リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





Oct. 19, 2011
第5話 悔恨 Guilt

脚本/Nikki Toscano 監督/Kenneth Fink
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復讐にも人生にも全て反作用がある。だから罪深きものは
いずれ滅びるのである。
リディアは自宅マンションの一室から落下するとタクシーの
ボンネットの上に落下する。

2日前
ビクトリアは精神科医のバンクスが何者かに誘拐され、そして
大事なパーティーの場でバンクス医師たちが通っていた患者の
情報が漏洩した事を受け、フランクに密着で警護してもらって
いた。バンクスを誘拐した人物は依然として不明。もしかすると
思い出したくなくて記憶を封じているのではないかという。
フランクによるとコンラッドは出張との事だが、空港からは
飛行機は飛んでいない事を言われる。市内に泊まっていると
いうフランクは、更に
ケイマン諸島のコンラッドの口座から
リディア宛てに1千万ドルが送金されている
という。

エミリーの家にアシュリーがやってくる。
先日のパーティーでプランナーだったアシュリーが流した
DVDが元で失態を演じてしまったことでなんとか挽回したいと
感じていた。
フランクとビクトリアはエミリーの事を疑って
いた事を報告
すると、エミリーは私だってカウンセリングでの
内容を公開され恥を欠いたのだとして激怒する。
アシュリーはダニエルがまた昔に戻ったかのように酒を飲んで
タイラーに連れて来られて事を報告する。
アシュリーはなんとか氷の女王・ビクトリアの心を溶かす為
のアイディアは無いか?と尋ねると、エミリーは女王蜂は目立つ
事が好きなのでスポットライトを当てたらどうか?という。
今度
オープン・アームズチャリティの総会が有るので、そこで
ビクトリアが行っているチャリティの功績を称えたらどうか?
という。

アシュリーが立ち去った後、エミリーは無限の付いた箱を開く。
アシュリーは
1993年6月4日に墜落した197便の報道をテレビで
見ていたときのことを思いだしていた。197便を墜落した直後
にテログループの
アメリコン・イニシアティブは声明を発表し
たものだった。
グレイソン・グローバル社のコンラッドと
ビクトリアがその
テログループのマネーロンダリングを行い、
エミリーの父をスケープゴートとして仕立て上げた
のである。
その後すぐにグレイソン夫婦は慈善事業を立ち上げ、遺族の会
を支援していたのだった。父はエミリーに残したメモの中に、
犯した罪を甘く見るな、人はとんでもない場所に連れて行くと
書かれていた。

グレイソン家では、朝色々と会話する。
ダニエルはエミリーに嘘を付かれて約束をスッポカされたことに
対してビクトリアはもうそんな人との付き合いは辞める様告げる。
コンラッドはこれから出張だとすると、ダニエルの友人のタイラー
は自分は
スターン証券のインターンシップをしていたが立ち消え
になったので、グレイソングローバルを手伝う事は出来ないか?
とコンラッドに告げる。コンラッドは歓迎しダニエルにも一緒に
来るよう命じる。
コンラッドはビクトリアに対して、自分が留守にした二日の間
でダニエルが飲酒で問題を起こしたことに触れ、面倒も見られない
のかと呆れるが、貴方は出張にも行っていないのに何で忙しか
ったのか?と問う。

ノーランはエミリーの家にやってくると、エミリーはノーランを
追い返そうとする。もう少し俺に優しくしろというノーランに
対して役に立ちたいと言うのであれば、何故飲酒したダニエル
の事を止めなかったのかと非難する。タイラーがダニエルを
悪の道に引っ張ろうとしている事を告げる。ノーランはエミリー
の家に盗聴装置を置いていく。

一方ビクトリアは夫に対して一千万ドルの口座の金のことを指摘
する。リディアがその気になったら不味いと思って支払った
ものだという。15年間共犯の関係に有ったのだから、リディア
だって大きな事は出来ないとするが、全てを失った女性は強い
という。ビクトリアはこうなった原因は貴方が浮気したのが
そもそも悪いのだと語る。そんな会話をタイラーが密かに聞いて
いるのだった。

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エミリーの父をスケープゴートにして罪を回避していた
グレイソン夫婦。そしてそれに荷担していたであろうリディア
に対して、とどめを刺していくという話だった。

リディアにしてみればそんなにハンプトンズの社交界に拘り
たいものが有るのだろうか?。大金をもらっているし、ビクトリア
とは縁を切っても良いのではないかという感じがする。

今更戻る意味はよく分からないけれど、リディアがエミリーの
存在に気がつき、エミリー側のリスクを示した点は面白く出来て
いたかなと。
父親がされたようにリディアをスケープゴートに仕立てる
ところはシンプルだけど、面白く出来ていた。

しかしこのドラマ、チャリティばかりでセレブの浮世離れした
一面ばかりを見せられ、状況としてはイマイチ面白みに欠ける。
そういうイベントでもしないと犯罪が明るみにされない
のかもしれないし、公の場で恥をかかせつつ罰するところに
意味があるのでそういう場を選んでいるのかも知れないけど、
初回から毎回のようにしてパーティーなのかチャリティなの
かという設定はもう少しなんとかして欲しい。

不気味キャラであるノーランとタイラー。
タイラーは完全に雑魚って感じの男ではあるけど、暫くは
ドラマを盛り上げてくれそうな感じはするし、ノーランが
またエミリーを盗撮しようとしていた事も有り、彼の本当の
目的を知るまでは安心できないね。

ジャックの店で働くことになったダニエルだけど、如何にも
エミリーを巡って三角関係になりそうだ。
デクランとシャルロットもまた親に対する悩みで気持ちを
共有出来そうな感じだし、この辺のキャラクターをどう物語
に生かしていくのかということかな。

次に狙われるのは誰のだろうか。

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)
リディア・デイビス (Amber Valletta) ヴィクトリアの友人

フランク・スティーブンス (Max Martini) 警備主任
アダム・コナー (Robbie Amell) シャーロットの彼氏
ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
--- (Michael Gambino) Delivery Man
--- (Cecelia Specht) Woman

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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