第22話 SONA SONA

主導権を握っていたはずのリンカーンがマホーンによって捕まり
マホーンはマイケルに取引を持ちかけてくる。
金と船を手渡せばリンカーンは逃がしてくれるというのだが。

ついに第2シーズン最終話。
既に第3シーズンが始まっている事からも全面的な解決はしない
と思っていたけど、話しは随分と意味不明な方向に持ち込まれ
ましたね。
謎の組織とはあの研究所の事なのか。
それとも研究所は組織の一部であり、この先更に続くような巨大
な組織の全貌が隠されているのか興味が尽きない。
ただアメリカ政府さえも動かす組織で有ることを考えれば、
研究所は一部であると考えるのが妥当かな。

さてマホーンの企みによって主導される今回のシナリオ。
彼は金を手に入れ、キムを殺害し、マイケルらを犯人に仕立て
上げる事を計画していた様子。
歯車が狂い始めたのは、キムをあの場で殺せなかった事なのかも。
お互いに先の先の展開を読んでいますね。

先の展開を予見していると言えばマイケルも負けては居ない。
船が取られることを想定し、密輸船に仕立て上げてマホーンを捕まえ
させるとは、なかなか良くできた感じ。警察のタイミングが絶妙すぎた
り、登場人物が都合良く主人公らの行く末に現れすぎる所はあるんだけど、
その分テンポは良いね。

一応ステッドマン殺しに関して容疑の全ては晴れたのだろうか。
証人のケラーマンが殺されたのは残念だが、最後に男を見せた
感じ。まるで最後は「ゴッドファーザー」や「アンタッチャブル」
を思わせる最後だ。ケラーマンにしては最上の末路を演出
したのでは無かろうか。でも死体を見るまでは信じられないのが
アメリカドラマだね。いや死体を見ても亡くなったとは限らない。
ケラーマン復活は有るのか?

スクレは一応無事。ただベリックが捕まったことにより、恋人
マリクルーズがどこかの穴蔵に隠されたまま。3週間分の食料は
用意されているような事を言っていたので、この辺のエピソード
も忙しいな。まさかシーズン3では、このエピソードを無視する
のでは有るまいな。

サラがパナマに到着。
それにしてもよくもマイケルの居所が分かったなぁ。
警察やFBI以上に嗅覚の鋭い女性だ。
伝言の中でヒントを与えていたのでしたっけ?
しかも愛する人のために殺人まで犯してしまう。折角心の傷も
癒えてきたのに、またしても安定剤のお世話になるほかないね。

マホーンの最後は刑務所。
マホーンは精神安定剤を服用しているだけに大丈夫なのか。
案外これで吹っ切れるのかも知れないけどね。

キムが最後に殺されたのは良かった。


評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

レギュラー
ドミニク・パーセル (リンカーン・バローズ) 囚人の兄
ウェントワース・ミラー (マイケル・バローズ) 頭脳明晰の弟
ピーター・ストーメア (ジョン・アブルッチ) マフィアのボス
アマウリー・ノラスコ (フェルナンド・スクレ) マイケルと同房
ロバート・ネッパー (セオドア・バックウェル) Tバック
ロックモンド・ダンバー (ベンジャミン・フランクリン) シーノート
サイラス・ウェイア・ミッチェル () ヘイワイヤー
レイン・ギャリソン (デイビッド・アポルスキス) トゥイーナー
ウィリアム・フィクナー (アレクサンダー・マホーン) FBI
ポール・アデルスタイン (ポール・ケラーマン) 元Sサービス
マット・デカロ (ロイ・ギアリー) 元看守
サラ・ウェイン・キャリーズ (サラ・タンクレディ) 元医師
マーシャル・オルーマン (L・J・バローズ) リンカーンの息子
ロビン・タネイ (ベロニカ・ドノバン) 弁護士
アンソニー・ジョン・デニソン (アルド・バローズ) 父親
レジー・リー (ビル・キム) シークレットサービス
ジョン・ハード (フランク・タンクレディ) 州知事
Wade Williams (ブラッド・ベリック) 元看守
Jason Davis (ウィラー) FBI・内部調査
Barbara Eve Harris (ラング) FBI・黒人女

guest
Wilbur Fitzgerald (ブルース・ベネット)
Mark Harelik (マーティ・グレッグ)
Jon Huertas ... DeJesus
Leon Russom
Summer Selby ... Prosecutor
Callie Thorne (バム・マホーン)
Chris Warner ... SONA Guard