リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





Oct. 12, 2011
第4話 告白 Duplicity

脚本/Wendy Calhoun 監督/Matt Shakman
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子供の頃の思い出は楽しい事ばかり。
どんな事でも乗り越えられると思っていた。
エミリーは、カウンセラーのミシェル・バンクスの元に通い始
めて一年が経過していた。
両親の乗った車が崖から転落して自分だけが生き残った事。
大きな
喪失感から人間関係が上手く築けずにいたエミリーは
そんな悩みを吐露する。どうすれば乗り越えられるのか。
考え方を変えない限りはどんな人と巡り会っても上手くは行かない
事を指摘される。バンクスは自分の研究のためにカウンセリング
での
会話を密かにビデオカメラに撮っていた
エミリーはここに通う度に現状に打ち勝つことが出来ると思え
る事を告げる。しかしバンクスはエミリーの中の心の闇を捉えて
不信感を乗り越えられるか疑問だと密かにノートに記していた。

立候補を予定していたトムの表明のパーティーに於いて何者
かがトムと愛人のビデオを送って来た事に関して、調査では
コンラッドのパソコンから送信されたものだという事が判明
していた。コンラッドは妻のビクトリアがやったものではないか
として本人に問い詰める。ビトクリアがトムの事を嫌っていた
のは明らかだったからである。しかしビクトリアはそんな事は
しないとして行動を否定し、寧ろ誰にでも触れられる場所に
パソコンを置いておくあなたが悪いと指摘する。
コンラッドはこれから
サンフランシスコに出張にいくという。
そんな二人の前に水着姿の娘・シャーロットがやってくる。
シャーロットは友達と会うとするが、ビクトリアはこれから
自らが主催するチャリティパーティーの
"母と娘のお茶会"
為、シャーロットには一緒にパーティドレスの仮縫いに行く事
を告げる。シャーロットは友達に会うことも大切だとして、
ぞんざいに扱うから母には友達がいないのだと非難する。

エミリーとアシュリーは、ダニエルとタイラーと共にテニスを
する。アシュリーはそれが終わるとこれからビクトリア主催の
パーティーの為にプランナーとしてやるべき事が有るという。
タイラーはみんなをクラブに誘うが、エミリーはダニエルと
一緒に今日はディナーの約束が有るとして断る。アシュリーは
仕事が終われば付き合う事は出来るとして、タイラーとクラブ
に行く事を告げる。

ジャックは父の貸金庫からの荷物を取りに行ってきていた。
デクランは金目のモノは無いのか?と問うが、中から出て来た
のは1ドル札。バーの
ストアウェイの最初の売上金を大事そうに
取っていた。紙幣には1979年の事だと書かれている。デクランは
母親の結婚指輪を見つける。デクランは売れるかどうか調べる
とするが、家宝になるかも知れないと語る。デクランはさっさ
と店を売って、自分は大学に通い、兄はハイチにでも行った方が
良いのでは無いかとする。ジャックはとりあえず店の不動産を
試算してもらうというが・・・

カウンセラーにはビクトリアも通っていた。
未来は真っ暗だと告白するビクトリア。夫はあらぬ疑いをかけて
は私の事を責めるのだという。

エミリーはビクトリアとバンクスが悩みを吐露している光景を
ウェブカメラで監視していた。そしてエミリーは幼い頃、
自分が施設に入れられバンクスから惨いカウンリングを受けていた
事を思い出す。アマンダは当時父親に逢いたいだけだとするが、
バンクスは良い子のフリをするのでアマンダを父親に逢わせる
事は出来ないのだという。本性を隠そうとする人は危険だとして
アマンダは隔離部屋に閉じ込める。

いよいよビクトリアの主催する"母と娘のお茶会"と称するチャリ
ティパーティーが開かれる。プランニングをしたのはアシュリー
だが、集まってくる人はビクトリアの演出したパーティーを
絶賛していく。
エミリーはシャワー室にいるダニエルの元に行き、これから
市場に行くので苦手なものは有るのかと尋ねに来る。しかし
シャワーを浴びていたのはダニエルの友達のタイラーで、
ダニエルは甲殻類にアレルギーがあるので気をつける様告げる。
エミリーはタイラーの出身を尋ねるが、色んな所に家があるので
自分でも分からないという。エミリーの事は両親が亡くなって
いるのを知っていたダニエル。彼女に対して金で何でも買うこと
は出来るが家族は買えないと告げる。
エミリーはまた辺りでダニエルに電話してみると告げ出て行く。
ダニエルがやってくるとタイラーは、エミリーはディナーは
キャンセルしたいと言ってきたと嘘を付き、そしてダニエルの
携帯電話を自分のバッグの中に忍ばせてしまうのだった。

