プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち
Private Practice (aka プライベート・プラクティス LA診療所)
シーズン2

http://axn.co.jp/program/privatepractice/





15 Feb. 2010
第19話 女のホンネ What Women Want

監督/Mark Tinker 脚本/Lauren Schmidt
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サムとピートとクーパーはバスケットコートで汗を流す。
そんな彼らを観戦していたナオミは相手チームの中にブライス
というイケメン男子を見つけては興味を示す。アディソンはナ
オミにつきあわされた格好で、どうもここはションベン臭い
臭いがするとして帰ろうとする。ナオミはそんな彼女にノア
の関係はどうなのかと問うが、彼は既婚者だとして最初から可能
性がない事を語る。
ピートは応援に来ている女性・ケリーに興味を示す。クーパー
はここは男の城の筈なのに女性が立ち入っていることに不快感
を感じていた。サムたちはブライスたちと激しく戦うのを
見てナオミはまるでグラディエーターだとして興奮する。

そんな中アディソンの元にノアから電話。
期待していた内容ではなく、妻のモーガンの容体がおかしいのだ
として、医師アディソンに対する電話内容だった。
アディソンはモーガンの病室に主治医として駆けつけると、彼女
の体温が39.4度も有ることを知り、背部の叩打痛があることを
告げ、恐らく腎盂腎炎だと語る。細菌培養の結果が出るまでは、
セファロスポリンを投与して様子をみるとノアに話す。
経口摂取可能になるまでは補液を欠かさないようにしようと
語る。ノアはアディソンが堅苦しく病気の説明をしたことを気に
する。要するに腎臓の感染症なのに何故そういう説明をするの
かと問うが、アディソンは仕事だからだとして一線を引くという
アクションを見せる。

一方バイオレットは患者のためクリニックに行こうとするが、
妊娠したお腹のせいで靴が履けずにクーパーに頼む。しかし
クーパーは自分の部屋でシャーロットとベッドを共にしていた。
バイオレットは今日は超音波検査をする事を告げ、ピートが
付き添ってくれるのだという。

アディソンとピートと会話する。
アディソンはまたピートが女性に声を掛けていたことを指摘。
彼女は看護師のケリーだというピートは、君だってデートをして
いるだろうと告げる。しかし私の相手は既婚者であり、その可能性
はないと語る。しかし彼から「息をのむほど美しい」と言われた
事をちょっぴり自慢げに語る。ピートは既婚者だからと言っても
気持ちは冷めることはないとし、もしかするとその相手が君にとっ
て最高の相手かもしれない事を聞かされる。

デルは娘のベッツィーと共にクリニックにやってくる。
一方クーパーの前にブランドン・ヘンリーがやってくる。
以前貴方の患者だったとクーパーに語るとクーパーは無口だ
ったブランドンだと思い出す。今日は彼女のライラも連れてきて
いるとのことで、喉の痛みが有る為ベネット先生の予約を入れた
事を語る。ライラとは実験で知り合った事を告げる。
クーパーはクリニックで初めての患者だった事を語る。
ブランドンは幼少期はずっと治療続きだったけど、ようやく
人生が軌道に乗った事を告げ、既に指輪も買ってあるので
後はライラにプロポーズするだけだという。
そんな中、サムはブランドンの扁桃周囲に腫れ物があることを
語り生検で調べる必要がある事を語る。

妊娠中期の患者・ケイティがやってくる。
母の死によってケイティはショックからくる妄想癖が有り、
バイオレットが心療内科的治療をしていた。現在妊娠中なので
薬が飲めない事を告げる中、吐き気が起きている状態だという。
薬が飲めないので辛いが今は良い母親になりたい一心だという
ケイティ。ピートはケイティに対して暫く練習していた呼吸法を
していて欲しいと語る。
アディソンがやってくるとケイティのお腹を超音波で調べる。
すると胎児の心臓が動いていない事を知る。それをケイティに
告げるが、ケイティは再び襲った人生の悲劇に対応出来ずに
胎児は死んでいないと語る。

ケイティはクリニックを飛び出してしまう。
胎児が死んでからどのくらいの期間が経っているか分からないが
胎児組織が腐敗して敗血症を起こす可能性があるという。
子宮内容除去術をしなければならない事を告げる。しかし
バイオレットは赤ちゃんは彼女にとって乗り越えたものの象徴と
なっている事を告げ、バイオレットは説得するので少し待って欲し
いと語る。
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 ■患者

ケイティ

母親の死によってぽっかり空いた心の空白を埋めてくれたのが
妊娠した赤ちゃんだったが、残念ながらお腹の中の赤ちゃんは
絶命しており、精神的に不安定な女性に対して、再び絶望と
言う名の試練を与えるというものだった。

