リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





Feb. 15, 2012
第15話 混沌 Chaos

脚本/Mark Fish、Joe Fazzio 監督/Sanford Bookstaver
--------------------------------------------------------
混沌の渦に巻き込まれたとき人は心を乱され自分を見失いそうに
なる。そして平静を取り戻そうと藻掻く。混沌を乗り切るには

その中に身を投じるしかない。


労働祭の週末・
ニューヨーク州ハンプトン
ダニエルとエミリーの婚約披露パーティーの日。
浜辺で銃声が鳴り響くと、白い背広を着た男性が撃たれて死亡
する。みなダニエルが撃たれたと思い心配して駆け寄る。
特にビクトリアはシャーロットからダニエルが撃たれた事を
聞いて半狂乱で海辺へと近づく。

24時間前
ノーランとエミリーはアマンダの住んでいるモーテルを家捜し
する。エミリーが秘密にしていた無限大の刻印の入った復讐の
小箱がエミリーの自宅の床下から盗まれ、
"婚約披露パーティ
ーには出席する"
との記載がされていたのである。この事を
知るのはアマンダだけで、先日エミリーが自分の事を裏切り
ジャックとの関係を切り裂いたとして、仲違いしたことからも
エミリーは
アマンダによる仕業だと考えたのである。しかし
エミリーは室内に携帯電話が残されている事から彼女ではない
という。エミリーは私には彼女がこんな事をするはずはないと
告げる。そんな中エミリーに電話すると
電話に出たのはタイラー
だった。エミリーは彼が精神的に病んでいて薬を飲んでいる事
に便乗して、フランク殺害の罪をなすり付けて追い出したハズ
だった。しかしタイラーは心が病んだ犯罪者を収容する病院に
居ただけで逃げてきたのだという。エミリーは
要求は何なのか?
と問うと、金も良いが無実を証明したいという。エミリーは
ダニエルに何かしたら承知しないと告げると、逆にタイラーか
らは、パーティーを中止したり警察に知らせたら友達の命は
無いぞとして、近くにアマンダが居る事を示唆する。

一方シャーロットは自分の父がデビッドで有ったと言うことを
ディナーの席で告白されたことがショックで、その晩はバーで
深酒をし、デクランの部屋で寝ていた。ジャックは17歳の子に
酒を飲ますなんて二度とするなと弟を叱責する。しかし寧ろ
ジャックがディナーの席であんな事をしたのがそもそもの原因
だとして、逆に兄を責めるデクラン。
そんな中ジャックの元に、
ハイチで信奉しているリック神父
ら電話が鳴り、資金が集まったので現地で小学校を建設する
事になったが、ジャックが建設リーダーとして参加してくれない
か?と言われる。忙しければ無理にとは言わないとされるが・・

コンラッドはビクトリアの元にいく。
ビクトリアはまだこの家に居たのかとして出て行くよう告げる
が、コンラッドは父・エドワードから
会社のCEOを降りろと
言われた
事を告げる。円満に離婚できない限り、そうなって
しまう事を告げると、ビクトリアはそんなのあなたの問題で
私は離婚に於ける取り分さえ貰えれば関心がないという。
コンラッドはお前が溺愛しているダニエルが出て行った事を
指摘するが、あの子は必ず私の元に戻ってくるのだと語る。

エミリーは帰宅すると家にはダニエルの姿が有った。
シャーロットはどうなったかと尋ねると、現在デクランの元に
いて落ち着いて居るという。そんなダニエルにエドワードから
電話が鳴り、彼は孫のダニエルを会社のCEOにしようとしていた。
ダニエルはそんなのなるつもりはないとし、パーティーでさえ
気が乗らないのに会社など継げないとするが、パーティーには
遠方から多くの人が来ているから中止は無理だと語る。
ダニエルもそれを理解する中、エミリーに対して秘密事だけは
しないで欲しいと告げ、グレイソン家みたいな事になるのだと
語る。

