第16話 フォックスリバーへの道 Brother's Keeper
脚本/Zack Estrin 監督/Greg Yaitanes

刑務所に入る前(3年前)のそれぞれのキャラクターの生活と
刑務所に入るまでの経緯を描いた話し。

これまでの刑務所内での出来事のように緊迫感自体は殆ど
感じない話しだったが、キャラクターたちの背景が描かれた
興味深い話しだったと思う。

自ら破滅する者と不可抗力によって自滅へと導かれるものなど
それぞれの話しが聞けて面白かった。

リンカーンは何故、テレンス殺しをしようと決意したのか、
全てはマイケルの為だった事。
マイケルの刑務所内での兄思いの一面とは裏腹に、3年前は
かなり冷めた目で見つめていた事。
C-NOTEは上官にジュネーブ条約に違反する敵兵に対する虐待
を直訴し、爪弾きにされた事。
スクレは結婚を妬む仲間のヘクターに売られた事。
T-BAGの優しい一面と再び猟奇的な血が目覚めるようになった
経緯。
サラが麻薬中毒だった過去。

これらが今回の展開の中に詰まっていた。
そしてなんと言ってもテレンスが生きている事を証明するもの
がこの中で描かれていた事だろう。

自滅した人に同情の余地がないが、多くの人が不当な扱いを
受けたり、陰謀に巻き込まれる形で罪を犯しているんですね。
現状の厳しい刑務所内での扱いを見ると、そこまで酷い性格
をしている人はあまり居ないので、結構可哀想に見える。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

レギュラー出演者
Dominic Purcell (リンカーン・バローズ) 死刑確定
Wentworth Miller (マイケル・スコフィールド) リンカーンの弟
Robin Tunney (ベロニカ・ドノヴァン) 弁護士
Peter Stormare (ジョン・アブルッチ) 囚人。ボス的存在。
Amaury Nolasco (フェルナンド・スクレ) 囚人。マイケルと同じ部屋
Marshall Allman (LJ バローズ) リンカーンの息子
Stacy Keach (ウォーデン・ヘンリー) 刑務所長
Wade Williams (ブラッド・ベリック) 看守長
Paul Adelstein (ポール・ケラーマン) シークレットサービス。上司
Danny McCarthy (ダニエル・へール) シークレットサービス。死亡
Sarah Wayne Callies (サラ・タンクレディ) 医師
Muse Watson (チャールズ・ウエストモアランド) 囚人。伝説の男?
Robert Knepper (テオドア・バグウェル) T-BAG

guest
Rockmond Dunbar (ベンジャミン・マイルズ・フランクリン) "C-NOTE" 調達
Patricia Wettig (キャロライン・レイノルズ) 副大統領
Michelle Forbes (サマンサ・ブリンカー) 'ザ・カンパニー'の女性幹部
John Billingsley (テレンス・ステッドマン) 副大統領の兄
K.K. Dodds (スーザン・ホランダー) T-BAGの恋人
Camille Guaty (マリクルーズ・デルガド) スクレの彼女
Cynthia Kaye McWilliams (ケイシー・フランクリン) C-NOTEの妻
Dylan Minnette () 若い頃のマイケル
Joe Nunez (マンチェ・サンチェス) スクレの仲間。親戚
Mike Jones (ダリオス) C-NOTEの義理の弟。ケイシーの弟

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