プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

http://axn.co.jp/program/privatepractice/




 

Jan. 22, 2009
第13話 踏み出す勇気 Nothing to Fear

監督/Allison Liddi-Brown 脚本/Jon Cowan、Robert L. Rovner
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アディソンはケビンとベッドで朝を迎える。
ケビンは夕べ遅くに行ったきり電話にも出なかったことに関し
て、本当に仕事だったのかと問う。アディソンは仕事でオフィス
に戻ったことを告げ、電話はすべきだった事を告げる。
しかしケビンは自分は警察官なのでウソを見抜くのが仕事なの
だとしてアディソンに疑いの目を向けるが、何も隠してはいない
と語る。しかし実際にはアディソンはあの日ワイアットのオフ
ィスに行くと彼とキスしていたのである。

アディソンはクリニックに行くとナオミと逢う。
ナオミが綺麗な格好をしているのを知ったアディソンは素敵な
デートでもしたのか?と問う。逆にナオミはアディソンに対して
ワイアットとは寝たのか?と問うが、アディソンは話題を誤魔化す。

養子に出すと決めたジュディがいよいよ出産の日になる(s2 #9参照)。
デルが彼女の出産に対して様子を見守る中で、ジュディは養父母
となるマットキャリーのシンクレア夫婦が来るのを待ちたいと
告げる。しかし既に子宮口は開いていつでも出産が出来る中、
マットたちが駆けつけたと同時に息む様アディソンたちは告げる。
しかし患者に付けていた計器が異常値を見せる。アディソンに
よると赤ちゃんの肩が恥骨に引っかかっている為に、赤ちゃんは
呼吸が出来ない状況に有るとして、一度赤ちゃんを押し戻して
病院で帝王切開をすると告げる。

シャーロットの父の葬式を終え帰宅したシャーロットとクーパー
はまた二人でベッドを共にする。二人はとても充実しており、
少しいつもと違って感じるという。すると突然シャーロットは
結婚しましょうとクーパーに提案する。本気なのか?という
クーパー。

バイオレットとシェルダンも良好な関係を築いていた。
シェルダンはバスルームに居て笑っているバイオレットに対して
精神衛生休暇を取ろうと語る。バイオレットは最高な気分だと
告げる。

ジュディの手術は終わるが、アディソンは生まれた赤ちゃんは
先天性の横隔膜ヘルニアになっているという。赤ちゃんの胸と
お腹を分ける筋肉に異常が有り手術する必要が有るという。
二つの方法が有るとして手術する方法について話合おうとする
がジュディはシンクレア夫婦に決めてもらってくれと語る。

クーパーのオフィスにバイオレットが居る。
互いに話をしようとする中でピートがやってくる。ピートは
お邪魔かと退散しようとするが、バイオレットは寧ろピートと
二人で話がある事を告げる。バイオレットはピートに対して
ここ二週間私たちはギクシャクした関係になっていることを
指摘すると、君はシェルダンの方を選んだ訳だし、その事実は
もう受け入れている事を告げ、大人なのでもう問題はないと
語る。

ピートの患者としてアレクサンダーがやってくる。
彼は放射線科の名医であり、ピートの針治療を受けに来ていた。
アレクサンダーは放射線科を選んだのは単に楽だったからだと
告げ、自分の人生は遊びを優先していたのだと語る。そこにサム
もやってくる。アレクサンダーは二人に対して結果はどうだっ
たか尋ねると、サムは化学療法は効果が無かった事を告げる。
放射線科としてアレクサンダーは進行がんがステージ4bだと知って
その内肝臓がやられて苦しんで死ぬだけだなと告げ、余命も持って
3、4週間だろうと語る。ピートはとう痛管理をしようとするが、
アレクサンダーは死ぬのを手伝って欲しいと語る。

