第12話 邪魔者は殺せ Odd Man Out
脚本/Karyn Usher 監督/Bobby Roth

マイケルは着々と脱出経路を確保していく中、脱出メンバーが
1人多いと仲間達に知れ渡ってしまい、互いに疑心暗鬼になり
勝手な行動を取り始める話し。

ようやく点と点が結び始めて線になり始めた脱出経路。
C-NOTEはスクレを仲間に入れようと彼に不安な事を吹き込むし、
リンカーンとアブルッチは、T-BAGが邪魔な存在だとして消し
去ろうとする。
T-BAGは老いぼれだとしてウエストモアランドに圧力をかけた。
トゥイーナーは完全に蚊帳の外に置かれて、何かの動きを察知
しているベリックにあっさりと脱出計画をバラしてしまいそうだ。

やっぱり仲間とはいえ当面の目的意識が一致しているだけで有って、
性格もバラバラ。少しでも疑心暗鬼の状態になれば、この関係
のバランスが乱れることは明らかであり、それが面白いように
ドラマに現れている。

マイケルにとって必要なのは、リンカーンであり、アブルッチで
あり、ウエストモアランド。しかし今回この中の2人がトラブル
により脱落してしまった感じで、益々先の展開が読めなくなって
きた感じだ。

今回ドラマの中では、良心の呵責が一つのテーマとなっていた。
無用な殺生を続けるものたちが、一斉にこれまでの行動を振り
返り間違いである事に気がつく。
アブルッチの子供思いの一面が意外に映ったが、最も信頼して
はいけない男に誓いを立てさせたところで、こうなることは
明らかだったと思う。
一番頼りがいの有る男が倒れてしまい、計画に支障をきたさない
のか不安だ。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

レギュラー出演者
Dominic Purcell (リンカーン・バローズ) 死刑確定
Wentworth Miller (マイケル・スコフィールド) リンカーンの弟
Robin Tunney (ベロニカ・ドノヴァン) 弁護士
Peter Stormare (ジョン・アブルッチ) 囚人。ボス的存在。
Amaury Nolasco (フェルナンド・スクレ) 囚人。マイケルと同じ部屋
Marshall Allman (LJ バローズ) リンカーンの息子
Stacy Keach (ウォーデン・ヘンリー) 刑務所長
Wade Williams (ブラッド・ベリック) 看守長
Paul Adelstein (ポール・ケラーマン) シークレットサービス
Danny McCarthy (ダニエル・ホール) シークレットサービス
Rockmond Dunbar (ベンジャミン・マイルズ・フランクリン) 囚人。調達
Sarah Wayne Callies (サラ・タンクレディ) 医師
Muse Watson (チャールズ・ウエストモアランド) 囚人。伝説の男?

guest
Frank Grillo (ニック・サービン) ベロニカと共に調査
Rockmond Dunbar (ベンジャミン・マイルズ・フランクリン) "C-NOTE" 穴
Lane Garrison (デビッド・アポロスキス) トゥイーナー。囚人
Camille Guaty (マリクルーズ・デルガド) スクレの恋人。妊娠発覚
Larry Neumann Jr. (ジェームズ・バグウェル) T-BAGの親類
Bobby Linkhart () バグウェルの子供

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