リベンジ
Revenge シーズン2

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Jan. 13, 2013
第11話 妨害 Sabotoge

脚本/Dan Dworkin
Jay Beattie 監督/John Scott
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完璧な計画など存在しないという。どんなに入念に立てた計画
でも何処かで必ず弱点が有るから。相手はその弱点に付け入っ

てくる。そして計画は破綻する。企んだものを道連れにして。


2日前。
エミリーはヴィクトリアから、ダニエルを
グレイソン・グロー
バル社(以後G.G社)
のCEOから引き離してくれれば、エミリーの
事を応援すると言われエイダンとは別れたフリをしてダニエル
とよりを戻す。エミリーの自宅でダニエルとエミリーが早くも
キスしているのをエイダンは目の当たりにする。
エミリーはエイダンに対してあのキスは何でも無かった事を
語り、現在敵である
アメリコン・イニシアチヴと接触するには
ダニエルに近づくしかない事を語る。
エイダンは昨日ここに来たのはアメリコンのヘレンに逢った事
を報告に来たのだとし、彼女が言うには妹のコリーンが生きて
いると言ったのだという。証拠は見せていないのでウソかも知
れないことを告げるが、相手の言う事を聞くフリをすれば
アメリコンと繋がれるという。そうすればエミリーがダニエル
と接近する必要は無くなるというのである。だったらヘレン
を誘き出そうと告げる。

ノルコープの研究開発費の事を調べられていた。
グレイスはダニエルに対してエミリーがオフィスに来ている
事を語る。ダニエルはエミリーに逢うといきなりキスを迫る
が、エミリーはゆっくりと関係を進めたい事を語る。
ここに来たのは2008年から私が関わっている子供のチャリティ
活動のことを説明しにきたのだとし、ワインオークションを
するのでG.G社のイメージの改善の為にもダニエルやG.G社の
投資家達を招待したいのだという。
そんな会話をしていると突然ダニエルのオフィスにヘレンから
連絡が入る。
席を外すダニエルに対して、エミリーは外線電話を盗聴して
いた。ヘレンはダニエルに対して、
ストーンヘブンユナイテッ
ドソリューションズ
という会社は
三ヶ月後に会社の収益は
三倍になる
のでG.G社が買収したら良い事を語る。
それを聞いたエミリーはヴィクトリアに電話すると、ダニエル
がストーンヘブンという会社について買収を企んでいる事を
報告する。

一方ノルコープの初期研究開発費(
キャリオンプロジェクト)に
不透明な一面があることがバレていた。

アマンダは拘置所に収監されているジャックに逢いに行く。
先日のアマンダ号のガサ入れの際に、デクランは麻薬の売買
をしているケニーの事を逮捕させようとしたが、逆にハメら
れてしまいデクランが逮捕されそうになったのである。
ジャックはデクランを庇い自分がやったものだと告げ変わりに
逮捕されていた。ジャックはアマンダに対して
モントーク警察が来る
事を知って麻薬を移したのだとし、彼らは危険なので何もしない
よう告げる。アマンダはエミリーかノーランに頼んで保釈金
を出してもらうというが、彼らを巻き込むべきではないという。
ジャックは
6年前にあいつらの父は俺の父親の銃によって殺され
ている
のだという。父の敵を討つためライアン兄弟は近づいて
来たのだろうとし、今は刃向かうなと語る。

一方グレイソン邸には、コンラッドの昔から天敵でありライバル
であるジェイソンが来ていた。ヴィクトリアもその場にやって
くると、コンラッドは彼は引退祝いに来てくれたのだと語る。
ヴィクトリアはコンラッドを呼び出すと、今はジェイソン・
プロッサー
とのくだらない競争なんて興味が無いとし、ヘレン
がストーンヘブンをダニエルに買収させようとしている事を
語る。
ストーンヘブン社は災害復興支援の会社だとし、また
飛行機事故の時のように大混乱を起こして大儲けをしようと
している
のだという。ヴィクトリアは貴方は何もしないよう
なのでこれを妨害すると語る。

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なんとかアメリコンと接触を図るために、ヴィクトリアの提案
を飲む形でエミリーはダニエルとの関係を修復したかに思わせ
て情報を引き出していく。
二人が嘘でも結ばれることに快く思っていないエイダンと
しては、なんとかしてヘレンに接触して、妹の安否を調べよう
とするが・・・

