リベンジ Revenge シーズン2 http://www.dlife.jp/lineup/drama/revenge/

Nov. 11, 2012
第7話 贖罪 Penance

脚本／Elle Triedman 監督／Colin Bucksey
--------------------------------------------------------
ダニエルはデビッドとノルコープの関係を探る。
ガンサー刑事はコンラッドをゴードン殺害容疑で逮捕する。
アメリコン・イニシアチブのヘレンはコンラッドに接触し、
また融資をするとして近づいてくる。
メイソンはエミリーとアマンダがアレンウッド少年刑務所で
繋がっている事実を写真を通して知る。

贖罪とは自己犠牲だ。罪を償うために自ら罰を与える。罪が
重ければ重いほど自分自身に課する罰も重くなる。死を持て
償うことさえ有る。だが一方で贖罪は単なる手段に過ぎない
ことも有る。

コンラッドはアメリコンの力で釈放される。
エミリーの自宅にメイソンが尋ねてくると、デビッドの家に
アマンダではなくエミリーが住んでいる事に疑問を呈する。
この土地を買ったことには何か目的が有るのか?と問うと、
エミリーはロケーションだと語る。メイソンは疑問だらけだと
し、エミリーとアマンダは正反対の世界の人間なのに何故繋がり
が有るのかと問う。エミリーは何が聞きたいのか要点を話すよう
促すと、アレンウッド少年刑務所時代の写真を見せる。
エミリーはこの刑務所に居たことは私は隠しては居ない事を
告げるが、アマンダもここにいたという事実は話していないと
語る。彼女は君の"良い人"だから隠していたのではないか?
と問う。彼女の住んでいた家に住んだり、無謀な復讐に金を
出したりする意味が分からないのだという。白状しなければ
今度出版する本に書くぞと脅す。レズビアンが大富豪に復讐を
誓うというストーリー。エミリーはもしも書けば名誉毀損で
訴えるだけだと語る。

ビクトリアの元にカーラはやってくると、そろそろこの家から
おいとまする事を告げる。しかしその際現金はあるがコンフォ
ームするのにクレジットカードが必要だとしてビクトリアの
番号を貸して欲しいと頼む。快く応じるビクトリア。

一方エイダンはエミリーと逢うと、彼女から24時間以内に
ダニエルをグレイソン・グローバル社のトップにしてくれ
と告げる。コンラッドは召喚されるのでそれを待ってからの方が
事が運びやすいのではないか?とエイダンは語るが、コンラッド
は恐らく起訴されないハズだとし、狙いはコンラッドではない
事を語る。グレイソン邸で今日のランチの際に投資者向けの
昼食会がありその際必ずアメリコン・イニシアチブの誰かを
送り込むはずで、コンラッドの事をただで釈放させるハズはない
という。カーラはコロラドスプリングス行きの航空券を予約
したがそれで良いのか?とエイダンは尋ねるが、寧ろその方が
危険にさらさずに済む事を告げる。

ジャックはアマンダと居る中で、ジャックは彼女が雑誌の切り抜き
を持って居る事に気がつく。そしてノートにナルシソ・ロドリゲス
という文字が書かれている事に気がつき尋ねると、JFKの息子が
結婚した時に花嫁ドレスを作った人物の名前なのだという。
10歳の頃に養母がその記事の雑誌を見ていたので、自分もあんな
結婚式を挙げられたらなと思っていた事を語る。そんなアマンダ
の元にメイソンから電話が鳴る。カールの後見人(エミリー)から
面白い話を聞いた事を告げ、良かったら僕の家でランチでも
取らないか?と問われる。

コンラッドはビーチで一人海をみていると、ビクトリアがやっ
てくる。4年前の金融危機の時にもここに居たわねと問い、まさ
か入水自殺を考えているのではないでしょうねと語る。
やつらにとっては僕は生きていた方が都合がよく、また社内で
資産を増やさせるつもりだろうという。今日のランチの際に
最後通知を出すつもりらしいと言うと、ビクトリアは奴らの
思いとおりにはさせないでと語る。どうせ終わりならば、
今はやられたフリをして一緒に地獄に引き込むのだと彼女は
語る。

