リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





Jan. 11, 2012
第12話 汚名 Infamy

脚本/Dan Dworkin、Jay Beattie 監督/Matt Earl Beesley
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普通の人生を送る平均的人間は誘惑には贖えない。
名もなき人生を生きている価値は無いが、心ならず背負わされた

汚名は懲役刑より惨い刑罰になる。


エミリーの元にダニエルが来る。
残業で帰りが遅くなったとし、みんなに認めて貰らう為にも
人一倍働かねばならないとのこと。ダニエルはビジネススクー
ルを辞め、父親の会社に勤めることを選んだ事を告げる。
現在母は
タイラーの件で相当なショックを受けており、一人で
居るのが怖いので戻ってくれと言われていると告げ、エミリー
に許可をもらう。決して逢えなくなる訳じゃないからと告げる
と母の傍に居てあげてという。ダニエルは夏が終わったら、
町中で二人が住む家を探さないか?とするが、エミリーは厳格な
両親の元で育ったので
結婚するまでは同棲はしないと決めて
いる事を語る。愛していて一緒に居たい気持ちも有るがその
辺はきっちりしたいと告げるとダニエルも彼女を尊重する。

そんな中、アマンダの父・デビッドが手を貸して爆破したと
される航空機テロ事件の全容を出版したノンフィクション作家の
メーソン・トラッドウェルがハンプトンズの本屋で公演を
していた。15年前当時記者だったメーソンはこの本
"ザ・ソサ
エティ・コネクション"
を出版したことがキッカケで有名作家の
仲間入りしていた。エミリーはそんな彼の公演にいくと、
自分はデビッドが逮捕された家に現在住んでいる事を告げ、
本を読んだがとても面白いものだったという。メーソンは週末
ビクトリアが主催する回想録の読書会が有るのでエミリーにも
出席しないか?と問う。エミリーは友人のノーランも同席して
良いか?と尋ねる。ノーランはこの前タイラーに襲われた件を
口にすると、何時死ぬかも分からないので、色々と残して起き
たいものが有ると告げると、伝記を書く作家を捜しているのか?
とメーソンに尋ねられる。今度是非ウチの方にも来てくれと
ノーランは誘われる。

一方ジャックの元に電話するエミリーは、先日タイラーから
助けてもらったお礼を改めてする。アマンダはどうか?と尋ねる
と、お父さんの事で
タイラーが妙な事を口走ってて居たので
多少気にしているみたい
だという。デクランは休みをとり、
プレップスクールの申し込みに行ったとのこと。

そんな中ジャックの元にアマンダがやってくると、週末に
アトランティックシティに行きカジノで楽しもうと告げる。しかし
ジャックは
店"ストアウェイ"を開かねばならないとしてお堅い
一面を見せる。アマンダは同じことの毎日では窮屈であり
たまにはハメを外そうと告げるが、無理だというジャック。
エミリーに対しては無理なんて決して言わないのに・・と呟く。

ビクトリアはメーソンをランチに呼び出すと、現在アマンダ
がハンプトンズに来ている事を告げ、あなたにインタビューする
フリをして
戻って来た理由を調べて欲しいという。アナタは私
の力添えがなければ売れない記者のままだった
のだと告げられ
仕方なく了承する。メーソンは彼女も区切りを付けようとして
戻って来ているのではないかと告げると、どこで区切りをつけよう
としているのかが問題だと語る。

エミリーは自宅で父の残した手帳を見ていた。
裁判が終わる頃、信じていた人全てに裏切られたとし、仕方なく
公平な第三者に話を聞いてもらったという事が書かれていた。
その時のインタビュー内容は、
The Fred Charles Showでも
取り上げられていて、メーソンとデビッドが会話する内容が
放送されていたのである。デビッドは隠蔽工作が行われている
事を訴え、全員が背を向いた理由は、権力や金、そして政治
のせいだという。人は弱い生き物で駄目なときには脅しにかかる
ものだという。

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エミリーの父親が無実を訴えて記者のメーソンに全てを告白
したが、メーソンによって出版された本には、エミリーが
証言した話には一切触れられておらず真実が握りつぶされて
公表されていた。そんなメーソンが再びハンプトンズに来て
回想録の出版を機に、アマンダから事情を聞く事になる。
ビクトリアはアマンダがこの街に来ている事をメーソンに
告げ彼女がこの街に来た理由を調べろと圧力がかかる。

今回のターゲットはデスパレートな妻たち」でジョージ役
を演じたRoger Bartが演じる作家のメーソン。
彼が出版したテロ事件の真相を綴った"デビッド・クラークと
197便の悲劇"の本が世間に出回ったことで、相当世論を
デビッド有罪に導いてしまったた感じのするところが有るの
だろう。

このドラマのシーズン開始直後のようなエピソード構成で
有り、特定の人物を罰する為にエミリーが動くという内容だ
った。

しかしまぁ会話は筒抜けだし、早いところグレイソン家に盗聴器
を仕掛けよって感じの突っ込み処が至るところで存在している
感じがして、相変わらずセキュリティ意識はゆるゆるだな。

特にこのドラマ、怖い殺し屋によって射殺されるみたいなシーン
が少ない事も有るので、その辺は安心して見ていられる所だけ
ど、気を抜いていると前回のタイラーみたいな件は有るからね。

今回はメーソンがターゲットだったけど、寧ろ気になるのは、
アマンダとエミリーのジャックを巡る視線なり関係なのかもしれ
ない。
いつアマンダがエミリーを裏切るのかなと思って見ている自分
が居るしそのきっかけはやはり嫉妬心から来るのではないかと
思う所も有る。

また今回は離婚の件でも、ライアンが診断書を偽造したのか、ビ
クトリアが婚前契約を結んだ際には妊娠していた事をデッチ上げ
たので、とりあえず無効化した感じで、グレイソングローバル
社を掌握するために持ち株の争いに発展している感じ。
ビクトリアとダニエルが結託すれば、株の半数以上を占められる
けど、ダニエルの信託財産は凍結されている為に、それも叶わな
い。信用を求め、信頼される為に、色んな駆け引きが行われて
いるけど、それ程複雑でもないのでドラマとしては見やすいのか
な。

今回は何と言ってもメーソンが持って居た過去の映像を見返す
ことで新たな事実が発覚。なんとシャーロットはデビッドが
父親かも知れない可能性が有る事を考えると、エミリーとして
も相当複雑なものが有りそうだ。

エミリーがフードを被ってメーソン家に侵入する時の映像は
なかなか雰囲気が有って良かったし、「ギルバート・グレープ」
みたいに家が燃え散る様子がなんとも言えない所があったな。


■使用された曲

・Eric V. Hachikianの"Shining Rain"
・Eric V. Hachikianの"Time Ago"

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)
リディア・デイビス (Amber Valletta) ヴィクトリアの友人

フランク・スティーブンス (Max Martini) 警備主任
アダム・コナー (Robbie Amell) シャーロットの彼氏
ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
シャロン・スタイルズ (CCH Pounder) 刑務所長
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー

メーソン・トラッドウェル / レオ・トレッドウェル (Roger Bart) 作家
ライアン・ハントリー (James McCaffrey) 弁護士
バーバラ・スロウ (Merrin Dungey) 弁護士
ソフィア・アルノー (Morgan Hewitt) 投資家
--- (Dig Wayne) Interviewer
エイミー (Ciara Hanna) Cute Blonde

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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