リベンジ
Revenge シーズン2

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Jan. 6, 2013
第10話 権力 Power

脚本/Joe Fazzio 監督/Roger Kumble
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エイダンは妹のコリーンを誘拐したディミトリを追い詰め誘拐
を命じたものを聞こうとするが不発に終わり、ダニエルは

CFOのマルコからノルコープの秘密を密告され、ノーランから
ノルコープを好条件で奪い取らせる。重症を負うマットからは
自分がジャックの父の銃を使ってネイト・ケニーの父を殺害し
た事を聞く。
そんな中でダニエルが父・コンラッドをグレイソン・グローバル
社(以後G.G社)から引きずり下ろして、自分がCEOの座を射止め
る。その際、アイディアを出してくれたエイダンのことを
ダニエルは会社の役員に受け入れず、お払い箱にする。


「権力」・・・人は生まれながらにして力に取りつかれている。
力を求め戦いが起き、勝者は称えられるが真の力は奪い合って
得るモノではない。元々備わっているものだ。


エイミーとエイダンは海岸で早朝から格闘の訓練を行う。

ヘレンはダニエルに偶然を装い近づく。
ウチの会社の業務は複雑だから、投資先のことを調べていると
いうヘレン。経営状態や人材のこと。ヘレンはダニエルに提案
があると告げ、G.G社のことをもう少し探れないかと語る。
父親が隠していたノルコープの件を探り出したダニエルの手腕
を見越して、もっと
表には見えないG.G社の資産を見つけ出して
欲しい
のだという。その秘密を暴いた際には名実共に父の力や
富以上のものを手にするのだと。

アマンダは起きてきたジャックに対して何を悩んでいるのかと
問う。ジャックはアマンダに結婚式で付けて欲しいシーグラス
をプレゼントする。そんな中、ネイトは在庫の補充だとして
荷物を持ってくる。アマンダは明らかにあの二人の兄弟は悪い
事をしているとするが、パートナーだから仲良くやっていかな
いと行けない事を口にする。

会社のCEOから下ろされたコンラッドは邸宅で過ごしていた。
ヴィクトリアは悠長に過ごしている夫に対して、今頃ダニエル
はオフィスで貴方の席に座っていることを指摘し、何をしている
のかとするが、コンラッドは全く動じず、アイツに何ができる
のかという。アメリコン・イニシアチヴに利用されるのも時間
の問題だとヴィクトリアは心配するが、寧ろアイツが役に立たない
と思えば消えてくれるのではないかと告げる。

そんな中、ヴィクトリアの元にパトリシア・バーンズから電話が
鳴り、週末夫婦でヴィクトリア邸に泊めて欲しいとのこと。
バーンズ判事も一緒にやってくるとし、彼は
最高裁判事の指名を
控えている状態
だと語る。パトリシアとヴィクトリアが行って
いるチャリティイベントの主賓としてバーンズ判事に来てもらう
のだという。
リバティ・プロジェクトと呼ばれるもので、不当
に逮捕されたと主張する人たちを支援するものだという。
G.G社やコンラッドのイメージ回復のチャンスだと告げる。
しかしコンラッドはダニエルが経営で行き詰まれば私を復帰に
願う人も出てくるだろうという。ヴィクトリアはこの件では
エミリーを使う事を語る。

エミリーはある手紙を目にしていた。そこには、
「あなたはまさに不正の犠牲です。私は貴方の裁判中、法を執行
する側の一員でした。ですが法制度に対する信頼が覆される
木偶毎を目の当たりにした」
と、デビッドに当て書かれてた手紙
だった。しかし送り主は書かれていないことをエイダンに語ると
エミリーは多分送ったのは、当時
バーンズ判事の補佐官をして
いたジェームズ・パーマーだろうと語る。陪審員の一人が
父の無実を主張したが、陪審員専任の際に変更させられたのだ
という。パーマーがバーンズに陪審員の事を話、バーンズが
グレイソンに教えた為に、その三日後に地下鉄で殺されたのだと
告げる。