アマンダはエミリーの元に怒鳴り込んでくる。
メイソンに一体何を言ったのか?と。エミリーは計画は順調
でありあと一日あれば全部が片付くのだという。しかしアマンダ
は夕べからあんたのいう事は聞かないことにしたのだとし、
ジャックからプロポーズをされたのだという。ホントの家族が
手に入るチャンスであり邪魔はさせないとして、メイソンも
殺すつもりでいる事を語る。しかしエミリーは今それをすれば
寧ろ自分の手で破壊する事になるのだとし、メイソンに電話し
ランチはキャンセルして、これ以上は接近禁止命令を取ると話す
様告げる。
--------------------------------------------------------

ゴードンの遺体が見つかりそこからコンラッドの証拠が発見
された為に一度は捕まるがアメリコンの介入もあり保釈される。
グレイソングローバルに投資している者たちに対して投資者向
けのランチ会を開いてコンラッドはそこで弁明していくが、
その裏でダニエルはコンラッドを今の地位から引き下ろして、
自分がCEOとなって健全な会社運命を目指す為に画策していく。

メイソンの存在がここに来て目の上のたんこぶ状態になった。
彼の存在は相当癖があり、真実を暴こうとする流れと共に、当時
デビッドを裏切ってしまった事への後悔の気持ちなどが混在して
いるけど、そのやり方・暴き方を見ているとあんまり反省している
様にも見えないし、一度裏切った者は何度でも裏切る可能性
を秘めているのでなんとも判断が難しい。
ただ上手い感じで生きた証人が必要だと考えて、刑務所内で
執筆させて置くというのも上手く設定されているし、何よりも
自分の武器である筆によって一人の男と家族を崩壊させていた
事を考えれば、一時でアレ刑務所に収監されるのもある意味
当然だと思う所も有った。

まさかエミリーがメイソンの前で自分の正体を話してしまうとは
思わなかったけど、エミリーの姿を見たらとても非難は出来ない
はずだろうし、エミリーに殺されても文句が言えないことを彼は
してきているので、本当に償いたいのであれば、もう少し体の良
いやり方が有るのではないかと思ってしまう。

アマンダが短絡的に殺害しようとしている所は育ちの問題なの
か?

次々と過去の事件に於ける隠し持っていた証拠を持ち札として
利用して有利に物事を運ばせようとする中で、事件はコンラッド
ではなく寧ろアメリコンにあるという事が描かれていく。

嫌いあっていたコンラッドとビクトリアだけど、死を前にして
本音を語ったというところなのだろうか。共通的する敵を見つけて
急速に気持ちに共有感を持ったのか、カーラに銃を突きつけられた
際に手を握るシーンが印象的。

ビクトリアがデビッドに寝取られた為にコンラッドは自分に向け
られた責任をデビッドに押しつけてしまったとする事実も
発覚し、なんとなくコンラッドも憎めない状態が出来つつ有るな。


カーラの存在も相当不確定要素では有ったけど、彼女が
何処まで理解出来たのか謎でも有るし、愛していたゴードンが
テロリストでデビッド殺害の実行犯だと知ったカーラは
どんな気持ちがしたのだろうか。
そしてデビッドが潔白だと知って何かアクションを起こしたく
ならないのだろうか。

相変わらずきな臭いのはエイダンかも。
ノーランを犠牲にしてまで何かを成し遂げようとしている事
はかなり怪しい感じもする。顔が如何にも味方っぽくないんだ
よな。

そしてジャックの店に関して、ケニーは汚いヤツだと思っていた
けど、ジャックらの事は評価しているらしい。ケニーの弟が
登場したけど、この兄弟が恨んでいるのはジャックの父親なの
か。ケニーを見ると弟よりは幾分かマシな人格者らしい。
船着き場を牛耳ること、そして店を牛耳ること。その先にある
ものが何かあるのかな。

ケニーの弟・ネイトを演じているMichael Truccoは「ギャラクティカ」で
カプリカで生き残ったレジスタンスのリーダーとして、色々と手を貸してくれた
人物を演じていたね。
現在日テレで放送されている「ONE TREE HILLS」ではシーズン3から4にかけて
登場するクーパー役、「キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き」では
主人公ベケットの恋人・トム・デミング役を演じていた。