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アマンダ時代のエミリーが、逮捕された父親とは不当に逢わせ
られない様に仕組まれていた事を知る。ビクトリアによって
半ば買収されているバンクス医師によるもの。
彼女はそのお陰で個人診療のカウセリング業務でセレブ相手に
大もうけしているが、エミリーは彼女に復讐するために
ビクトリアの主催するパーティーで大胆な映像を見せる。

エミリーの復讐の次なるターゲットはバンクス医師。
カウンセラーにはどんな暗い過去が有るのかと思わせたけど、
エミリーが父と会わないように不当な扱いをしていた様だ。
彼女がカウセリングの場で録音している事を知って、それを
暴露することでビクトリアに恥を欠かせて、バングスが営業で
きない様画策する。

エミリーが復讐するのは既定路線だけど、その周りで別の思惑
で動いているものの存在が実に気になる。
特にその筆頭にいるのはノーランだけど、彼はホントにエミリー
をサポートしようとしているのか信用出来ない。
ヘラヘラっとエミリーの懐に近づいてくる様は武器にしか思えず、
危険な人物だなと思わせた。そんな彼にエミリーが復讐して
いる計画を知られる事で相当なリスクがあるように思う。

また今回タイラーという存在がクセの有る人物として登場する。
エミリーとダニエルの関係を邪魔しようとしているようで、
ダニエルの人生をぶっ壊そうとしている感じ。
当初はエミリーとダニエルが距離を縮めることで、酒を飲む仲間
が居なくなるとの嫉妬心にも思えたし、この人がホモでダニエル
の尻を狙っているのかとも思えたけど、色々と癖が有りそうな
感じ。

問題はビクトリア自身は大した事がないけど、フランクという
元政府に居た捜査官がある事と、刑事もまた色々とビクトリア
周りの人物を疑い始めていること。警戒心を持った後には
なかなか復讐に対する実行が難しくなるであろう事は明らか。

カウンリングの内容の暴露によって、シャーロットのビクトリア
の関係も暴露されてしまった。シャーロットがビクトリアを
生まなければ良かったとする流れも、ビクトリアが語る様に
都合の良い所を断片的に切り取っただけの映像なんだろうね。

インターネットのハッキングの技術と無線の進化が、テレビドラマ
の新たな時代の可能性を見せている所を感じる。

しかしまぁ毎回パーティーが開催され、その場で暴露という
ワンパターンな展開。
そして相変わらずセキュリティに関してはスカスカなものがある
ので、エミリーに関しては、簡単に色々と調べられてしまい
そうな所が危ういな。エミリーが大事そうに持って居る木箱を
取られたにすべて発覚してしまうのではないのか?

結構アマンダ時代のエミリーは数々の重要なシーンを目撃しているね。
それを覚えているというのも凄いけどね。
デクランとシャーロットは良い感じの関係。
金で買えるもの、買えないものとは何か。
その人にとっては価値のあるものでも他人にとってはタダの物だと
する主張がなんとなく今回の本質を突いていたところなのかな。


■使用された曲

・Agnes Obelの"Riverside"

カウンセラー・バンクス役
http://en.wikipedia.org/wiki/Amy_Landecker
刑事・ガンサー役
http://en.wikipedia.org/wiki/Cassius_Willis

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)
リディア・デイビス (Amber Valletta) ヴィクトリアの友人
カール・ポーター (Brian Goodman) 父、酒場経営者

フランク・スティーブンス (Max Martini) 警備主任
トム・キングズレイ (Yancey Arias) 上院議員、裁判で問い詰める
アダム・コナー (Robbie Amell) シャーロットの彼氏
マイケル・デイビス (Alex Carter) リディアの夫

ミシェル・バンクス (Amy Landecker) カウンセラー
ロバート・ガンサー (Cassius Willis) ハンプトン署・刑事
ギブス (Steve Cameron) ハンプトン署・巡査
キム (Kati Sharp) ビリヤードでダニエルに近づく
ローズマリー・カボット (Candace Kita)
ミリアム (Leslie Stevens) カウンセラーに通う
エバリー (Carly Thomas Smith) カウンセラーに通う
ミナ (Samantha Nunley)
--- (Judy Echavez) Reporter
--- (Mel Fair) Reporter

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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