マットとキャリーがやってくると、アディソンは生まれてきた
赤ちゃんに先天性の疾患が有り、手術の必要がある事を語る。
手術の方法としては2通り有り、一つは簡単な手術だが、当座
の呼吸を確保する為の手術なのでいずれまた手術するというもの。
二つ目はリスクは高いが完治する手術で永久的に治せるという
ものだった。ジュディはあなたたちが決めて欲しいと言っている
事を告げ、アディソンは医師として自分ならばリスクを背負って
でも完治の方の手術を選ぶと告げる。しかしマットは決められない
としてその場から立ち去ってしまう。

バイオレットの元に、娘のティナと彼女の婚約者のアンドリュー
に連れられて母・ノーラがやってくる。母は広場恐怖症で外に
出るのが恐いという精神不安を抱えている患者だった。もう何年
もこの状態で、学生時代の発表会にも来てもらえず、卒業式も
来られずそして明日は私たちの結婚式なのだとして、是非母には
出席して欲しいのだと語る。バイオレットに何とか治して欲しい
と告げる。ここまでようやく二人で連れ出してこられた事を告げ
ると、バイオレットはノーラに対して良い機会だからここで
訓練しないかと告げる。ここは外の世界だが安全であり、先ずは
呼吸の練習をしてイメージトレーニングをするのだと告げる。
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■患者

ジュディ

9話に出演したジュディが再登場。結局養子に出すことにした
様だ。しかしいざ出産になり、生まれた赤ちゃんに対して
手術が必要(先天性横隔膜ヘルニア)だとした際に、養父母として
は手術をさせるとする決断がで出来ず、その場から逃げてしま
った。誰が見ても親になる視覚のない養父母だなぁと思っていた
けど、デルがやたらと感情移入して嫌な態度を見せていたので、
逆に養父母に同情出来た気がする。どうもデルの行動はあんまり
好きになれない。
結局数々の決断をジュディがした結果、赤ちゃんはやはり
養父母に託すことにしたようだ。養父母たちも赤ちゃんの死
に関しては相当辛い目に有ってきていることが分かる。
ただこれからも辛い決断が待っているかもしれないのに
こんなところで逃げるようだと親としてどうなのかってところ
に繋がるのかも。

そういえば出産に際して、出てきた赤ちゃんを押し戻す!って
力技が有ったのだけど、そんなことあり得るものなのか?
肩が恥骨に引っかかるってどういう状態なんだろうか。

ノーラ

広場恐怖症の母親。
今までとても良い母親だったけど夫が出て行ったことで
ノーラとしては待ち続けていた結果家に閉じこもり続けて
結局外に出るのが怖くなってしまったようだ。
自分もPD持ちなのでこの人の気持ちはよく分かるものが有る。
行動療法・認知療法が必要であることもそうなんだけど、
最後に意外とあっさりと気持ちの切り替えだけで人前に
出てしまったというのは相当胡散臭い流れだった。
「狭くて閉じこもれて安全だけどそこに居たら一人」。
「私も人生で恐い思いをしている。しかし人から求められている
ということを恐怖と戦う力にしている」というバイオレット。
夫だけでなく娘も家から出て行ってしまう訳だし、ホントこれから
が大変だね。出て行かれるよりも送り出した方が
良いとするバイオレットの言葉もよく分かるけどね。


アレクサンダー

末期がんの患者で、病気に関しては知識が有る分、気持ちの
整理も付いているのかなと思わせるものがあったが、やはり死の
恐怖というのは他人の死にいくら接して来ても自分のことになる
と全く違うことのようだ。
独身を貫いてきたアレクサンダー。若い頃になまじっか
モテたことも有って、結婚に関してあんまり拘りを持っていな
かったことが死に際になって後悔という形で現れていた。
自分のことを知っている人は居なくなり、この世に自分
が居たとする事を覚えている人が居なくなることへの寂しさ・
恐怖ってなんか分かるな。
苦しんでいる彼に安楽死をさせるかどうかでサムとピートで
意見の食い違いが有った。でもモルヒネによる痛み止めの治療
くらいは許されても良いのではないのかな。
ピートが無断で盗んでくる必要は有ったのか。きちんとした
処方で処理すべきだったと思う。
最後にピートは自分のことのように思い、彼を看取った。
ピートはサムたちと違い俺の仕事は治すことではなく、患者の
気持ちを和らげる仕事だという。その性格の違いが面白く現れて
いた。
彼の事をクーパーがケヴォーキアン先生としていたけど、末期
がん患者に対して安楽死を推進した医師・ジャック・ケヴォー
キアンの事を指しているとのことだ。

