プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

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Dec. 17, 2008
第10話 別世界の住人 Worlds Apart

監督/Bethany Rooney 脚本/Steve Blackman
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アディソンの家で看護されて居たケビンだかいよいよ傷も治り
動けるようになる。ケビンは家に帰らないと室内が怪我する前
の状況で大変なことになっていると語る。アディソンはそんな
の家政婦に任せれば良いと告げるが、ケビンはそんな贅沢は
出来ない事を語る。アディソンはそれならば今は贅沢を楽しん
で欲しいとしてアディソンとの時間を楽しむ。

アディソンとサムはクリニックに出社すると閑古鳥が鳴いて
いる状況で患者がまるでいなかった。シャーロットが聖アンブ
ローズからの患者を全て自分のクリニックに回していることに
有った。しかもサムたちは4階のコーヒーの味が忘れられない
として不覚にも相手の病院に引き寄せられている事を知る。
デルは自分たちのクリニックも看板を出したらどうかとするが
アディソンは反対する。
そんな中ワイアットがナオミに会いに来るが不在だと知ると
立ち去ろうとする。まるでこのフロアの木の梁はロビンソン
一家漂流記みたいだなと告げる。サムはそれを見てアイツは
嫌いだとし、ナオミに一体何の用が有るのかと告げる。

クーパーとバイオレット。
クーパーは彼女がいつものように肩を張っているのではなく、
リラックスしているのを知る。その笑顔を見るともしかして
セックスしたのではないかと問うと相手は誰なのか?と尋ねる。
しかしバイオレットは話題を誤魔化して出て行ってしまう。
部屋に入ってきたピーターに対してクーパーはバイオレットが
誰かとセックスしたみたいだぞと告げる。

一方クーパーの元にポーターという12歳の少年がやってくる。
三銃士の本を読んでいるポーターはここ6週間車で移動生活を
しているのだという。旅しているので友達を気にする心配が
ないので気楽だというポーター。彼は小児糖尿病の患者で、
クーパーは血液検査をする。自分でチェックはしているが、
時々クラクラするのだという。クーパーは糖尿病に使うインス
リン注入ポンプが古くなっている事を知る。時々詰まって
しまうが父・フランクが直してくれるのだという。母は赤ちゃん
の時に亡くなったと聞くクーパー。注入部を見ると皮膚が
感染症を起こしているのを知る。不潔にしているのではないか
と考え尋ねると、車で寝泊まりしている事を知る。

一年前からアディソンの元に通うようになった医大生のカーリー
は、検査を行う。触診で卵巣の腫瘤を調べるが異常はない
とアディソンは語る。最近セックスの相手が増えたという事を
聞いてアディソンはその人数を尋ねる。すると11人だという。
アディソンは多すぎるとして疑いの目を持つと、カーリーは
突然告白する。メディカルスクールの学費を貯める為に現在
コールガールとして働いているのだという。アディソンはどう
かしているとして非難するが、良い金になるのだとし、客は
優しいと告げる。カーリーはコールガールの仲間が最近
パーティーで性病を移されたようなので検診に来た事を語る。
カーリーはみんな仲間たちはアディソンに診て欲しいと思って
いる事を告げ、大学内のクリニックにはとてもいけないのだと
語る。アディソンは名刺を手渡すと、カーリーの事が心配である
事を告げる。


クーパーはポーターの父・フランクを呼び出し今の生活環境
はとても息子さんに良くない事を指摘する。ちゃんとしたポンプ
と交換しないと駄目だと告げ糖尿病の患者に旅は厳しい事を
語る。フランクは週末にオレゴンで仕事の面接があるのだとし、
仕事と家を失っただけでも辛いのに子供を養えない自分自身の
ふがいなさに腹が立っている事を語る。クーパーはそれでも
交換用のポンプが届くまではこの地を離れては駄目だと語る。
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■患者

ポーター

12歳の小児糖尿病の患者。
担当したのはクーパーだった。
両親は離婚し、ポーターは母方と暮らしていたけど、母親の彼氏
のテッドは母がいない時には暴力をふるうのだとして、それを
母親に訴えるが信じてもらえず父・フランクの元に待避して
きた患者。親権は母に有る為に結果として誘拐している格好で
有り、ポンプの製造番号からクーパーはその事実を知る。

