リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





Feb. 8, 2012
第14話 知覚 Perception

脚本/Nikki Toscano、Sallie Patrick 監督/Tim Hunter
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エミリーは父・デビッドの証言VTRを見る。その中には、自分と
ビクトリアの関係を示すことが告白
され、その証拠として、
シャーロットの父親の事をビクトリアに聞いて見ろと語られる
内容のものだった。
エミリーとシャーロットは義理の姉妹だと
判明したのである。ノーランからの薦めで、一時的に復讐を辞
めようかと考えた矢先、ビクトリアはダニエルに対して
デビッド
に強姦された末にシャーロットが生まれた
と話した事から、
それを知ったエミリーは再び復讐を開始する。

デビッドとエミリーの
婚約披露パーティーの招待状が関係者
に送られる。
エミリーはデビッドの証言VTRを見ていた。
その仲には、ビクトリアもまた犠牲者の一人で、シャーロット
とビクトリアは私を刑務所に送った男・コンラッドと一緒に居
て私の子を育てていると語っていた。

シャーロットは父・コンラッドに追い出された為に母・ビクト
リアの元に来る。シャーロットはエミリーたちの結婚が気に入
らないのでしょと問い、デクランもエミリーも母にとっては
同類でありグレイソンにはなれない人たちなんでしょと告げる。

一方婚約の写真は白いドレスにして欲しいとビクトリアからの
要請でエミリーは白いドレスに身を包んでいた。ダニエルは
彼女に対してホントに結婚する覚悟は出来た?と問うと、また
撮影する時に逢おうと告げダニエルは出て行く。

エミリーの元にノーランから電話が鳴る。
ノーランは婚約披露パーティーの招待状が届いたことを受けて、
彼女に対して一端手を引くのではなかったのか?と問う。
エミリーはビクトリアがダニエルに対して、父に犯されてシャー
ロットを身ごもらせたと話していた事に対して許せないという。
シャーロットの父親のことを暴露するのか?と問うと最高のタイ
ミングで暴露するという。
ノーランは妹にどう影響するのか
考えないのか?
と問われると、いずれ彼女も知る日が来るのだと
告げる。ジャックがケガしたことを忘れたのかと問うと、エミリー
は傷ならば何時か癒えるものだと語る。

エミリーはアマンダからシャーロットに当てた封筒を作り、
その中に告白ビデオを入れて置くことにする。

一方アマンダが消えた事でジャックはアマンダに何度も電話を
していた。アマンダの携帯電話を持って居たエミリーとしては
複雑な心境だった。

ノーランはジャックが襲われた事を受けて、見舞いがてら
彼に大型テレビをプレゼントする。ジャックはノーランにアマンダ
の家族の事を尋ねるが、父親の事を少し知っているだけだと語り
彼女の居所は知らないという。ジャックならばすぐに別の女性
が出来ると説得する。しかしアマンダは置き手紙の中でジャック
に迷惑がかかるからと書き残している事を告げ、君のせいではない
事を話してあげたいのだと語る。ジャックの元にもエミリーから
の招待状が届くが、ジャックはゴミ箱に放り投げようとする。
するとベッドの下から、先日火事で焼け落ちたメーソン・トラ
ッドウェル
が保管していた取材テープを見つける。
そこには
"アマンダへのインタビュー#14"と書かれていた。

コンラッドの元にダニエルは訪れる。
すると父が言っていた母の隠し事のことを母本人から聞いた事
を告げる。デビッドがシャーロットの父親だということ。
母がどんなに苦しんできたのかと告げると、コンラッドはそれを
否定しようとするが、その時、突然コンラッドの父・エドワード
がダニエルの婚約前のディナーの為にやってくるのを目にする。
ビクトリアから離婚の事を聞いてやってきたというエドワード。
ダニエルの居ない所でコンラッドとエドワードは語ると、
離婚の
スキャンダルは会社の収益に関わること
だとし、あまりこの件
で影響を与えるなと告げる。コンラッドに対してグレイソン家
名をぶちこわすなと忠告する。

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エミリーは一端復讐を中止しようかと考えていたところ、
ビクトリアは父を侮辱するようにして、シャーロットを身ごもった
事はデビッドに強要されたからだと告げた事でダニエルがその
言葉を鵜呑みにしていることに我慢出来ず、継続して復讐を
行う事になる。

ジャックの家でテープが見つかった件。
エミリーがアマンダを仕掛け為に置いてきたテープとばかり思っ
てみていた。

タケダさんが言うように段々と復讐劇の中にも、グレイソン家
と深く関わるようになってきて情がわいて出て来てしまっている
様で当初の計画が少しずつ綻びが始まっているし、それが自ら
の自滅への道に近づいているような感じもする。

ドラマとして上手く出来ているのは、エミリーの計画は完全に
思惑からは外れているのだけど、その流れをフォローするかの
ようにして、結果的には同じような結末を用意している流れが
有る事なのかな。日本のドラマ「JIN」の中で、史実とは違う
行動を取ろうとすると、歴史の修正力というのが起きて、どう
しても軌道からはズレた行動が取れなくなるという事がよく
起きていたけど、このドラマの場合、運命の見えない力が強い
流れになって、結局は真実は白日の下にサラされるということ
で、上手い事修正を図っている感じ。

ドラマとしてはこれまでにも不安材料だったアマンダが、ここ
に来て友情よりも愛情に走り始めたという点か。
正直エミリーが何故アマンダの事を制御し続けていられるのか、
その自信感は何処から来るのか分からない所も多かった。
戦友ならば一生相手のことを庇うのだろうけど、そこまで二人の
結びつきが強いとは思えないんだよね。

またビクトリアに対して、コンラッドの父親は実の息子よりも
ビクトリアの方に肩入れしている一面があるという点が
この先不透明なものとして存在し、ドラマを興味深いところに
導いている気がする。

ノーランにしてもエミリーにしても、本来やろろうとしていた
事に対して感情が入ることで、上手い事心の中で綱引きが行われ
て複雑な心境にさせてくれるし、ドラマとしては面白かったな。

アシュリーはコンラッドの野心に気がついた様でいつでも
裏切りそう。それは想定内のものが有るけどね。
まだデクランとシャーロットの関係に於いても、デクランが
逆にビクトリアに同情的になるという構図もまた、シャーロット
には反目に写るようで、なかなか一筋縄ではいかないなと思う
ところに繋がっているね。

■使用された曲

・Eric V. Hachikianの"Taken Away From Me"
・Eric V. Hachikianの"Memories Of You"
・Eric V. Hachikianの"Eyes For You"
・Eric V. Hachikianの"Place In Time"

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)
リディア・デイビス (Amber Valletta) ヴィクトリアの友人

フランク・スティーブンス (Max Martini) 警備主任
アダム・コナー (Robbie Amell) シャーロットの彼氏
ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
シャロン・スタイルズ (CCH Pounder) 刑務所長
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー

ライアン・ハントリー (James McCaffrey) 弁護士
バーバラ・スロウ (Merrin Dungey) 弁護士
エドワード・グレイソン (William Devane) コンラッドの父、会長
--- (Kerry Knuppe) Redhead / デビッドがバーで話す学生
--- (Marcus Choi) Photographer

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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