リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





 

Oct. 26, 2011
第6話 誤算 Intrigue

脚本/Dan Dworkin、Jay Beattie 監督/Tim Hunter
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エミリーとダニエルはついにベッドを共にし一緒の朝を迎える。
そんな中、二人の朝を邪魔するようにしてノーランがやって
くる。ノーランは留守電を聞いていないのか?とエミリーに問う
と、フランクリディア
バルコニーから落として意識不明だ
という。監視カメラのビデオを見てくれ
と告げる。

一方ダニエルはタイラーの元にいく。
タイラーはグレイソン家に居候の身で、彼がエミリーと一晩を
共にして朝帰りした事に対して指摘する。これからタイラーは
コンラッドと一緒に仕事だという。今週末は
独立記念日の週末
という事でヴィクトリアは20年来それを祝うパーティーを開いて
いた。タイラーはダニエルがインターンを断ったので、俺の仕事
が倍になったと告げつつも、週末は一緒に騒ごうという。しかし
明日はエミリーと逢う予定だと語ると、二日も一緒に逢うと
なれば本気だと思われるとして、辞めた方が良いとするが、
ダニエルは本気である事を告げる。

一方フランクがリディアを地上五階のバルコニーから下に
突き落としたであろう映像をエミリーは目にする。なんとか
名簿と隠しカメラ、そしてエミリーが写っている2003年の大晦日
のグレイソン家のパーティーの写真を回収してきた
という。
リディアが死んだらそれはグレイソンに魂を撃ったからだとし、
想定外になったのもあいつらのせいだと語る。しかしリディア
が目を覚ますことになったら全てがバレてしまうのではないか?
という。フランクが殺そうとした事だけでなくエミリーが、あの
写真に写っていたという事も。エミリーはここはフランクに
罪を被ってもらうとして、VTRを送ることを告げる。

ビクトリアは朝からパーティーの件でアシュリーと綿密な話合い
を行う。20年続いている伝統行事故に失敗は許さないという
ビクトリア。そんな中、アシュリーの元にタイラーがやってくる。
これから
イーストハンプトンポイントでディナーを取らないか?
と告げ、今夜はダニエルとダブルデートをしないか?と告げる。
アシュリーはこの機会にエミリーにもタイラーの事を知ってもらい
たいが為に是非4人で逢おうということになる。

デクランジャックが開店の準備をしている所にノーランが
現れる。ジャックはノーランに対して営業時間を守れと告げる。
ノーランの元にエミリーから電話が鳴りVTRを送ったか?と確認
の電話が鳴る。少し暗号化で手こずっているがもうすぐ送る
と語る。しかしこれからは未知の領域に踏み込もうとしている
ので危険である事を告げる。
そんな中、リディアとフランクのVTRをコンラッドのメールアド
レスに送信するのだった。

アシュリーはパーティーの飾り付けをする中で、エミリーが
手伝いに来る。アシュリーはイギリスの負けた日を祝うなんて
微妙だというが、エミリーは200年も前の事でしょという。
アシュリーはエミリーに対して今夜ダブルデートをしようと告げる。
エミリーはダニエルとはまだ付き合ったばかりなので二人で
親交を深めたいとするが、タイラーとも仲良くやって欲しい人を
訴えると、
エミリーも了承しダブルデートをすることに

デクランの前にシャーロットがやってくる。
デクランは彼女にこれまで二人で乗るはずだった船が無くなった
り、逮捕されたりしたけど、今度はチャンとデートしたい事を
訴える。週末の予定を尋ねると、週末は母主催の独立記念の
パーティーがある事を告げる。デクランはその後にデートしよう
と告げるとシャーロットも了承するのだった。

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フランクによってリディアは自宅のバルコニーから落下させ
られる。エミリーの素性の一端を知るリディアから情報を
盗むことでエミリー自身はなんとか窮地を脱したかに思えたが
フランクは自分はハメられたのだとして、その犯人を見つけ
出す為に当時リディアの家に侵入したであろう人物を特定
していく。

またしてもパーティーですかって感じで、社交界の勘違い
っぷりが描かれている。ただ独立記念日という事も有って
パーティーをする理由としては間違っては居ないけどね。

さて今回はエミリーが誰か特定の人物をターゲットに復讐する
というものではなく、寧ろ有利に展開が運んでいた流れから
一転するものが有った。それはもちろんフランクという強敵
が居るものであり、今後彼がどういう役割を果たしていくのか
がポイントになるのかな。
また不気味な存在として顔を出しているタイラーの存在もあるの
だけど、この人物をいつまで泳がしているのかも気になる。

このドラマ、エミリー自身が直接的に肉体的に相手を傷つける
という事は封印されているので、どうしても不用な人物を処分
したい場合、何らかの陰謀に巻き込ませる必要が有るので、
一癖も二癖も有る。単純に殺し屋を雇って殺してしまえば良い
というものでもないし、証拠を掴んで実体を明るみにさせる
というのが最終目的なのだろう。

復讐を続けることで自分の幸せな人生までもが逃げていくという
所が実に切なく写る話だった。

個々のエピソードをみると意外とノーランが弱気で、もう少し
裏表の有る人物かと思ったけど、なんだかこれ以上は痛い目
を会うのが嫌なのか、荷担しない様な事を口にしているし、
防犯カメラの件はITオタクにしてはかなりマヌケな流れだった。

一方フランクが追い出される流れはなかなか興味深く描かれた。
フランクがコンラッドのフィクサーで有るにもかかわらず
いつの間にか金よりも愛に生きる的事実を実践していて、
ヴィクトリアの事の方に肩入れしている事実が有る辺りはなんとも
言えない。
フランクはコンラッドに対して事実を否定していたけど、
どう見てもビクトリアに好意を寄せての行動ばかりだし、
小切手の件を指摘され、苦しい言い訳ばかりが目立ったかな。
フランクも20年間尽くしてきたのでかなり放漫になってしまった
部分も有るのだろうか。何でも許されると思っていたのか、当然
こうなるであろう事は明らか。
今後のフランクは自分自身の潔白の証明の為に動くのか、
それともビクトリアの為に動いていくのか気になる。

エミリーとダニエルは良い感じの展開に。
しかしダニエルの親友で親友のアシュリーの彼氏であるタイラー
との関係は最悪。タイラーってホモなんだろうか?それとも
ダニエルに嫉妬しているのか恨みが有るのか。
今の所何をしたいのか分からないけど、ダニエルを単純に
おとしめたいというよりも、その先にある何かを求めている
感じ。凄くムカつくキャラなので、なんとか悪事が発覚して
欲しいね。

そしてなんと言ってもエミリーとジャックの関係。
互いに両思いであろう事は分かるけど、ジャックもなんだか
唐突に告白してしまった感じがする。とはいえ既に体の関係
になっているエミリーを奪い返すには少々遅いのかなという
気がするね。

まぁ何にせよエミリーの家って簡単に侵入できそうだし、
フランクが色々とやろうとすればエミリーなんて瞬殺されそうな
危うさがある。なんとかエミリー側に一人武闘派でも居れば
良いのだが・・・

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)
リディア・デイビス (Amber Valletta) ヴィクトリアの友人

フランク・スティーブンス (Max Martini) 警備主任
アダム・コナー (Robbie Amell) シャーロットの彼氏
ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
--- (Bodie Newcomb) Fisherman
テディ (Gary Kraus) マンションの警備
--- (Evan Avtal) Lobster Customer
--- (Ramon Calzada) Party Guest
--- (David Jason Perez) July 4th Party DJ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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