リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





Feb. 29, 2012
第16話 同盟 Scandal

脚本/Elle Triedman 監督/Kenneth Fink
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砂浜でタイラーが銃殺され、現場に居たのはアマンダとダニエ
ル、そしてジャックだった。アマンダはジャックと逢うと
私ではない事を告げるとジャックは僕の車でこの場から離れろ
と指示。アマンダはタケダの車で逃走する。一方ジャックは
遺体を物陰に隠そうとするが、その時携帯電話が鳴った為に
夜の海で遊んでいたデクランとシャーロットによって一部
見られてしまう。フードを被ったパーカーの男・ジャックは
見つからないように逃げる。

父が無実で捕まり私は学んだ。苦しいときこそ真の友が分かる
こと。悲劇やスキャンダルに見舞われた時にその人が何を
大事にしているのか浮き彫りになる。


ハンプトン警察がパーティーの出席者から事情を聞く。
みんな執拗にタイラーは病気で有り、危険人物だった事を
訴え、逃がした警察の職務怠慢だと非難する。
タイラーが殺された銃はエミリーの銃であり、エミリーによる
とパーティーの最中抜け出した際に部屋から盗まれたと証言
する。刑事はダニエルに対してタイラーと争いに発展した理由
は何かを尋ねる。15針もの縫う傷を背負ったダニエルを察して、
身の危険を感じて発砲したのだろう?と問うがダニエルは何も
覚えていないと語る。
刑事はまだ逮捕はしないが、ダニエルは頭にケガしていること
や被害者の血がダニエルの服に付着していること。そして婚約
者の銃が使われている事から、ダニエルが容疑者としてほぼ
間違いは無く聞きたい事は他にも沢山有るのだと言われる。

ダニエルはエミリーと帰るというが、その前にビクトリアと
話がしたいと語る。
エミリーはゴクトリアと話すダニエルを見て、ノーランに
タイラーはダニエルに全ての事をバラしてしまったかも知れない
事を告げる。しかしノーランはダニエルはタイラーの言う事など
信じないのではないかと告げ、ダニエルは君が好きなのだから
大丈夫だという。寧ろ父親の箱の件を心配した方が良いのでは
無いか?とするが、その件ならば大丈夫と語る。

エミリーはダニエルと帰宅する際、母と何を話したのかさり気
なく尋ねるがパーティの件で謝りたかったことを告げる。
ビーチでタイラーと何が有ったのかと尋ねるがダニエルは覚えて
いないという。

ビクトリアたちが帰宅するとアシュリーから
マスコミもこの
事件を報道している
ことを聞かされる。大金持ちのビーチバトル
故に興味を持たれるのも仕方が無いというコンラッド。
父のエドワード
マンハッタンで優秀な弁護士を捜しに行った
とのこと。ビクトリアはノーランに頼んでネットから写真を
削除するよう依頼を出すよう告げる。
ビクトリアはシャーロットに対してこの家に留まって欲しいと
告げ、兄の為にも共同戦線を張らねばならない時だと語る。
シャーロットはパパが戻るならばいると言うが・・・

ダニエルとエミリーは帰宅する中、犬・サミーが近づいてくる。
ダニエルはエミリーにサミーを散歩につれていけばいいと告げる
エミリーの部屋を捜索することに。

デクランとジャックは語り合う。
ジャックは
ハイチ行きは船のエンジンが故障したので行かない
事にしたという。タイラーが殺害されデクランは大変だった
が寧ろシャーロットが心配だと語る。ダニエルが血まみれで
現れた事。そして
パーカーを来た男が逃げていくのをシャーロット
が見たと言っていた
と語るが・・・

ダニエルは床下にあるエミリーの箱をあける。
エミリーが帰宅するとこれは何なのかと問う。
タイラーから
エミリーの家の床下に裏切りの証拠が有ると言われた
のだという。
しかしエミリーはタイラーは異常者であり、私たちを銃で脅した
相手の言う事を真に受けてはダメだと語る。ダニエルの事を
愛しているとし、味方である事を語る。

ダニエルの容疑は固まりつつあった。硝煙反応の検査の結果
が判明すれば逮捕されるだろうと代理人のブルックスは語る。
全力で戦う事を誓う。

一方コンラッドはビクトリアと会話しながら外を眺めていた。
コンラッドはかつて197便が墜落した時の事を思い出していた。
あの時コンラッドは妻に対して、テロが起きたのは私のせいだ
とし、
テロリストたちの金をマネーロンダリングしていた
だという。捜査が進めば良くても終身刑だろうとし、ビクトリア
も恥辱に塗れながら昔の生活に戻り、ダニエルの事を育てる事
になると語っていた。
コンラッドは当時の事を思い出すと、ビクトリアに対して
また
嫌でも手を組んで戦わねばならない
事を告げる。