今すぐに体内から死んだ赤ちゃんを取り除かねばならないと
いうことで、アディソンとピートは手術すべきことを提言。
患者本人に治療の判断が出来ないと判定されれば、患者本人
の意思にかかわらず執刀することは可能という状況だった。
バイオレットとしては、赤ちゃんの死というものを本人に自覚
させた上で執刀に及ばないと、本人の容体が悪化しかねない
と見て、カウセラーとしては許可できないという。

ただこういう状況では同じ目線、同じ境遇にいる人物でない
となかなか伝えるべき事が伝わらないというところが皮肉。
デルが自らの境遇を語る事で、なんとか厳しい現実ということ
に目を向けることとなった。

モーガン

ノアの妻で過去二度に於ける流産を経験している患者。
ノアの行動があまりに軽率過ぎて見ているのが辛いエピソード。
辛いというよりも実に痛々しいキャラクターがまた一人登場
したって感じか。
アディソンに対して、気持ちを通わせたことが自分の独りよがり
ではなかったことを確認したいみたいな感じだったけど、
それを確認することで一体何をしようとしているのかって
感じ。ノアから発せられる言葉や態度を見ているだけで、
「だからなに?」って感じしかしてこない。

ブランドン

口蓋裂の形成手術によって幼少期から人と会話するのが
苦手だった彼が再び病院にやってくる。ライラという彼女と
プロポーズ寸前のところまで来ている状況の中、ガンが
発覚。しかもそのガンの要因はライラがHPVの保菌者だった
というところから始まっているもの。
これまで患者に付き添ってきて治療の辛さを知っているクー
パーとしては、下顎骨を取れとはなかなか言えないものが
有る。化学療法と放射線での治療の選択が出来ないか模索
していく。治療云々よりも女性が逃げていくところがまた
何とも切ない。手術する彼の姿を見る度に自分の責任に押し
つぶされ耐えられないとしていたけど、その主張も体の良い
逃げって感じだったな。

■その他

シャーロットとクーパー

ようやく二人はわかり合えたようで、三人での共同生活を
受け入れる。冒頭から嫌な感じはしていたのだけど、寧ろ
女性同士が仲良くなり、クーパーがはじき出されるとは
誰が想像出来ただろうかって感じ。ただ冒頭からクーパーは
女性と男性の居場所に関して、ある程度境界線を持つべき
主張を見せていたところも有った。

バイオレットとピート

ピートが浮気するのも不安の表れであり、そして必要以上に
胎児に関わると、自分の子ではないと分かった時の辛さを
考えて、今回はバイオレットと距離を置いていたのだろうね。

今回逃走したライラと同じく逃走したデルの元彼女のヘザー
とはまた違った感じの現実逃避。バイオレットが赤ちゃん
のDNA検査をすればこういう自体にもならずに済むのだろう
けどね。

ナオミとサム

やたらとナオミは盛りが付いている。
最近ずっとこんな感じの役割だね。
サムとしてはナオミに新しい彼氏が出来ることを快く思わず
さりげなく防御しているがバーでナンパに応えている彼女
を見て無駄だと察したようだ。

デルとヘザー

デルに同情したのって初めてに近いかも。
ヘザーの身勝手さというのはホント酷い。
結局親権の問題を法的には解決させなかった感じだけど
その甘さが結局育児放棄していた彼女に付け入られてしまっ
た感じ。


・Chad FischerのPrivate Practice End Theme

・Sleepy RebelsのMagic Girl
・Salt-n-Pepa and En VogueのWhatta Man
・B.O.B.のCreated a Monster
・Katie CostelloのCity Lights
・The WombatsのLittle Miss Pipedream


アディソン・フォーブス・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医
ピート・ワイルダー (Tim Daly) 代替医療
サム・ベネット (Taye Diggs) 内科医、本を出版
ナオミ・ベネット (Audra McDonald) サムの元妻、生殖内分泌科
クーパー・フリードマン (Paul Adelstein) 小児科医、対人苦手
バイオレット・ターナー (Amy Brenneman) 精神科医
シャーロット・キング (KaDee Strickland) 医師・医局長
ウィリアム・デル・パーカー (Chris Lowell) 受付
マヤ・ベネット (Geffri Maya Hightower) 娘
シェルドン・ウォレス (Brian Benben) 精神科医

モーガン・ゲルマン (Amanda Detmer) ノアの妻・妊婦
ケイティ・ケント (Amanda Foreman) 妊娠中期
ヘザー (Agnes Bruckner) デルの元彼女
ブランドン・ヘンリー (Jamie Thomas King) ガン患者
ライラ (Jana Kramer) ブランドンの彼女
ベッツィー・パーカー (Hailey Sole) デルの娘
ブライス (Roger Bridges) ナオミが気に入る男性
ケリー (Kim McKean) 看護師


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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