リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線 Rizzoli & Isles 元内科医の人気女流ミステリー作家テス・ジェリッツェンの 小説を原作に、30代 独身女性のユーモラスでリアルな姿をス パイスにして描かれる犯罪サスペンスドラマ。 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/rizzoli/

Aug. 16, 2010
第6話 同姓婚 I Kissed a Girl

脚本／Alison Cross 監督／Michael Zinberg
--------------------------------------------------------
ジェーンはモーラに連れられて、モーラの彼が勤めているヨガ
教室にいく。インストラクターのブロックがモーラの相手だが
モーラはジェーンに対してホルヘという男性を紹介しようと
していた。彼は医療関係者でジェーンに好意を寄せているので
一緒にダブルデートしようと告げる。
そんな中、フロストから遺体が出たとの連絡が入る。
モーラはブロックにナマステ〜と語ると、半月のポーズをせず
に出て来たので気持ちが悪いと呟く。

現場で遺体を見ると、引きずられた跡が有った。
クラブの駐車場の路地裏で発見された遺体で被害者はケイティ・
ゲイナー・ランドル(32歳)。荷物が何も盗まれていない事から
物盗りの犯行ではなく凶器の特定はまだだという。
服はヒンテージのもので、傷跡からレイプされている事が明らか
だった。彼女は結婚しているとし、血糖センサーが体について
居るという。モーラによると糖尿病患者で針の跡が有る事や、
背広の中から手帳が見つかり、一日に5回から10回の数値のチェ
ックをしていたことが発覚する。最後の数値は400を越えていて
異常値を示していてインスリン投与が上手く行われていなかった
証拠だという。最後は歩くのもままならずに抵抗することもな
かったであろう事を告げ、防御創が無いのもその為だろうと
モーラは告げる。
そんな中現場に凶器の木片が発見。
とりあえず夫と恋人を疑うのが捜査の鉄則だと告げると、フロスト
はジェーンに男性嫌いなの?と尋ねる。

ケイティは同性婚をしていた事が判明。その相手はメル・ラン
ドルだった。最後に彼女に会ったのは夕方の5時頃で、LGBTで
ボウリングに行ったのだという。フロストはLGBT(レズビアン・
ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)の略だとジェーン
に説明する中、帰宅したのは10時頃だったという。ケイティが
電話に出なかったので、警察や病院に電話をかけたとの事だった。

検視局でモーラは深部体温を計測。肝臓の温度が31.3度である
事から死亡推定時刻は昨夜午前2時から3時だと語る。
モーラは検視しながらジェーンに対してホルヘの事はどうか?
と尋ねると、現在彼は私の車を直しているのだという。
レイプ検査の結果精液は出ず、変わりに鹿の皮の繊維が検出され
たという。犯人はバンビなのか?と問うと、製品化されたもの
だろうとの事。それならば原住民のテントが関係しているのか?
と問うと、原住民のテントはバッファローの皮で出来ているん
だと語る。鹿の皮は感度が高くて柔らかくて丈夫なので手袋に
使われるのだという。ジェーンは死因は何かを尋ねるが、推測
でモノを語るのを嫌うモーラは答えを渋る。顔の裂傷が酷い割には
出血は少ない事を告げ、暴行やレイプは彼女が亡くなった後に
されたものだという。モーラは死因は何か?と尋ね、答えなければ
ダブルデートにも行かないと脅すと、モーラは仕方なく、
糖尿病で弱っている中で、心臓がパニックによるアドレナリン
反応に耐えきれなかったのかも知れないと語る。
腕からメルクと書かれたクラブ入店の認証物質が検出された為に
当日クラブに行っていたのだろうと告げる。

クラブで話を聞くと、ここはレズビアンバーだと判明する。
バーテンのトーリーは、月曜日の夜にはケイティはいつも来てい
たという。しかしケイティの妻・メルと一緒に来て居る姿は
見たことが無いとの事。ドアマンのロブ・サッチャーからも
話を聞こうとするが、彼はハッピーアワーが終わる直前に来て
いたので入店したのは7時前だというが、帰ったところは見てい
ないという。この州では同性婚が認められているのに、"罪人達
に罰を"と書かれたチラシをまいていく人物が居るとの事だった。
脅しがエスカレートして差別から憎悪犯罪に発展したのかと
疑っていく。
--------------------------------------------------------

