プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

http://axn.co.jp/program/privatepractice/




 

Jan. 8, 2009
第11話 混乱の中の選択 Contamination

監督/Kate Woods 脚本/Fred Einesman
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ピートとバイオレットは体の関係を持つようになり充実した
生活を送るようになる。ピートはこのことを真剣に話し合うべ
きか?とするが、バイオレットは私の人生は話してばかりだと
して特に話す必要性はない素振りを見せる。

一方アディソンとナオミはスポーツジムで汗を流す。
ケビンが靴下の片っ方だけを忘れていった事を告げ、アディソン
としてはまだ未練がある事を語る。寂しいならば電話しなさい
というナオミ。私には仕事があるのだというナオミ。彼女はワイアット
の患者であり、元がん患者に不妊治療をうけさせるという前代未聞
の治療法を試みるということに手を貸そうとしていたのである。
アディソンはナオミに対して例えあなたが魂を売ったとしても
友達であることに変わりはない事を語る。

ワイアットとナオミはクラウディアと逢うと、不妊治療が
うまくいかなかった事を報告する。卵巣組織が生着かるのに
十分な血液供給が無い為に難しい状況だという。しかとナオミ
はあることに気が付く。摘出した卵巣組織は半分しか移植して
いないこと。もっと血液供給のある深部に着床すれば妊娠は
可能ではないかというものだった。しかしワイアットはそんな
事をすれば手術が複雑になるとするが、それを可能な医師が
いると語る。

一方クリニックには子供たちが多く来ていた。
サムはコーヒーを持ってクリニックを尋ねると、ベッツィー
からボールをぶつけられる。ベッツィーはデルヘザーの間に
生まれた子であり、ヘザーが迎えに来ることになっているのだ
という。しかし予定の時刻になっても来る事はなく、待っている
状態だった。
一方クーパーの元には、担当している患者家族、母・アイリーン
マイケルウィル、そしてジェフリーを連れてクリニックを
尋ねてきていた。二年ぶりに来たという事も有りクーパーは
大きくなった彼らを見て喜ぶ。子供の中でジェフリーだけが
自閉症だった為に、スイスに渡って自閉症向けのプログラムを
受けてきたのだという。症状は少し治まったという彼女。
しかし今回来たのはジェフリーではなくマイケルを診て欲しい
のだという。飛行機に乗ってから風邪を引いたみたいなのだと
いう。熱を測るとなんと39度の熱があり、クーパーは口腔内
を見るとクーパーはすぐに異変に気が付く。

ナオミはアディソンのオフィスを尋ねると頼みがある事を語る。
ワイアットの件で頼みだとすると、彼の患者だとしてアディソン
は興味がなさそうな対応を見せる。

そんな中、クーパーはみんなの元に駆け寄ってくると、麻疹
の患者がクリニックに来ており、受付のところで30分間居た
為にみんなにも写っている可能性が有るという。今すぐにクリ
ニックを一時的に閉鎖しなければならないと語る。

アディソンはクリニックに居る患者・家族に現状を報告する。
ウィルスは最長4時間空中に浮遊していること。ワクチンを
受けているかどうか確認して欲しいという。アディソンの
元に妊婦の女性がやってくると、妊娠中のワクチン接種は
危険だとして免疫グロブリンで予防する事を告げる。
サムは郡の保険所に要らせると語る。

アーリーンはウィルにはワクチンを受けさせていない事を告げる。
ジェフリーはワクチン接種をして以降自閉症の症状が出始めた
事を受けてウィルにはせっしょを拒む。一方デルはベッツィー
にワクチン接種をしたのか元妻のヘザーから話を聞きたいが
一切電話にも繋がらなかった。デルはアディソンらに相談する
と24時間以内に摂取すれば大丈夫だとして落ち着かせる。
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■患者

マイケル

マイケルは流れからすると3兄弟の次男ってことになるのかな。
長男のジェフリーが自閉症になったのは、クーパーが行った
ワクチン接種の為だと感じている母・アーリーン。今度は次男
のマイケルは麻疹にかかってしまい、三男のウィルにワクチン
接種をさせるべきかで悩む。
今回のエピソード、ウィルがその後麻疹にかかってしまう
のであればアーリーンの責任でも有りクーパーにもその
一端があるのではないかと思えるけど、元々マイケルは
保菌者でクーパーの元に連れてきた以降の流れは適切な処理を
しているのでクーパーにその責任があるとは思えない。
ただクーパーに対する不信感がある割に、L,Aに戻っても
クーパーの元で診察を受けさせているということを考えれば
実際にはアーリーンは、ワクチン接種が自閉症を引き起こした
ものではないという事を理解しているのではないかと思う
ところもある。結果としてマイケルの容体の悪化を見て
母親の同意無しにウィルに接種したクーパーの行動は、アメリカ
だとかなりリスキーのあるものの様に思う。

