしいことねと告げる。
そんなアディソンは経営権を持ったことでみんなにミーティング
をする事を語る。

みんなが集まったところで、クリニックに今必要な金は、48万7千
ドルである事を語る。みんなは金を稼ぐのは良いがウチのある
べき姿を変えないプランで解決して欲しいという。アディソン
は月曜からクリニックの始業時間を早くし、就業時間を一時間
ずつ延長するという。週末の診療も行うことをつげると、収益
拡大の為にみんなが責任を持って欲しいという。
そんな中ピートはみんなに今日はジェナの日である事を告げる。
アディソンだけはジェナの存在を知らず誰なのかと問うが・・

コンドームが大量に受け付けに置かれる。
デルによるとアディソンが家族計画連盟で活動している為に
無料で配布されたものだという。バイオレットはクーパーに
対してコンドームをもらったらどうかと問うが必要がないという。
マジメな付き合いになったのか?と問うバイオレットは
複雑な表情を見せるが、クーパーはオメデトウと言って欲しい
と語る。

ナオミはジェナ(17歳)から卵胞液を吸収する。
ジェナに付き添って母・リンと、父・ギャリーが付き添って
いた。ジェナはベッドで寝ながらピートたちに結婚指輪を見せる。
リンによるとお婆ちゃんから受け継いだ指輪だという。
ジェナは若くしてニックという高校生と結婚し、結婚式を
あげてその指輪を受け取ったのである。人生最高の日だったと
いうジェナから、ナオミは卵子を採取する。
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ナオミとサム

このドラマの中で一番苦手だったのが以前にも書いたバイオレ
ットだったのだけど、シーズン2以降はずっとナオミの行動が
鼻につく。
この人の暴走っぷりを止められる人は居るのだろうかって感じ
で、サムとの私生活上でのグダグタさ加減、そしてクリニック
の運命に関して赤字という現状を顧みずに過去に固執する姿。
そして今回のジェナに対する対応を見ると、不快指数が高い。
シーズン1の頃には、バイオレットだけでなく、アディソンと
ピートの関係がイライラっと来ていたので目に付かなかった
だけかも知れないのだけど、目下の所ナオミの行動には
イライラさせられっぱなしだ。
ナオミはようやく自分たちは色々と経験が足りないことを
実感していた。そしてサムが離婚した原因についても今回言及され
ていた。

クーパーとシャーロット

なんとなく雲行きが怪しいのがこの二人。
よくぞ今まで続いてきたなという感じだけど、シャーロット
は医者としてではなく、管理職と化している現状に不満なよ
うで、面接と称して何か怪しい動きがあった。
問題なのはクーパーだ。
ここに来てHIV検査云々と言っていたので、もしかすると
インターネットの出会い系で知り合った女性とばかり関係
を持っていたクーパーは感染していたりするのではなかろう
かと。HIV検査の結果の引っ張り方が妙に気を持たせすぎてい
るんだよなぁ。
同じ日に見たグレイズ・アナトミー5」4話のジョージも
似たように試験結果を最後まで引っ張っていたので、やっぱり
落ちたのかと思わせたけど、結果としては合格していたので
単に気を持たせているだけならば良いんだけどね。

バイオレットとカール

カールはバイオレットに頼んで聖アンブローズにある
自分のカルテの消去を求める。カルテを破棄しても過去は
消せない、話してきた事で今まで問題は解決してくる事が
出来たとするバイオレットの言葉に耳を貸すこともなく、
自らのことだけを考え、バイオレットの医師免許の事なんて
つゆ知らずという感じ。
ただこの流れを通して、二人の間に存在する心の傷というも
のが今回描かれた。
バイオレットは過去にレイプされていたという事実。
カールは弟が実母の虐待によって殺されそうになった際に
殺害した後、聖アンブローズでショック療法でPTSDを
治したようだ。HONELANDシーズン1の最終話でも
キャリーがこれを行っていたけど、ショック療法によって
記憶って本当に消せるものなのかな。まさにロボトミー
手術状態。「カッコーの巣の上で」の影響でロボトミーに
対する視線云々を語っていたけど、寧ろ殺害したという
事実がどう見られるのかだよね。
バイオレットからはカルテを手渡される時に、
「なりたい人間になるか」「あなた自身で居るか」「私たち
の友情か」という選択を迫りあっさり友情を切り捨てて
いた。

ピートとメグ

ピートにメグという人物が居たからこそアディソンとも
離れられたのに、また面倒なことになったりするのかな。
ただアディソンはネルソンとの関係を前進させている。
それを邪魔していったりするのか?


■患者

ジェナ

17歳で非ホジキンリンパ腫の患者。
クリニックとは長い付き合いということで、患者とは医師
としてではなく家族として付き合っているが為に、肝心の
問題点を見落としてしまっている。
妊娠して母親になることが唯一の支えとなっている17歳の
末期がん患者とその両親。しかし実際に結婚した夫のニック
の気持ちは完全に無視された状態で、なかなか本音を言い出し
づらいところは察するにあまりあるところがある。

アディソンが指摘したことによってなんとか軌道を修正出来た。
クリニックの運営だけでなく、そうした指摘は外部からの血
であるアディソンが居なければ、クリニックとしては自己満足
なだけになっていたと思う。

■その他

経営問題

取りあえず4階のオフィスを処分することで借金も清算
されたようだ。みんな余裕にしていたのはこのオフィスの
存在を知っていたからなのか?


・Talking HeadsのBurning Down the House

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 警察官

カラ・ウェイ (Ming-Na Wen) 弁護士、政治選挙に出馬、バイオの同級生
ジェナ (Erin Way) 17歳、末期がんの新婦
ニック (Jack Briggs) ジェナの夫
リン (Debra Sullivan) ジェナの母
ギャリー (Jeff Davis) ジェナの父親
--- (Phoebe Holston) Clerk
--- (Paul Keeley) Corporate Guy
--- (J.T. Mollner) Bartender


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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