リベンジ
原題:Revenge シーズン2

http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge_s2/





Sep. 30, 2012
第1話 運命 Destiny

脚本/Mike Kelley、Mark B. Perry 監督/Kenneth Fink
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デビッドに掛けられたテロリストの容疑を晴らすための情報を
手にしたビクトリアは、証券取引委員会のマゴーウェンの手引

きで、コンラッドらの不正を暴く為の証人として政府のチャー
ター便でワシントンに向かうハスが、その飛行機は離陸直後に
爆発してしまう。


運命は我々を打ち砕く、願いを果たせなくても果たせても。
アンリ・F・アミエル
運命・・・人生の目的を信じるためには、自ら運命を受け入れ
ねばならない。父と娘、兄弟と姉妹、母と子。
生まれながらの絆は永遠に不滅だ。だが自分で選ぶ絆も人生の
道しるべになる。愛と憎しみ、中世と裏切り。
運命が明らかになるのは、旅が終わる時だけ、そして私の物語
は、まだ終わらない。


労働祭の週末・プロック島
潜水師たちは、沈没した
アマンダ号を調べる。中からエミリー
が渡したコンパスが有り、中から遺体が発見される。難破の
原因は火事か爆発のようだとの見立て。

3ヶ月前、
日本・大島
エミリーは
タケダエイデンの元で再び精神修行をしていた。
海の中の杭にロープで縛り付けられるエミリーは、死の恐怖を
乗り越えようとするが、エミリーが恐怖によって縛られている
のは死ではない事をタケダは見抜く。

ダニエルは亡くなった母が聖域としていた部屋の中に有る、
"未完成のビクトリア"の絵を目にしていた。アシュリーはそんな
ダニエルに声を掛けると、彼は過去に執着するのは良くないと
し、前に進むことを告げる。

ジャックはアマンダが妊娠して戻って来て以来、様子がおかしく
なっていた。この日もアマンダ号の中で寝ていた。
デクランはそんなジャックを呼びに来ると、今日店の衛生検査
員が入るとし、認可されないと営業許可が下りないことを
告げる。アマンダが戻ってからずっと引きこもりっぱなしだと
指摘される。アマンダもそこにやってくると、ジャックは君の
安眠を妨害したくないのでここに居るだけだとするが、アマンダ
は傍に居て欲しい事を告げる。子供が産まれたらまた元通りに
なると告げる。

クリフサイドホーム依存症回復センター
シャーロットは60日間薬物を使用しなかったとして、医師の
トーマスから誉められる。コンラッドがシャーロットに遭いに
来る中で、トーマスからそろそろ通院に変えても良い事を告げ
られる。シャーロットも
メモリアルデーにはまたハンプトンに
戻りたい事を告げ、母が創設した慈善パーティーに出席したい
のだという。コンラッドがそれを止めようとすると、シャーロ
ットはママの葬式にも出して貰えなかったとし、追悼の会まで
奪うつもりなのかと告げる。トーマスは会に出席するならば
付きそうと語る。

エミリーは薄れ行く意識の中で、母親・カーラとの事を思い出
していた。母は亡くなる直前まで精神を病んで拘束具付きの
病院に入れられており、アマンダは何度か遭いに行った記憶を
思い出していた。そんな中で、エイデンが助けに来る。
助けたエイデンに記憶を取り戻しかけていたのに何をするのか
と憤怒するエミリーだが、彼女が父親の敵にトドメを刺さなか
ったが故引き起こされたことだと告げる。エミリーも二度と
同じ過ちは繰り返さないとするが、命が狙われるのを寧ろ
エミリーは待っていた。母の行方を唯一知っている男・ゴーレン
から全てを聞き出そうとしていたのである。

ボクシングジムに通うノーランの元にエミリーは現れる。
8週間連絡を絶っていたので心配していたというノーラン。
白髪の男の一件があったのでノーランは護身術を身につけて
いるのだという。エミリーは復讐を再スタートさせることを
告げると、まずは白髪の男を狙うのか?と問うが、優先順位は
変わった事を語る。

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一年後、再びエミリーはハンプトンに戻る。
復讐を果たせたかに思えたがグレイソン家の不正の証拠が
飛行機爆破と共に砕け散り、それ以上言及が出来なくなって
しまったのである。潜伏していた間にエミリーはタケダの元
で精神武装し、まずは生きているであろう母・カーラを探そう
と考える。

基本的にハンプトンと言えば夏場に金持ちが避暑地として
利用する事が多いというだけ有って、人が集まる夏場が始発点
となる様だ。

一年の空白・・・という訳ではなく、あくまでエミリーが
ダニエルと出会った時から一年が経過した訳で、ダニエルの
裁判なり、犬のサミーが亡くなった時には雪が降る映像も
有ったから、そう時間は経過していないと思うのだけどね。

冒頭から墜落した飛行機の残存を探しているのかと思った
けど、実際には難破したアマンダ号を探している映像だった。
やっぱりデクランが乗っていたりするのだろうか。

シーズン1の開始の時、ダニエルが殺害されたものかと
思い込ませていたので、今回もジャックが亡くなったと
みせかけて別人であろう事は伺えるけどね。

エミリーがダニエルと出会うきっかけはビクトリアの主催する
慈善団体のパーティーだった。その際にわざと酒をダニエル
にこぼして気を引いていたけど、今回もまたダニエルと再会
する中で、その時の事を指摘するようなやりとりが有って
面白く出来ていた。

さて変わった事と言えば、タケダ役の俳優が真田さんではなく
へんなおっさんが演じていると思った方が多いだろう。
シーズン2のタケダ役のCary-Hiroyuki Tagawaさんといえば、
刑事ナッシュ・ブリッジス」のナッシュの上司役・AJだけど、
長髪だった髪の毛をバッサリ切り落として坊さん的存在
を醸し出していた。アメリカ人の持つ日本人の典型で、
以前にも指摘したように「カラテキッド」の日系人のミヤジ師匠
を思い出す。アメリカ人の日本の印象は第二次世界大戦頃で
止まっている様だ。

ノーランがより一層細くなった感じがするけど、とりあえず
護身術を身につけている様で、その辺は多少安心出来るけど、
ノーランが以前に雇っていたようなボディガードをつけて居た
方が良いのでは無いかと。

また違和感が有るのは、アマンダの存在をゴードンが誰にも
話していない事かも。
当然コンラッドやビクトリアには知れ渡っている事かと思った
けど、図々しくもまたアマンダがエミリーとして活動することに
かなりの違和感が有る。
そしてニセもののアマンダとして活動している女性がジャック
との間に妊娠していた。シーズン1の最終話で既に妊娠している
事が分かっていたので驚きはなかったけど、また十月十日は
過ぎていなかったのね。

ビクトリアが生きている事は予告でもクレジットでも分かって
いたけど、まさかゴードンと組んで居るとは思わなかった。
期待したいところは、エミリーとシャーロットが協力関係に
有る事。
ダニエルとはあんまり接近して欲しくないな。

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思

ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる

アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー
ゴードン・マーフィー (James Morrison) 殺し屋
タケダ・サトシ (Cary-Hiroyuki Tagawa) 謎の日本人・大島にて
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子
ジェフリー・トーマス (Todd Grinnell) 医師
カーラ・ウォレス・クラーク (Jennifer Jason Leigh) アマンダの母
5歳のアマンダ (Alyvia Alyn Lind)
--- (Gita Reddy) Receptionist
イヴ (Brianne Howey) アシュリーの助手

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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