リベンジ 原題：Revenge http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/

Dec. 7, 2011
第10話 阻害 Loyalty

脚本／Wendy Calhoun、Nikki Toscano 監督／J. Miller Tobin
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タケダはエミリーと会うと武術指導をする。
タケダは彼女に想像ではなく実際に敵を目の前にしてどう感じた
か?と問う。敵の息子と寝ていることに対して、任務を遂行する
には集中が必要で感情に流されれば失敗するという。
邪魔するものに優先順位をつけて取り除いていくのだといわれ
るとエミリーは目下のところ邪魔なのは二名であり、タイラー
とアマンダだという。特にアマンダは時限爆弾を背負っている
様なものだとすると、タケダは巻き込まれないようにしろという。
最大の敵に仕事をさせれば良いのだという。

ビクトリアの元に夫・コンラッドから離婚の申立書が届く。
そこにやってきたアシュリーはその事実を聞くと、ビクトリア
ならばコンラッドにも勝てるとし、その理由としてあなたは
あのビクトリアなのだから・・・と告げる。私はあなたの為
に出来ることならば何でもするというと、ビクトリアからは
ダニエルを家に呼び戻せるか?と問う。

アシュリーはその足でタイラーの元に行く。
タイラーはパーティでノーランとキスしているのを見られたの
でもう関係は終わりかと思ったことを口にする。不快な思いを
させたがあくまで野心のためでそのお陰でノーランとの2千万ドル
の契約が取れたのだと。そのために手数料の20万ドルがタイラー
の懐に入ってきていた。アシュリーはキス一つでそんなに手に入る
あなたが羨ましいことを告げ、私はこれまでずっとビクトリア
に尽くしてきたのに得られたのはファーストネームで呼ぶ権利
だけだと語る。タイラーはドリフルウッドでディナーを取らないか
と誘うと、自分は同性愛者ではなく野心家なだけで必ずトップ
に立つという。手に入れるならば今のウチだぞと。

ジャックの店にアマンダがやってくる。
犬のサミーはアマンダを見ると吠えまくる。初めての人には
とても気難しい犬だがアマンダは初めてではないとしてサミー
に言い聞かせるジャック。ジャックは彼女の為にブルーベリー
パンケーキを用意していた。サミーと逢った日が君と初めて
逢った日でもあるとし、海辺での出会いのことを語り始める
ジャックに対して、昔のことを思い出したくないとして会話を
遮ってしまう。ジャックは無神経だったとして謝罪する。
アマンダはハンプトンズに暫く残るので服を買いに行くので
付き合って欲しいというが、君が戻ってくれて嬉しいが、僕が
居ないと店が開かないのだとしてやんわり断る。

ノーランの元にエミリーは尋ねる。
ノーランはエミリーがダニエルと仲良くしている間にタイラー
がした事を報告する。僕のクレジットカードを盗み買い物をした
後に、インターネットでデビッド・クラークについて検索して
いるのだという。そしてノーランはエミリーの言うとおりタイラー
と契約したので、これからグレイソングローバル社に投資金を
送るところだという。エミリーは今すぐ振り込みは中止して
と告げる。しかしタイラーの野望を阻止したら何をしでかすか
分からないぞと告げ、リディアの所持していたスピーチ原稿を
ネタにコンラッドを強請るかも知れない事を語る。しかし
エミリーはあの原稿だけでは情報が得られるだけで決して証拠
にはなりえないと語る。ノーランはエミリーに対して、これだけ
尽くしているのにお礼が無いのではないか?と問うと、タイラー
を追い出す事が出来た時にお礼を言うという。
エミリーはノーランが何かを隠している事を知り、ノーランが
席を外した隙に彼のパソコンを調べると、ノーランとタイラーが
身体の関係を持つ動画が撮影されている事を知る。

ダニエルはエミリーの元に来ると母が父から離婚の申し立てを
された事でショックを受けているという。アシュリーはダニエル
に対してビクトリアを励ます為にも一緒にランチしてくれない
か?と頼むと、ダニエルはエミリーにも同席して欲しいと頼む。
エミリーは快諾する。一時にレストラン"ダマス"で食事をしよう
という事になる。エミリーは離婚の件は残念だが、二人はまだ
やり直せるかも知れないと励ます。

レストランに居るビクトリアの元にライアン・ハントリーが
近づく。マイケル・デイビスを通して知り合ったというライアン
は、サザビーズのオークションでカンディンスキーの絵画を落札
した時に逢った事を告げると、ビクトリアは覚えていた。
ライアンはコンラッドから離婚代理人を求められたが断ったとし、
ビクトリアの代理人ならば引き受けると告げる。
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エミリーは復讐していく過程で、徐々に相手に感情移入して
いくことになる。影の協力者のタケダからはその事を指摘され、
復讐するのに感情は危険だと言われる。

なんだか展開が収拾が付かなくなりそうな状況になりつつある
な。
エミリーはもう少し敵味方を上手く使い分ければ良いのに、
唯一の味方っぽいノーランをそれ程突き放しても大丈夫なのか
という感じの展開だった。

色んなところで爆弾を抱えている人物がいるのも確かだ。
エミリーにとってのアキレス腱はアマンダだし、コンラッド側
もタイラーという人物がこの先不透明な存在として台頭し始めた。
タイラーが所持している鎮静剤とは、果たして何なのか。
以前にタイラーはダニエルに対して薬を盛っていたことが有る
ので、薬は一つのポイントとして存在している感じ。

またドラマではグレイソン家が離婚の申立書の存在が明らかに
なったので、秘密を共有していた二人が喧嘩別れしていくこと
で、過去の出来事が明るみにされるのではないかという感じが
する。

ダニエルの軌道が修正され初めて、ビクトリア側の立場に回帰
している流れは気になる。
基本的にエミリーはビクトリアの事をどのように思っているのだ
ろうか。
過去の映像を見る限り、確かにデビッドを裏切っているのだけど、
コンラッドによって半ば強引に裏切られさせられたという感じ
もしているので、エミリーは彼女を排除していくことになるのだ
ろうか。ダニエルがビクトリア側立場になることで、色んな面
で好・不都合な状況が想定されるし、今後とも気になる要素と
して存在していきそうだ。

またジャックのアマンダを見る視線とアマンダのジャックを見る
視線、そしてその間に立ち入っているエミリーの存在が実に
ドラマを興味深く彩っている。勿論エミリーが自らアマンダで
あることを名乗り出ることは無いのだろうけど、アマンダが
ジャックのエミリーへの視線を敏感に感じ取り、何らかの反旗を
翻していく事に繋がらないか心配だ。

さて前回に続いてタケダさん登場。
協力したかと思えば、君には協力できないときたもんだ。
エミリーが感情によって流されている現状を知ってリスク管理
してしまったのだろうか。もう少し武術が強いという設定でも
良かった気がするけど、エミリーが予想以上に白兵戦でも実力が
有る事を誇示しただけでも、今後多少なりとも安心して見て
いられるのかなという感じ。

更にエミリーの復讐の一人が新たに登場。
チャリティで無料弁護・プロボノをしている離婚弁護士の
ライアン。今回は触り程度の登場だったけど、タイラー、
アマンダ、ライアンと排除したい人が多くて困ってしまうね。


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