途中で容体が悪化して聖アンブローズに運ばれると、シャーロット
に事実がばれてしまう。それでもクーパーは警察には自分から
は知らせる事が出来ず、シャーロットが警察に通報したことを
知るとクーパーが逃がすことになる。

カーリー

コールガールの患者。
担当したのはアディソン。
アディソンと出会った頃は単なる大学生だったのかも知れないが、
学費の必要性、そしてその後メディカルスクールに進学してアデ
ィソンの様な医者になる為に金を稼いでいるという患者。
当初は定期検査だけだったけど、ケビンといる際に電話が鳴り
急いで現場にいくと、買春した男性にボコボコに殴られている事を
知る。

アディソンはコールガールを辞めさせようとするが、カーリー
は学費を稼ぐ為にも辞められない事を告げ、アディソンが
安易に辞めろという姿勢に対して、育った環境が違いを指摘。
医者になるまでのアディソンは一体どれだけのローンやバイト
をしたのかと問われる。アディソンの家が大金持ちだという
ことは、先日アディソンの兄が来た際に明らかになったけど、
恵まれているアディソンと比較するのはまた難しいのだろうね。
一年間働けば大学の学費のローンだけでなく、メディカルスクール
の代金も稼げるとしてカーリーは辞めないことを告げる。
最後にアディソンから、今の貴方は学費を稼ぐ学生だと思って
居るかも知れないがバイトではなくコールガールなのだという。

クラウディア・ジェンキンス

元々はパシフィックウェルケアの患者でワイアットが担当して
いた末期がんの患者。
誰もが治すのが不可能だとされていたがワイアットのしている
治験のようながん治療は相当効果的であるようだ。
更にワイアットはこの患者が希望する妊娠・出産の夢を叶えて
あげたいと考えて、ナオミに相談を持ちかけたもの。

アディソンとサムは利用されているだけであり、ワイアット
は患者の命ではなく名声を得ようとしているだけだとして非難
する姿が有るが、ナオミとしては新たなチャレンジをしたいと
考えて結果的にクリニックを裏切ることになる。

■その他

シャーロットとクーパー

痴情のもつれ的展開はとりあえず今回は休止って感じだったけど、
貸し借りは無しだとしていたのは、犯罪を匿ったことと、
シャーロットがクリニックを同じビルに構えて、オーシャンサイ
ド・ウェルネス・グループを潰そうとしていることを同列に
捉えるのもどうかと思うが、もうこの二人は修復は難しいのかな。

ピートとバイオレット

ピートにはメグという彼女がいるのでどうなるかと思ったけど、
ピートとバイオレットは完全に相思相愛の様子。
メグはピートの異変に気が付き、私たちの関係は大丈夫かと
一度は尋ねるも、結果的にクリニックに来た際に二人がキス
しているのを見られてしまった。相変わらず最低なピートは
色んな人を傷つけていくね。
メグはこれで出演が終わりのようなので有る意味後腐れがない。
イマイチピンと来ないキャラだった。

アディソンとケビン

この二人はアディソンの兄が予言していたように、生活レベルの違い
がケビンのプライドを大きく傷つけていくという流れによって
徐々に二人の関係にゆがみが生じて結果的に別れることになる。
金に対する価値観がケビンとは違うし、今回アディソンが担当
する患者との間でも皮肉にもそれらが違いとして現れてしまった。
ケビンが言っていたように、アディソンがケビンの家ではなく
自分の家で看病していたということは自分が彼をコントロール
しやすくなるという事が潜在的に有ったりするのかな。
このキャラも言っている事は正しいのだけど、現実と理想のバランス
がイマイチつかめていないのではないかという感じもする。
ケビンはまでこの後2つのエピソードに登場するのでどういう
絡み方をしていくのか。

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 警察官
メグ・ポーター (Jayne Brook) 医師、ピートの彼女
シェルドン・ウォレス (Brian Benben) 精神科医
ワイアット・ロックハート (Jay Harrington) 医師

フランク (Sean Bridgers) ポーターの父
クラウディア・ジェンキンス (Siena Goines) 35歳、配線ガン
カーリー (Ginny Weirick) 大学生・コールガールで学費を稼ぐ
ポーター (Joey Luthman) 息子12歳、エバン・ドーソン
マーラ (Cloie Wyatt Taylor) サムに興味を持つ女性

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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