プリズン・ブレイク
PRISON BREAK

http://www.ntv.co.jp/pre/pb/index.html


第14話 取引の極意
Just Business

脚本/Graham Roland 監督/Mark Helfrich
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チップが不完全だとして取引相手から突き返されたセルフ。
すぐに彼はマイケルに電話してくる。マイケルは取引したけれ
ば取りに来いと誘う。

リンカーンはアジトの周囲を警備していると既にセルフが近く
にいる事が分かる。ドアに挟んでおいた紙切れが外れていた事
や近くに見慣れない車が止まっていたからだった。
そんな中マイケルたちのアジトにガス弾が打ち込まれる。
セルフが遠隔から射撃した物だった。絶体絶命の中、リンカーン
はセルフの後頭部に銃口を向け形勢は逆転する。

セルフは17年間国のために働いてきたのにその見返りが全く
無かった事が国土安保省を裏切るきっかけとなったという。
大金を出す人間に渡せば、組織も潰れて金も手に入るという。
揉めるよりも手を貸せとマイケルたちを諭す。全ては組織を
恨む元従業員が買いたがっていると。しかしマイケルらはそれ
に応じず、物別れに逢う。グレッチェンがセルフを助けにやって
来たことで再び互いに銃口を向け合うことになるが、取りあ
えずこの場は収めることになる。

セルフは先程のガス弾の中にアジトを監視するカメラが仕込ん
で有った。外からでもPCで監視できるようになっていた。
一方セルフの車のトランクにはセクレが乗り込んでいた。
セルフたちのアジトに案内して貰おうとそのまま乗り込み息を
潜める。スクレの乗った車はホテルで停車する。
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なかなかの息詰まる展開だと言いたいところだけど、これまで
遠慮無く殺し合っていたのに、ここに来て突然銃で始末する
事を互いに躊躇するような態度を見せ始めた。

なんとなく数々の場面で格闘シーンがあるけど無意味な感じに
も思えてしまう。スクレがグレッチェンを襲ったシーンなんて
素直に殺害してしまえば良かったんじゃないか?

ホテルでは三つ巴の形になり、マイケルたち、セルフたち、組織
の人間で入り交じった。あれだけ銃弾を浴びせているのに、
流石に主人公達にはバリアが張られているな。組織の人間には
バンバン当たるものね。

組織はセルフたちの行方を追って衛星画像を全検索したっぽい。
まぁ場所はある程度絞れるわけだし、検索量はそう多くはない
のか。

Tバッグの元にラルフ・ベッカーという聖書売りがやってくる。
聖書を売りにしてはなかなかしぶとい事や、軍隊の指輪をして
いたことでTバッグは組織の人間だと疑う。その辺の着眼点は
良かったけれど、ビジネスマンの象徴であるコール・ファイ
ファーの血が流れてしまったのか、かつてのTバッグの様な
獣の一面は無くなってしまった。躊躇するのが命取り。まさに
形勢は逆転。なんとなくプリズン・ブレイク的展開で逃がしたら
アウトだなと思っていたらまさにそんな展開が用意された。

一方マホーンは別行動し、ラングに助けを求める。
信用できる人物を紹介してもらい、ウィラー捜査官と会う。
出世欲の強い彼は闇社会の情報という事で疑心暗鬼ながらも話に
食い付くが、結局今回はスキュラを奪えず。
驚いたのはラングが裏切り、マホーンを捕まえる方向で容認した
事。この辺の心情は本人達にしか分からないものなのか。

今回は一度はマイケルもスキュラを手にした。
非常口から逃げるように画策し、その誘いに見事引き込んだまで
は良かったけれど、マイケルの症状が悪化。そろそろこの頭の
腫瘍で展開が反転したりするのも食傷気味なので、思い切って
治して貰いたいな。
結局何故組織が活かしてくれたのかは分からないけど、自分の
組織が信用できず、リンカーンの腕に期待しているってところ
なのか。

マイケル・スコフィールド (ウェントワース・ミラー) 弟
リンカーン・バローズ (ドミニク・パーセル) 兄
フェルナンド・スクレ (アマウリー・ノラスコ)
アレックス・マホーン (ウィリアム・フィクナー) 元FBI捜査官
ブラッド・ベリー (ウェイド・ウィリアムズ) 元刑務官
サラ・タンクレディ (Sarah Wayne Callies ) 元医師
セオドア・バッグウェル (ロバート・ネッパー) Tバッグ

ドン・セルフ (Michael Rapaport) 国土安全保障省
ジョナサン・クランツ (Leon Russom) カンパニーの黒幕。"閣下"
グレッチェン・モーガン (Jodi Lyn O'Keefe) 元組織メンバー
リサ・タバク (Stacy Haiduk) カンパニー工作員。

ファーガソン (Graham McTavish)
エミリー・モーガン (Regan Licciardello) グレッチェンの娘
リタ・モーガン (Heather McComb) グレッチェンの姉
パトリック・バイカン (Mark Pellegrino) 取引相手
ラング (Barbara Eve Harris) FBI。かつてマホーンと仕事
ラルフ・ベッカー (Raphael Sbarge) 聖書売り。実は組織の人間
ウィラー (Jason Davis) FBI
イワン (Paul Perri)
--- (Kelvin Han Yee) 医者

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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