クラウディア・ジェンキンス

前回からの続き。
元々はワイアットの患者で抗がん剤・化学治療で不可能とされ
ていたがんを押さえ込む事に成功した。更に次なるステージ
としてワイアットは彼女に妊娠させようと考えて、クラウディア
も一度は諦めたの中に可能性を見出していく。
アディソンの協力があれば可能ではないかということで、
ナオミだけでなくアディソンも一連のプロジェクトに参加させ
ようとする。アディソンはナオミに対して、参加する変わりに
などとワイアットのプロジェクトには関わらないよう告げる。
手術室で着床処置をしていたみたいだけど、抗がん剤治療に
よってどうしても上手くいかない。アディソンはこれ以上は危険
だとするがワイアットはもっと可能性を追求できたハズだとして
失望する。
アディソンは自分の患者であれば彼の言ったように追及していた
だろうかと疑問に思い、自分の決断に自信を失う。

それにしても手術室でのやりとりがうるさすぎ。
ワイアットも横から口を挟むし、アディソンとナオミの会話
もドラマとはいえ大事な処置をしているのに、口ばかりが
進んでいたな。

■その他

シャーロットとクーパー

クーパーが落ち込むところをシャーロットがフォローしていた。
元々はクーパーの患者が院内に病原菌をもたらしたものだけど
シャーロットたちのクリニックでコーヒーを飲んだ事で、
5階フロアにも被害・汚染が進んでしまった。最初はそれを責
めていたけど、結果的にシャーロットがフォローしていた。

ピートとバイオレット

二人は結構良い感じの関係になった。
ピートもバイオレットも話を聞くとまさに恋人同士だと言っても
過言ではない。しかしピートとHした人間が過去二人このクリニ
ックから去っているということで慎重にならざるを得なかった。
他人の事よりも自分の気持ちはどうかと問われるバイオレット。
人は変われるということを主張するバイオレットは、ピート
自信は変われると思うけど、自分のピートに対する視線自体
はなかなか変えられない事を語る。

みんなの前でクーパーが二人の関係をバラした後、バイオレット
がトイレ中のクーパーの元にやってくるところが笑えた。

シェルドンとは友達になる様で、今のバイオレットは
もっと友達を作るべきなのかもしれない。

サムに新しい彼女?

前回辺りからサムには女性の影が見え始めた。
今回サムと良い感じになったのは、保険検査所のソーニャ
という女性。サムは権力を使って楽しんでいるだけだとして
彼女を非難するが、彼女にも言い分が有り、職業柄遭う前
から前提として嫌われてる状況であることを訴えていた。

ソーニャ演じるSharon Lealは、「ボストン・パブリック」
でマリリン役として出演していた。日本未公開でシーズン1で打ち
切りとなってしまった弁護士を目指す苦学生を描いたドラマ
「ヘルキャッツ / Hellcats」ではバネッサ・ロッジ役、
「レガシー / Legacy」ではマリタという秘書役でいずれも
レギュラー出演。

デルの事情が少しずつ明らかになる。

以前にデルがオフィスを持ちたいと考えた理由の一つとして、
娘に見せたい事を語っていたけど、その娘ベッツィーが今回
始めお披露目になった。妻・ヘザーはジャンキーであり、
そんな母親から親権を全て取りたいことを訴えていた。
そんなヘザーがどんな人物なのか気になっていたけど、今回
ヘザーもまた初登場。先にドラッグを辞めたのはデルだけど、
デルと出会わなければヘザーもドラッグをやる人物ではなかった
として、互いに非難しあっていたけど、最終的には二人で
上手く親権を持ち合う感じ。ヘザーも今では立ち直っている
感じで仕事と住む家を持ったようだ。


アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 警察官
メグ・ポーター (Jayne Brook) 医師、ピートの彼女
シェルドン・ウォレス (Brian Benben) 精神科医
ワイアット・ロックハート (Jay Harrington) 医師

アーリーン・パーキンス (Jillian Armenante) 子供たちの母
ソーニャ・ニコルズ (Sharon Leal) 保健所
ヘザー (Agnes Bruckner) ベッツィーの母
クラウディア・ジェンキンス (Siena Goines) 35歳、ガン、不妊治療
ベッツィー・パーカー (Hailey Sole) デルとヘザーの子
--- (Gayle James) Pregnant Woman
マイケル・パーキンス (Jackson Wurth) 麻疹
ウィル・パーキンス (Joshua Rush) 息子
ジェフリー・パーキンス (Ian Bodell) 自閉症

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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