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タイラーが殺害され、折角の婚約のパーティーの夜が台無しに
される。しかも容疑者はダニエル。本人は当時の記憶がないと
しながらも、タイラーから聞かされたエミリーに対する不信感
を露わにしていく。

ビクトリアは相当グレイソン家というものに拘りを見せていて
前回の展開の中でも、エミリーに対してグレイソン家の一員
になる事への資質なり、受け入れを描いていたのだけど、
よくよく考えるとビクトリアって元々はグレイソンの系譜では
ない訳だし、夫・コンラッドのことは元々そんなに好きではない
所を見ると、そこまで拘る理由もよく分からない。
それだけグレイソンという名前が有名なので、貧乏生活をして
きた彼女に取っては拘るべきものがあるのだろうか?

今回は射殺事件当時に何が起きたのかを描いたもので、直接的
に人物に危害を加えるという事が思った以上に少ないこの
ドラマに於いては、二人目の殺害ということで、ちょっぴり
ピリリとくるものが有った。金持ちなんだから、殺し屋を雇えば
一発だなとか、なんでこんな危険が迫っているのにボディガード
を雇わないのかなど気になるところが満載だけど、
ただ一人目の被害者フランクにしても、今回のタイラーにして
も殺害したのは外部の人間だし、ハンプントンの人間ではない
という部分が一つのポイントなのかなとも思う。

ただダニエルは射撃自体はしているようで、見た限りでは
一発目がしっかりと心臓に当たっているような感じにも見えた
ので、この容疑を晴らすのは相当難しそうだ。
現場に居たジャックとアマンダがどのような形でこの事件の
捜査線上に浮かび上がってしまうのか気になるものがあるし、
裁判とか刑事沙汰になると戸籍を偽っているエミリーとしては
かなりヤバい事になるのではないかと思って、その辺は緊張感
を持って見る事が出来るかなと。

そしてエミリーとしては何処まで自分の情報が流出して、素性が
バレたのか気になるもので、、ダニエルとの間に信頼関係が何処
まで揺らいでしまったものか気になるものが有る。

ダニエルの弁護士を勤めるのは、Law & Order Criminal Intent
のロン・カーバー検事役のCourtney B. Vance。
フラッシュフォワードではスタンフォードFBI長官を演じて
いたので、ダークサイドな一面で登場するのはちょっぴり興味深い
ところかも。タケダさんが復讐に感情を持ち込むなとしていた
けど、このブルックス弁護士こそ依頼人のために勝つための裁判
を行い、例えダニエルが犯人だったとしても関係無いとする
辺りの冷徹さがあって復讐する人に向いているところがあるんだ
ろうね。

結局タイラーにとどめを刺したのはタケダさん。
ジャックの車の鍵を抜いて置いたり、車の中にカナダの口座への
振り込みの明細表を残したのも彼なのかな。

ノーランの動きも気になる。
今回はタケダさんに雇われていたみたいだけど、この人の裏の
意図がどうなのか常に気になるところがあるな。
本当に優しい人物という描き方も出来るし、他人の為にそこまで
リスクを犯すとも思えないし、その辺の意図はまだまだ今後
とも気を揉ませる要素として存在していきそうだ。

ダニエル情報の流出はアシュリーだったけど、まぁ別に大した
ダメージとも思えない。前々からアシュリーはエミリーとの
結婚にあんまりいい顔をしていなかったので、他人の幸せを
妬んでいたり、今回ブルックス弁護士が語っていたように、
今回のマスコミへのグレイソン家の広報官的露出によって
何処までキャリアアップ出来るのかだね。ブルックスが上述
したように依頼人が犯人だとしても利益の為に戦うとした様に
アシュリーもそんな冷徹な一面を持ち続けることが出来るのか。

■使用された曲


ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)

ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
シャロン・スタイルズ (CCH Pounder) 刑務所長
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー
サトシ・タケダ (Hiroyuki Sanada) 投資家

ベンジャミン・ブルックス (Courtney B. Vance) ダニエルの弁護士
ロバート・ガンサー (Cassius Willis) 刑事
--- (Elena Fabri) Reporter
--- (Mel Fair) Newscaster
エリザベス () 裁判官、正義は金では買えない!

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