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ヴィクトリアはダニエルがG.G社の最高責任者になることに
よってアメリコン・イニシアチヴに狙われてしまうのでは
無いかとして心配する中で、エミリーに連絡し、ダニエルを
元のような関係に戻せば全面的にエミリーのことを指示する
といわれる。エミリーはダニエルたちが居る前でエイダン
と別れるフリをして再びダニエルに接近する。
そんな中、エミリーの手元にある法執行官からの匿名の
手紙の送り主が誰なのかを探っていくことになる。

判事に対する復讐はこれまでのシーズン1の冒頭の頃のエピソ
ード構成と似ていた感じ。大事な公衆の面前で告白させて、権威
を失墜させるというもの。
手紙を出したのが補佐官ではなく判事の妻だったという所
がまた面白く出来ていたが、証拠が無いので起訴にまでは
至らないのかな。

驚くべきは、まだエイデンの妹が生きていることかな。
当然アメリコンはグレイソンなんかと比べものにならない
巨悪で大きな組織だろうし、今までの様にエミリーたちに容易に
出し抜かれるというヘマはしないだろう。
そういう意味では、ノーランがグレイソン社を調べている流れ
を把握していて逆にそれを利用してノーランを攻撃しようと
しているところはちょっぴり先行き不安な所があるけど、
禁断のアイテム、IT企業を破壊するようなキャリオンなるシステム
の開発の前歴があるそうなので、それらが最終的に効果を発揮
しそう。
どういうタイミングで使われるのか。それ以前にそれは開発を終
えているのか?そして使う前にアメリコンにその存在が見つからな
いか不安だ。マルコというムカつくCFOがまた我らがノーラン様
に近づいてきた感じだけど、お前などすり寄って来るなって
感じだった。

青ジョリなダニエルさんが実にマヌケに思えてくる。
エミリーとの会話では、不正を正そうとしている感じだけど、
完全にピエロと化していて言いなりになっているだけだね。
まぁアメリコンとしてもそういう人物の方が扱いやすいのかも
知れないが・・・
今更エミリーがヴィクトリアからの指示を受けたところで
そんなにメリットは無さそうな気もするけど、とりあえず
前回ヴィクトリア邸のカメラが取り外されてしまったし、また
カメラを色んな所に仕込んでおかないとね。

そして何と言ってもストアウェイのピンチ。
デクランが不良兄弟を追い払おうとするも、完全に出し抜かれて
しまった。エミリーに話していればあっさりと退治してくれて
いそうだった。
デクランは麻薬の袋を手にしていたので、完全に指紋がベッタリ
付着している気がするので心配していたのだけど、船の中に
仕込まれていたというのが意外だった。

アメリコンとの戦いよりも、ジャックを助けるエピソードなんか
の方が面白そうだったりするなぁ。
グレイソンが敵だったのに、どうも現在の状況はグレイソンだけ
にあらず状態なので、物語としては散漫と化している印象も有る。

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる

アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子
5歳のアマンダ (Alyvia Alyn Lind)

パドマ・ラハリ (Dilshad Vadsaria) 会計アナリスト
ケニー・ライアン (JR Bourne) 豪邸、デクランが盗みに入る
ヘレン・クローリー (Wendy Crewson) アメリコン・イニシアチブ
メイソン・トレッドウェル (Roger Bart) 作家

ネイト・ライアン (Michael Trucco) ケニーの弟
マルコ・ロメロ (E.J. Bonilla) ノルコープのCFO
ロバート・バーンズ (Geoff Pierson) 判事
パトリシア・バーンズ (Clare Carey) 判事の妻、夫に虐待されている
グレース (Maggie Mae Reid) G.G社の秘書
エディ・ソロモン (Jay Seals) モントーク警察、ジャックの同級生
ジェームズ・パルマー (Nick Lee) バーンズの補佐官

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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