タイラーはアマンダと共に居た。
アマンダは彼に対してエミリーは悪い人ではないと訴え、
酷い事をするにも理由が有るのだという。タイラーはメーソン
の取材テープのコピーがエミリーの宝箱の中に入っている事を
指摘し、この意味はビクトリアがアマンダをハメたと思わせる
ようエミリーが仕組んだ証拠なのだという。ここに有るアマンダ
の携帯電話にはジャックから何度もメールが届いているが、
君はその内容を見たのか?と問うと、他にもエミリーが悪さして
いた証拠は沢山有るのだと語る。

シャーロットが目覚めると、デクランはセラピストの電話番号
を教えるという。とても評判の先生だと告げる中、シャーロット
はジャックが襲われ負傷した際に処方された
鎮痛剤"オキシコド
ン"
が洗面所に無造作に置いてあるのを見て手に取るのだった。

--------------------------------------------------------

いよいよエミリーとダニエルの婚約披露パーティーが行われて
ダニエルを呼び戻したエミリーはビクトリアからの信頼も得て
パーティーの中では、エミリーが正式にグレイソン家の一員と
して迎えられたことが宣言される中で、タイラーとアマンダは
エミリーがしてきた事に対して復讐しようと近づく。
パーティーの席で何かしようとしている事は明らかだが・・・

ようやく1話の冒頭のシーンに繋がったという所か。
ダニエルが撃たれた(実際にはタイラー)ことや、フードを被った
ジャックがそれを隠したというシーン。
でもなんでジャックはわざわざ遺体を見えないようにしようと
したのかな。

久しぶりにタケダさん登場。
タケダは完全にエミリーを見限ったのかにも思えたけど、
一応は協力してくれている様で、この人の動きには今後とも
注視している必要が有りそうだね。

さて今回は、何と言ってもエミリーがしている事がアマンダに
知られてしまったということで、アマンダが反旗を翻して
エミリーに襲いかかってくる事も考えられたけど、上手い感じで
アマンダの中にもエミリーに対する敵意と同時に、エミリーが
これまでしてくれたアマンダに対する姿勢というものを色んな
シーンで浮かび上がらせ、頭の中で困惑させるというところが
興味深く描かれた。

やっぱり懸念していたように、エミリーの家には容易に人が
入る事が出来るので、タイラーみたいなヤツに箱を盗まれる
可能性なんてこれまでいくらでも有ったんだよな。フランクに
だって盗まれる可能性が有ったのに、見つからなかった事が
逆に奇跡だった。

ビクトリアとコンラッドの流れも興味深い。
ビクトリアは邸宅と共に株ではなく現金を受け取る辺りが
今後を示唆している感じ。ビクトリアが復讐のために株価を
落とそうとする事は明らかな感じにも思える、そうなると多額
の出資者であるタケダさんは大丈夫なのかって感じもする。

気になるのはそれぞれにどれだけエミリーの過去や情報が流出
してしまっているのかという点かな。
その中でもダニエルさん(この名前聞くとどうしても「ベストキ
ッド」
を思い出す)がエミリーに対してどれだけの情報を得たの
かが気になるね。そしてタイラーを殺したのが誰なのか。

なんとなく今見ているとDlifeではシーズン2が放送されている
ので、シーズン2で誰が生きているのかとか、微妙に情報が
耳に入ってきてしまうところが実に辛い。ツイッターとか、
みんなネタを呟きまくるので、リアルタイムで見ていない人には
ツイッターってあんまり向いていないものがあるよね。


■使用された曲

・Eric V. Hachikianの"Spaced Out"
・Eric V. Hachikianの"Jump To It"

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)

ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
シャロン・スタイルズ (CCH Pounder) 刑務所長
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー

ライアン・ハントリー (James McCaffrey) 弁護士
バーバラ・スロウ (Merrin Dungey) 弁護士
エドワード・グレイソン (William Devane) コンラッドの父、会長
サトシ・タケダ (Hiroyuki Sanada) 投資者
ビッグ・エド (Jamal Duff) ボディガード
ヒカリ (Maya Hazen) タケダの秘書
--- (Josh Harp) Security Guard
ジョン・マゴーウェン () 証券取引委員会

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system