リベンジ 原題：Revenge シーズン2 http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/

Oct. 7, 2012
第2話 復活 Resurrection

脚本／Sallie Patrick 監督／David Grossman
--------------------------------------------------------
ビクトリアは生きていて、シャーロットがエミリーの母親・カ
ーラと同様に療養施設に監禁されている事を知る。
そんな中でエミリーはビクトリアの隠れ家に設置してある
盗撮装置から映像を見て、ビクトリアがゴードンと接触して
いる事を知り、邪魔者は始末するとしてエミリーの事を話して
いるのを知る。

死からの復活を信じるなら死ぬ事など怖くはない。死は終わり
ではなく新たなはじまりだから。生まれ変わってまた遭う事が
出来る。死から復活すると言っても喜ばしい事ばかりではない。
生き返る前には必ず地獄を味わうのだから・・・

6歳のエミリーは母・カーラとドライブしていた。
パパはママの事を病気だと言ってたが大丈夫なのか?と問う。
そんなカーラの顔が突然ビクトリアに変わる姿を目にする。

エミリーが見た夢だった。
エミリーは目を開けると同時に目の前に居たノーランの首を
締める。ビクトリアの盗撮映像を見ていた為にそんな悪夢を
見たのだろうとし、ノーランはゴードンがエミリーを襲いに来る
かも知れない事を告げる。しかしゴードンは私を殺さないと
いうエミリー。政府が起訴するまでビクトリアを保護している
という話は嘘だろうというエミリーは、シャーロットが何か
知っているハズなので、聞き出すためにも退院させるという。

ダニエルは会社の決算報告書に目を通す。これからグレイソン・
グローバル社の株主総会が有る為で、ダニエルは収益が水増し
されている事を知る。そんなダニエルの元にアシュリーがやって
くると、少し休憩してテニスでもしないかと誘う。
父が総会の為に金を工面するつもりである事を知り、その出所
が何処なのかと疑う。
そんな中ダニエルの元にエミリーから電話が鳴る。
エミリーはメモリアルデーの慈善・追悼の会の時から気になって
いる事が有る事を告げ、あの時シャーロットは医師に連れて行か
れそうになった際に、私に対してあの医者が怖いと言っていた
のだという。それでトーマス医師について調べたら、患者の入院
を長引かせて何度も訴えられている過去が有る事を告げる。
恐らくシャーロットの検査も改ざんしているだろうとし、彼女が
またグレイソン家の為に利用されているなんて事は無いよねと
問う。ダニエルはエミリーにその資料をメールして欲しいと
頼み、知らせてくれた事を感謝する。

クリフサイドホーム薬物依存症回復センター。
シャーロットはトーマスから面接・診断を受けていた。
シャーロットは私はドラッグなどしていないとし、陽性反応は
ウソだという。パパが閉じ込めようとしているのでしょと
告げる。

一方ビクトリア家に設置されている映像では、ゴードンが
映し出されていた。ゴードンはビクトリアに対して、
匿ってから9週間が経ち、アメリコンイニシアチヴは気が短い
のだと語る。ビクトリアとシャーロットが国外に脱出するため
に偽造IDを作って用意しているゴードンだが、ビクトリアは
シャーロットの遺産が手に入らない限り払えないと告げる。
それを見たエミリーは目には目をと告げ、ビクトリアが私から
母を奪ったのならば私はビクトリアから娘を奪い取るまでだと
語る。

デクランの元に同級生だというトレイ・チャンドラーがやって
くる。これからクレセントビーチでセーリングをやるが一緒に
来ないか?と誘いに来るが、デクランはこれから店の改修工事が
ある事を告げ、稼がなければならない事を告げる。

ノーランは自分の会社"ノルコープ"の役員と電話会議をする。
ノーランの会社に突然監査が入ったのだという。会計アナリスト
のパドマ・ラハリはノーランに対して、何でも一人でしよう
とせずにこの機会に専門家である最高財務責任者・CFOを雇う
べきだという。