アレクサンダー演じるJoel Greyは、いつもこの人が出る度に
書いているけど、エイリアスのスローン役をしている
Ron Rifkinにソックリな人。

■その他

バイオレットとクーパー

バイオレットがなんと妊娠。誰の子なのか分からないとした
けどやはりピートとの子なのではないのかな。
今回対応したノーラが突然安全地帯だと認識しているクロー
ゼットに入ったけど、バイオレットも最後に自分が逃げ込んで
しまった。母親になることの怖さから逃げたいのもよく分かる。
クーパーから結婚すると言われて思わず笑ってしまうという
ところも興味深かった。この二人、確かに最も大人とはほど遠い
行動をしているのにいきなり妊娠に結婚だからね。
でも二人のシーンがなんか微笑ましかった。
どんどんバイオレット株が急上昇しているなぁ。

シャーロット

父親の死は相当応えているようで、クーパーと結婚しようと
告げる。クーパーは自分の実家の有るカイヤホアとシャーロット
の実家のあるモンローヴィルの中間地点であるナッシュヴィル辺り
で結婚しようかと告げていたが、シャーロットは誰も呼ばずに明日
にでもラスベガスで結婚しようとのこと。ラスベガスで結婚した
カップルはあんまり長続きしないみたいなことを言われるけど、
実際にはどうなんだろうね。
ただクーパーが語っていた様に、寂しさを埋めるためではなく
バージンロードの先にある結婚には、最高に幸せだと感じる
時に結婚して欲しいね。

ナオミとアディソン

相変わらずどうでも良い二人。
アディソンは浮気をしているにもかかわらず態度がデカイ
な。こういう時ケビンとしては見て見ぬふりをすべきなのか。
アディソンって結局ここでも浮気して関係をダ不意にするダメダメ
さが有った。正直髪型もこれまでと違ってなんか変。同じ日に
放送していた「グレイズ・アナトミー」(s5 #12)のメレディスも"高い"
ポニーテールにしていたし・・・

ナオミもまた何か言いたげな様子だったけど、なんと最後に
なってその理由が判明する。なんとアディソンの兄とHしている
ことが判明。アーチーがなかなか本気で恋愛する気がないみたい
だしナオミは遊ばれているだけでも良いと思っているのだろうか?



・Sigur RosのFljitavik
・FrenteのBizarre Love Triangle

アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘

ケビン・ネルソン (David Sutcliffe) 警察官
メグ・ポーター (Jayne Brook) 医師、ピートの彼女
シェルドン・ウォレス (Brian Benben) 精神科医
ワイアット・ロックハート (Jay Harrington) 医師

アレクサンダー・ボール (Joel Grey) 放射線科医師・末期がん
アーチー・モンゴメリー (Grant Show) 医師
ノーラ (Susan Ruttan) ティナの母・広域恐怖症、夫が出て行った為
ジュディ (Sarah Drew) 妊婦、養子に出す
キャリー・シンクレア (Kathy Christopherson) 養母
マット・シンクレア (Jeffrey Doornbos) 養父
ティナ (Amy K. Harmon) ノーラの娘
アンドリュー (David Haley) ティナの婚約者
--- (Heidi Strickler) Nurse
--- (Frederick Keith Johnson) Police Officer

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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