リベンジ
原題:Revenge

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/





May 23, 2012
第22話 制裁 Reckoning

脚本/Mike Kelley、Mark B. Perry 監督/Sanford Bookstaver
--------------------------------------------------------
やがて訪れる審判の日。その時それまでの行いの報いを受ける。
罪が白日の下に晒される。


エミリーは朝、一階にいると突然ダニエルの事を大声で呼ぶ。
誰かが家に侵入して何かを持って行ったのだという。黒い服を
着た年配の人で白髪だったという。エミリーはすぐに警察に
知らせようとするが、ダニエルはそれを止め、盗まれたものは
顧客ファイルで大した事は無いという。父のセキュリティチーム
に連絡を取るという。
ダニエルはすぐにコンラッドに報告。
鋭い目をした白髪の男が侵入して、デビッドをハメたとする証拠
を持って行った事を語る。するとコンラッドから以前にも侵入
してビデオを送って脅迫して来た人物で相手のことは分かって
いるという。証拠は吸血鬼に対する唯一の対抗手段だとし、
失ったら終わりである事を告げる。

エミリーはダニエルから盗んだ証拠を調べると、
アメリコン
イニチアチブ
のものだと分かる。しかしアクセス制限がかかって
いてどうしてもそのセキュリティを突破出来なかった。エミリー
はすぐにノーランに電話すると送り返し電話をしてくれと留守録
に吹き込んでおく。

エミリーは自らノーランの自宅にいくと、ジャックからの電話
が鳴る。昨日の事で話がしたいというジャックからの電話だが
エミリーは出なかった。犬のサミーが亡くなった夜に二人は
キスを交わして気持ちを確かめ合っていたのである。それを
アシュリーに見られていたが・・・

そんな中ノーランの家に彼の姿はなく、パソコンの画面には、
"ケータイに電話をくれ、殺される"とメッセージが書かれていた。
すぐに電話をすると、ゴードンが電話に出る。ゴードンから
何者かと問われると、自分はデビッドの娘のアマンダ・クラーク
である事を告げ、相手はノーランではなく私だと告げる。
貴方が父を殺したことを告げ、決着を付けなければいけない事を
語ると直接会うことにする。

コンラッドは突然ビクトリアの家をセキュリティチームが捜索す
る。ビクトリアは激怒するが、最強の敵に証拠の品が渡って
しまったのだと告げ、ビクトリアの責任だという。彼女は全て
ダニエルに渡した事を告げるが・・・
セキュリティチームは書斎などで次々と盗聴器を見つけていく。

一方ダニエルは自分が盗撮されていた事を知り、エミリーの
部屋の盗撮機器を見つけると、エミリーの元に電話し、今すぐに
ここを離れてマンハッタンに引っ越ししようと告げる。
エミリーは現在凍結防止処理のお願いをしに行くところだとし
後で合流する事を語る。

エミリーはゴードンと待ち合わせした場所で会う。
ゴードンからボディチェックをされる中、私にはコンラッド
が収集していた証拠がある事を告げる。公表すればあなたたち
がしてきた事全てが公になるのだと告げる。ゴードンから取引
しようとし、ノーランの元に連れて行くので、クロロホルムを
吸い込み車に乗れと指示される。
意識が薄れ行く中でエミリーは幼少期の事を思い出していた。
有る時家に迷いこんできたケガをした鳥の思い出だった。

エミリーは目覚めると、ノーランの隣で手錠をはめられて
壁に貼り付けにされていた。
証拠の在処を話せばノーランを助けるという。エミリーは時間が
くれば警察にメールが送られるようになっている事を告げる
とあと一時間だと語る。エミリーは証拠がしまってある場所を
教え、ゴードンが出て行った事を知ると、すぐに隠し持っていた
ピンで手錠の鍵を外してノーランを助ける。そしてノーランに
対して、証拠はノーランの家のデスクに入っているので、それ
マゴーウェンに渡して欲しいと告げる。自分はここに残って
ゴードンと決着をつけるとの事だった。

--------------------------------------------------------

いよいよ最終話。
父・デビッドを殺害した白髪の男性・ゴードンを見つけ、
そしてコンラッドが彼らについて弱みを握る証拠を掴むが、
ノーランが彼によって捕まってしまう。果たして無事に
助けることが出来るのか。そして父親らかけられた容疑を
晴らすことは出来るのか。

最終話としてはイマイチ盛り上がりに欠けるものが有った。
既にシーズン2が日本でも放送が始まっているので別に良いのだ
けど、かなりの消化不良さ加減で幕引きしているので、シーズン2
放送に待たされる間、相当ストレスが溜まっているに違いない。

なんと言ってもエミリーの復讐が中途半端で他人任せになって
しまっていること。
正体を明かせば良いのに、明かさない辺りも相当ストレスが
溜まるのだけど、この辺は逆に正体を明かしてしまうことで
このドラマの面白さを失う可能性も高い。

ゴードンがエミリーの姿を見てしまった手前、殺さない限り
コンラッドに情報が伝わってしまうのではないかとする
危険性も感じつつ、起こるべくして起きたという流れが
形成された。

グレイソン・グローバル社、グレイソン家が敵として描かれて
いたシーズン1だったけど、やはりシーズン2では、アメリコン
イニチアチブへと復讐の目が向けられていくのかな。

アマンダが久しぶりに登場したかと思えば妊婦姿。
ジャックとエミリー、二人の間に気持ちが有るのに、別の相手
が居るという構図は、シーズン1の序盤でジャックが降られて
失望するシーンへと繋がったけど、今度はその立場が逆転
してエミリーが涙するシーンへと繋がっている。

またアメリコンがなんなのかと同時にタケダの存在、そして
エミリーとタケダの繋がりに関しても殆ど言及されぬまま
である為にシーズン2ではその辺の解明に期待したいところ。

デクランとシャーロットの間の静かなる戦いもまた興味深い
し、完全にダニエルが嫌なヤツとして認識したので、今後は
容赦なくグレイソン家に対して、敵対心を向けることが
出来るのではないかと。

またしても飛行機墜落。
今度は政府のチャーター機の墜落だからね。
ビクトリアは乗って居なさそうだけど、果たしてどういう
裏事情が飛び出すのか。

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる
タイラー・バロール (Ashton Holmes) ダニエル大学の友人
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) エミリーの幼い頃
若い頃のアマンダ (Emily Alyn Lind)
若い頃のジャック (Nicholas Stargel)

ブル (Ed Corbin) バーテンダー募集にやってくる男
シャロン・スタイルズ (CCH Pounder) 刑務所長
アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー

キャロル・ミラー (Tess Harper) ノーランの叔母、グレイソンの元秘書
ゴードン・マーフィー (James Morrison) 殺し屋
ジョン・マゴーウェン (Michael Reilly Burke) 証券取引委員会
ジェイミー・カーダシー (Rachel DiPillo) デクランの級友、ヨンカーズ出身
リディア・デイビス (Amber Valletta) コンラッドと不倫

--- (Nate Gill) Teenage Boy
--- (Christopher Goodman) Driver
--- (Stephanie Maura Sanchez) Reporter
--- (Rhasaan Orange) Tech
--- (Laura Kelly) Flight Attendant

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system