エミリーはグレイソン家の様子を見に行こうとしていた所で
突然アマンダがやってくる。アマンダはエミリーがジャック
に何かを話した為に突然彼が親子鑑定をしたいと言い出したの
だと考えていた。エミリーはジャックが父親ならば鑑定すれば
良いとするが、アマンダは隠れている際に一度だけ浮気をした
のだという。でも子供は絶対にジャックの子だという。
アマンダはもしも鑑定の結果ジャックの子だと分かったら、
エミリーはその事実を受け入れて、この件は手を引いて欲しい
と告げる。エミリーは鑑定がジャックの子じゃないと分かって
も改ざんしてジャックの子にする変わりに手伝って欲しい事
が有るという。

その頃コンラッドは、モーリス判事からシャーロットには信託
財産を管理する能力が無いとの許可を得て、6億3200万
ドルを会社につぎ込んでいた。
--------------------------------------------------------

コンラッドが娘の信託財産を奪い取り、グレイソン・グローバ
ル社の粉飾決算のすりあわせに金を利用している事を知り、
ダニエルはなんとかしてシャーロットを施設から救出しよう
とする。しかしシャーロットはダニエルの事を信用しておらず
エミリーが彼女を迎えに行くと、彼女はビクトリアと共に
海外で暮らす予定である事を告げる。

どのシーンを見ても短絡的では有るけど邪魔ならば殺してしま
えば良いとか、盗み出してしまえば良いとか、すべてを正直に
話してしまえば良いのにとか思う所があるのだけど、それを
言ったらお終いかな。

気がつくとシーズン2に入って全く父・デビッドとの回想シーン
がなく、エミリーと母親の関係に言及されるシーンばかりが
描かれている。

コンラッドがシャーロットの金を盗もうとしている理由は
会社の為に使おうとしていたもので、ダニエルが投資しない
から悪いのだとして、責任を転嫁する父親の情けない姿が有る。
娘の為だとしながらも、ホント腹が立つほど憎たらしい
人物である。

更に憎たらしいカウンセラーの姿と、それに立ち向かうダニエル
の姿を見ると、ドラマとしては、またまたダニエル株が浮かび
上がる段取りであり、そんなダニエルに助言していくエミリー
の姿を見ると、なんとも複雑なものを感じる。

このドラマ、ビクトリアを応援したいとかダニエルを応援したい
と思った瞬間に、裏切られる展開が続くので、エミリー同様
誰も信用出来ないって感じ。

ゴードンが生かされていたのも、エミリーの母親の件の真相
を聞くためという感じだったけど、エミリーも警戒心が
なさ過ぎるというか、都合良くエイデンが助けてくれたので
良かったけど、防御策くらい何か考えて行動をすれば良いのに
とか思う。

カーラは生きているのかと思ったけど、既に殺されてしまった
のかと思うとちょっぴり残念。

一方アマンダとジャック。
アマンダがエミリーとすり替わっている流れは最後までどうにも
出来ないのかな。エミリーはアマンダに罪悪感を持たせていた
けど、アマンダも大胆な行動に出そうで出ない役柄で、なんと
も歯切れが悪い。アマンダが強く攻勢に出てくれれば、たぶん
エミリーも容赦なくつぶせるのだろうけどね。

またデクランに近づくトライの存在。
これはシャーロット絡みなのかな。
シャーロットの元彼が何か裏で手を引いていそうな感じもする
けど、現在別にデクランがシャーロットと接近しているわけで
はないし、別の意図が有ったりするのかな。

ノーランの会社には監査が入る。
これまでノーランの会社の事に関しては一切触れられていなか
ったのである意味斬新だった。
パドマ役の俳優さんを見ると、イギリスのドラマ「ミストレス」
のジェシカ役のShelley Connさんかかと思った。