プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

http://axn.co.jp/program/privatepractice/




 

Nov. 19, 2008
第6話 嘘と真実 Serving Two Masters

監督/Joanna Kerns 脚本/Emily Halpern
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アディソンの元に恋人のケビンがやってくる。今日は大変な
一日だった事を告げ、犯罪者を追いかけ自分に向けて発砲され
ぶちのめしたかったが我慢して逮捕した事を告げる。僕は正義
の味方だからと告げると、アディソンはそんな彼にウットリし
てキスする。しかしケビンはまだ二つ目の銃があるとして、
足に隠し持っている銃を外す。そんなケビンから突然「愛して
いる」と言われアディソンは凍り付く。

サムとクーパーとピートはバーにいく。目的はサムをそろそろ
恋愛の現役に復帰させる為に良い感じの女性と縁を持たせようと
考えたからだった。サムは大学時代に付き合っていたナオミと
結婚をして、そのまま今に至る為に女性経験が少なかった。
臆する姿を見て、もしかしてナンパをしたことがないのかと
問われ、それを否定するサム。オレだって女性を口説くことは
出来るとする中、店内を探して回ると、そこにはなんとシャー
ロットが居る事が分かる。魔女仲間で何かしていることを
指摘すると、酔っているクーパーは突然シャーロットの元へと
歩いて行き、声を掛ける。今日は舌でやってあげるから行かない
かとして手を引いていく姿にピートとサムは呆気にとられる。

翌朝、バイオレットは4階のオフィスが改装工事をしている音
気にしていた。こんな状態でセラピーを受けに来る人はいない
としてバイオレットはアディソンらに愚痴を告げると、アディソン
も色々と掛け合ったけれど、オフィスは既に貸した後で、彼ら
には改装する権利がある事を告げる。

アディソンとナオミはティールームで雑談する。
アディソンはナオミに対して、彼は完璧だが「アレ」を言われて
しまった事を告げる。私はどうやらその言葉におびえている様だ
というアディソンに対して、ナオミは男を信じられなくなって
いるからだと告げる。アディソンはまさか彼がこんなにも早く
「アレ」を言うなんて思っても見なかったのだという。

そんな中、サムとピートはニュースだとして、アディソンたち
の前にやってくる。昨日バーに行ったらクーパーがシャーロット
と帰って行った事を告げる。まさかあの"ブロンドハリケーン"
と出来ているのかと告げると、クーパーはシャーロットと寝てい
る事を告げる。そんな中バイオレットもやってくると、クーパー
の親友であるバイオレットに一同、クーパーはシャーロットと
出来ているのかと問い、詳しい事情を知っているのかと問う。
そこにクーパーもやってくると、一同からシャーロットと関係
を持ったことを問い詰められる。

アディソンの元にピートの患者が来る。
ピートの助けでホリスティックな分娩をするローラだが、
旦那のダニエルがお腹の中の子の性別を知りたいのだとして
超音波検査の際性別を知りたいのだという。ダニエルは娘が
良いと考えているとのこと。ダニエルは普段働きづめで、家を
購入したので仕方がないが、いつも私にはバラを贈って、お腹の子
にはデイジーを贈ってくれるのだという。赤ちゃんが女の子
ならばデイジーという名前を付ける予定だという。超音波検査を
するアディソンは女の子だとするが、アディソンは赤ちゃんに
異変があるのに気がつく。もしかするとディジョージ症候群かも
知れない事を告げる。遺伝子異常で先天性疾患が主な原因だが、
まだ診断は確定した物ではないので、結論を出さず一歩ずつ
調べていこうと告げる。

一方サムの患者であるヘンリーフラニー(フランシス)がやって
くる。フラニーは認知症を患っているが、夫のヘンリーによると
なかなか薬も飲んでくれず、大変なのだという。ナオミがやって
くるとフラニーはナオミは妹のヘレンだと勘違いしてた。
既に他界しているというヘレンだが、ナオミは自らヘレンとして
装いフラニーに薬を飲ませるよう上手く誘導していく。

相変わらず改装工事の騒音で激しい中、デルはローラの検査
結果は12時頃届くことをアディソンに報告する。また11時に
新規の患者がくる事を告げる。デルはアディソンに対して
自分のオフィスが欲しいと告げる。助産師となる為にも患者を
みたいのだという。アディソンはあげたいのはやまやまだが
今は場所がない事を告げると、デルは物置部屋が空いているので
そこを片付けて認めて欲しいのだという。アディソンはこんな
ところではなく何とかスペースを確保するので待ってくれと
語る。

サムはヘンリーの診察をする。
フラニーだけでなくヘンリーも体重が減り貧血で血圧はかなり
高い状態であり、今のままフラニーを介護しつつ自分の病気
と向き合うのは難しい事を告げる。フラニーを介護つきの施設
に入れるべき事を告げるが、ヘンリーは彼女と約束したのだと
して、手元で看取るまで彼女の傍にいるという。

一方エイミーという新規の妊婦がアディソンの診察を受けに来るが、
なんとエイミーの夫は先ほどローラとやってきたダニエルだと
いう事が判明する。
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■患者