女性・ケイティが性的暴行を加えられて殺害される。
彼女の死因は一見すると鈍器で殴られたものによる脳挫傷だが
モーラによると、彼女が抱えていた糖尿病の件で機能している
ハズのインスリンのポンプが作動せず、上手く体内に注入され
ていなかったのではないかと疑っていく。
ケイティは同性愛者で結婚指輪をしてはいるが、彼女ののパソ
コンを調べると数々の出会い系サイトを閲覧し登録していた
形跡を見つける。捜査員たちは亡くなったケイティはジェーン
と容姿が似ているとして、ケイティが登録していた出会い系に
登録して、接触してくる人物のDNAを採取していこうと考えて
いく。

男っぽいジェーンの不器用な恋愛ネタがドラマのメインな
感じがするこのドラマ。
女性としてなかなか男性とつきあえないのであれば、思い切って
女性とつきあってみてはどうか?と思う事を見事再現して
くれるような内容で、下手な男性よりもモーラとの関係の方が
よっぽど似合っている事を描いた。

今回は男性は女性らしく、女性は男性らしくを描いて、性別と
いうものを意識したネタだった。
ジェーンの男らしさを描いたかと思えば、フロスト自身も男らし
さを描いた感じで、これまでの遺体を見たときの彼のリアクション
とはまた別人のようだった。

モーラが自分の価値観を押しつける形で、ジェーンに彼氏を見つ
けてあげようとして、ホルヘという女性の様な優しさと繊細さを
持つ男性を紹介する。
ジェーンが完全に男っぽい性格なので、上手く家庭に収まりそうな
女性と合致していくのかと思ったけど、優しいだけの男性はつまら
ないとして結局その機会を自ら逃していくのだから、なかなか気
むずかしいものが有るね。

がさつなジェーンがモーラに矯正させられていくのが楽しい
ドラマだと思うし、潜入捜査の際に、女性らしい格好をさせて
いたけど、寧ろジェーンはワイルド・ボーイッシュな感じを前面
に出した方が女性にもモテそうな気がする。布の少ない服に対し
て、何処に隠しマイクを付けるのよというジェーンの突っ込みが
笑えた。

首元にキスさせてDNAを採取させるというのも面白かったし、
なかなかドラマとしては二人の女性の主人公の関係が面白くなって
来たなと。

■検索用キーワード

・同性愛は神への冒涜 悪魔は同性愛者を使い神の国を滅ぼそうと
している
・女の刑事と黒人か
・赤いマントを着たとんがり耳で尻尾のある男を捜せ
・裸の男との格闘が最初の仕事だった
・恋愛は免疫グロブリンAを出す 風邪を引かなくなるわよ
・強い女を捜している ウォーリアーツーが決められる位
・フロスト ブルースリーみたい
・私にウソをついたわね 宿題をやっていないと言ったのにやったと行
ったのが初めてのウソ その言葉の後気絶した
・夜のプールのようなその瞳 唇はまるでテンピエールの枕だ
・傷つけたのは生物のものではない 男根型の物体 ディルド
・ドイツで2万8千年前 石の男根が見つかった 氷河期の男達はそれで火
をおこしていた
・ファッジ
・キューピッドガールズ リップスティックデート 出会い系
・あんたのプロフを乗せて置いた 私のお陰で攻めは避けられた
・セルティックスのチケット
・私たちがレズならばどんな人を好きになる? 私ならば男役 アンタは
タイプじゃない
・いつも力んでいる 着替えもせず靴を履いたままベッドに寝る
・ミオクローヌスね 犬も夢を見る
・彼(ホルヘ)は優しくて協力的 まるでハムスターだ
・従順で優しいだけの男に魅力はない そんな男よりも情の深い女と付
き合った方がマシ
・何故いつもその格好なのか分かった 服が無いからだ
・マーク・ウェイン曰く「服が人を作る」「裸では影響力を持たない」
・オルセー美術館 私は人の能力に感激する 職人技
・オイラー数e 3つの整数が繋がる最も久しい等式
・感情の話をする 女だな コーサックは三人の女性と結婚
・独身の時に50万ドルを相続している
・フェンタニルを入れた 検査には現れない