ヘレン自体はアメリコンの中でもそんなに上層部の人間では
無さそうな感じもする。
ただアメリコンがどのようにして金を稼いでいるのかが
分かるようなエピソードであり、興味深く描かれた。
何も知らないダニエルとしては良い様に使われるだけ使われる
って感じで、今回も悠長に100万ドルでワインを落札してご満悦
気分を味わっているという素っ頓狂さが何とも言えないものが
有る。

シーズン1がエミリー対グレイソン家という単純明快な構図だっ
たけど、今では寧ろヴィクトリアたちも共通の敵を持つ
愛すべき存在感を発揮している為に、なんとも煮え切らない
ものが有るのかも。

それにしてもアメリカの事件・ドラマはエレベーターで起きる
ね。
ヘレンとエイダンを近しい関係にする為にも、上手い事
ここでも共通の敵というものを発生させて、エイダンを信用
させていく。冒頭ではエミリーが亡くなったのかと思わせつつ
まぁ当然死亡偽装だろうって感じのオチであり、本当にこんな
展開だけで相手の信用を得られたのかは疑問だ。
エイダンがヘレンに対して襲ってきたものが誰なのか分かるの
かと問い見当は付くような事を口にしていたけど、ヘレンは
コンラッドが襲ったと踏んだのだろうか?

ストアウェアを巡る争いに於いても、取りあえずコンラッドが
政治的野心を持ってアマンダと接近したことで、多少なり
とも安心して見ていられる展開になったのかも。
ただコンラッドが懇親にしていた判事は前回完全に権威を失墜
していたからね。

アマンダが二度目の殺人を犯すのかと思われたけど、9mmの銃
が使われる事無く済んで良かった。あのまま誰も入って来な
ければ撃つ気だったのだろうか?銃を出した瞬間あっさり
反撃されてしまったようにも思えるけど。

ノーランに近づくパドマの正体がいよいよ明らかにされた。
何らかの意図は有るかと思ったけど、まさかヘレンに繋がって
いるとは思わなかった。ただ残業を言い渡されたと言われた
瞬間、どう見てもマルコを引っかけたなと思うところが有った
し、今更ながらマルコが引っかけられたとしても、彼が嫌な
ヤツである事には違いない。
一度失った信用はなかなか取り戻せないものだよね。
ノーランもエミリーの事ばかりでなく、自ら保身のためにも
もう少し気を遣って欲しいところだ。

ヴィクトリア・グレイソン (Madeleine Stowe) 母親・女王
エミリー・ソーン (Emily VanCamp) アマンダ・クラーク、娘
ノーラン・ロス (Gabriel Mann) IT長者、エミリーの父に恩
コンラッド・グレイソン (Henry Czerny) 株長者、父親
アシュリー・ダベンペート (Ashley Madekwe) エミリーの友人
ジャック・ポーター (Nick Wechsler) 酒場の息子、"アマンダ"を思う
ダニエル・グレイソン (Joshua Bowman) エミリーの婚約者、長男
デクラン・ポーター (Connor Paolo) 酒場の息子、次男
シャーロット・グレイソン (Christa B. Allen) 娘、デクランの彼女
デビッド・クラーク (James Tupper) エミリーの父、罪を着せられる

アマンダ・クラーク (Margarita Levieva) 本物のエミリー
エイデン・マシス (Barry Sloane) タケダの弟子
5歳のアマンダ (Alyvia Alyn Lind)

パドマ・ラハリ (Dilshad Vadsaria) 会計アナリスト
ケニー・ライアン (JR Bourne) 豪邸、デクランが盗みに入る
ヘレン・クローリー (Wendy Crewson) アメリコン・イニシアチブ
メイソン・トレッドウェル (Roger Bart) 作家

ネイト・ライアン (Michael Trucco) ケニーの弟
マルコ・ロメロ (E.J. Bonilla) ノルコープのCFO
グレース (Maggie Mae Reid) G.G社の秘書
ジェーソン・プロッサー (Dylan Walsh) プロッサーウェルスファンド社
スキート (Sean Whalen)
--- (Gary Carlos Cervantes) Auctioneer
--- (Ron L. Palmer) Wine Auction Bidder
--- (George F. Watson) Grayson Jet Pilot

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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