ヘンリー&フラニー

フラニーは認知症。ヘンリーは高血圧で無理が出来ない状況。
いわゆる老老介護状態の患者で、サムが対応している。
フラニーは何の因果が、ナオミに対して妹だと思い込んでおり
ナオミはフラニーの脳検査を改めて行うと、認知症ではなく
NPH正常圧水頭症だということが判明する。ただ脳手術するだけ
の体力は無いために、治療は困難だと思われたが、学会誌では
余分な髄液を腰椎穿刺で排除することによって症状が緩和する
ことがあるのだという。しかしいずれにせよ体に負担のかかる
ものであり、現状を知らずにいる方がフラニーにとっては良いこ
とだとして、サムは反対する。
しかしヘンリーは少しの時間でも良いので自分のことを認識出来
るフラニーを取り戻したいことを訴える。最後に会話したの
のがたわいのない事だった為に、良い思い出で記憶を刷新したい
ことと、フラニーに約束した施設に入れないという約束を解除
させようとするものだった。
とても複雑なものがあるけど、今回はナオミに共感出来る
エピソードだったです。

エイミー&ローラ vs ダニエル

ダニエルが重婚しているのか。
正妻はエイミーのようで小学の教師をしている彼女。
そしてローラという部下とも関係を持ち双方共に
妊娠しているという凄い状況だった。

辛いのは正妻の子は無事で結果的に愛人の子となって
しまうローラ側に障害児が生まれてしまうとする現実でしょうか。

ダニエルは最低だけど、結婚していても愛してしまい間違いを
犯すことはあるだろうとする主張は、アディソンとピートに
とっては耳の痛い思いのするところだっただろうね。

医師としての倫理を破ってまでこれを互いの妊婦に話すべきなの
かどうか。障害児として産むことが出来るのは夫だと思っている
人物が信頼しての行動だということで、その決断によっては
ローラ自身が先細りしていく現実が見え隠れしていることなの
かも。

こんなバカ男には早いところ見切りを付けさせるべきという
段階を既に超えてしまっているところがまたなんとも言えない
ところだよね。

■その他

経営問題

取りあえずオフィスを貸し出したことが問題は解決。
しかし上のオフィスには新たなクリニックが出来、しかも
それがシャーロットが率いるクリニックだということで、
最早嫌がらせとしか思えないものがあるのだけど、シャーロット
の専門って何なのだろうか?今までほぼ管理職のような
姿しか見ていないんだよね。

デルに子供が・・

17歳の時に出来た子供のようで、母親は依存症で施設を行ったり
来たりしている人物っぽい。デルって苦労人だったのね。
急いで自分のオフィスを持とうとしたのも子供のためだったという
辺りがなんとも涙ぐましいけど、もう少しこのクリニックの人たちは、
互いの私生活のことも話し合った方が良いかも。無駄に問題を抱えて
悩んでいるとしか思えないエピソードも多いぞ。

「愛している」の言葉

ナオミとアディソンが仲直りしたのは微笑ましいこと。
そしてサムがピートに誘われ、現役復帰のためにナンパしよう
としている姿もある意味では、またいつものノリが戻って来たという
感じなのか。

アディソンはケビンから思わず愛していると言われてしまった
ことで、深い関係になることに恐れて為して、ちょっぴり
暴走してしまった。
尾行して逮捕。容疑は一体何なんだ?って感じだけど
運転しながら電話していたことなのか?
この流れ、ケビンにも落ち度はあるような感じはする。
尾行する前の会話の流れで、ケビンは同僚刑事の話をしながらも
同僚刑事などに浮気のアリバイされることは有るとして、意外と
淡々と会話している姿が有ったこと。
ケビンが電話していた相手はレスリー・デイヴィスだった。
男なのか女なのかよく分からないけど、どちらにも取れる
名前なのかな。

「愛している」という言葉に少々敏感になりすぎている感じも
するけど、ここで働く人たちは40歳過ぎてもちょっと
ビビリ過ぎじゃないかというくらい異性に対する警戒心が
強いね。傷つきたくないというのは分かるのだけど。日本人は
とりわけ愛していると言わない民族だとは言われるけど、付き合って
Hしていればそれだけで愛していると言われても良いような
状況ではないのか。決して結婚してくれと言われている訳ではないの
だしね。

バイオレットの状況

友人のクーパーにシャーロットという彼女が出来たことで、人恋しさが
人一倍のバイオレットとしてはなかなか受け入れがたい状況。
そんなバイオレットは4階でシャーロットがクリニックを開こうとしている
ことを内緒にしているとして、クーパーに話そうとするが、なかなか
彼に言う事は出来なかった。
クーパーが飲みに行った際に自分からシャーロットの手を引いて行った
のにバイオレットを非難するという訳の分からない状況だったけど、
バイオレットとしては、クーパーに何でも話して欲しいと思っているの
だろうし、かと言って恋愛話を聞くのは辛い感じ。本家のヤンとメレディスの
パターンだね。

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 警察官

ダニエル (Alexis Denisof) 重婚している最低な男
ローラ (Alexandra Holden) ダニエルの浮気相手、部下、妊婦
エイミー (Bess Wohl) ダニエルの妻、小学校の教師、妊婦
フランシス (Kim Hamilton) "フラニー"、認知症
ヘンリー (Billy Dee Williams) フラニーの夫、自らも高血圧
--- (John Eddins) Burly Cop
--- (Mike Madrigal) Construction Worker
ベッツィー・パーカー (Hailey Sole) デルの娘
--- (Sahlima) Sam's Girl


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